今日も天気の良いプーケットです。
でも明日あたりからは、徐々に崩れていくようです。

学校の掃除

さて2日前(9/29)のNHKのニュースで、『学校の掃除ってなんで子どもがやるの?』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200929/k10012639261000.html
というのをご覧になった方もいらっしゃると思います。

これって、誰もがみな学生時代があって、それぞれに色々な思い出もあるので、様々な意見が出てくると思います。
・ほうき、ちりとり、雑巾は時代遅れ。掃除機の導入をとか
・業者に委託とか
・ルンバ導入とか、、、、

日本の学校

私は中学校の教員だったので、どれだけ掃除と給食の時間が大変かをよく知っているつもりです。
どちらもなくなれば、どれだけ教員の心労が減ることか。
でも子供が掃除をする事の意味も知っているつもりです。
掃除機を導入することに反対はありませんが、掃除を子供にさせないことは反対です。

掃除の時間を通して、役割分担を学ぶことは絶対にあるはずです。
自分の学ぶ場の環境を、自分と整えることの意味もあります。
ニュース内にありましたが、荒れた学校が掃除の活動を徹底して、立ち直っていったというのは私も実感しています。

昨日のブログで『脱日本的思考?』なんて言って、国際的な感覚になったほうがいいとお話ししました。
掃除も国際的にみると、子供にさせずに業者が行っている国がほとんどです。
掃除をさせるのは、子供に対する虐待行為だなんて考える国もあるそうです。

でも掃除に関しては、国際標準になる必要はないと思います。
掃除はとても意味のある日本的な慣習だからです。
それは日本を出て、日本人以外の人たちを見てその思いを強くしました。

例えば現在暮らしているタイでは、嫁さんの通った田舎の普通の学校では、子供が掃除をしていたそうです。
ただ私立学校などは業者がしていますし、さらに付け加えるとタイの富裕層はメイドさんを雇っているので、子供が家で掃除をしたことはないそうです。

客室乗務員のサービス

よくタイ国際航空のサービスが落ちているのは、タイの富裕層が客室乗務員になっているからだという人がいます。
掃除をしたこともない客室乗務員が、お客さんにサービスをできるはずがない、というのがその理由だそうです。

私は週に一度、プーケットの日本人の仲間とバドミントンをしています。
そこでは練習前に、必ずモップの水拭きをします。
こんなことをしているのは日本人の我々だけです。

ただ私達と一緒に同じコートで練習をする、仲間のタイ人はこの掃除を一切手伝おうとはしません。
練習場所の環境を整えようという意識はないのかもしれません。
また役割を分担しようとか、どうすれば効率よく練習ができるかというのもあまり考えません。

これはダイビングの時も一緒で、他国の外国人インストラクターにも言えます。
ダイビング器材バッグを運ぶのに、どうすれば効率よく運べるか、どこに自分が行けばいいかを考えられるのは日本人くらいです。
あとの国のインストラクターは、どうすればサボれるか、どの仕事が楽できるかばかりを考えています。
人のマネはできても、仕事効率を考えられる人は少ないです。
力仕事は奴隷がするものだ、なんて言った男性インストラクターもいました。

私達日本人は毎日、小さなころから掃除を通して、仕事を分担することを学んできました。
助け合うこと、どうすれば効率が良いかなどを自然に身に着けているのだと思います。

日本の外に出て、海外で生活をするようになって、それを強く感じます。
それは教員をしていたから余計にそう思うのかもしれません。

国際化は大事です。
でも日本の良い所を切り取ってしまうことは、逆効果です。
子供に掃除をさせる事、その重要さや意味をもっと理解してほしいと思います。