和名
ミナミハコフグ(幼魚)
学術名
Ostracion cubicus
英名
Cube boxfish
特徴
幼魚の身体は真四角。
指の先ほどしかない小さな個体になると、尻尾も短いので小さなサイコロのように見えます。
色は鮮やかな黄色で、たくさんの黒色点があります。
太平洋の個体よりも、インド洋の個体の方がより黄色が鮮やかだと言われています。
ただこれが成魚になるにつれ、色が徐々に黄褐色になって、子供の頃の可愛らしさが消えてゆきます。
おちょぼ口の形だけは、幼魚も成魚も同じですね。
生態
幼魚は浅場のサンゴの中や岩場の中に住んでいます。
ただ成魚を見る機会はほどんどありません。
シミランのシャークフィンリーフでは、珍しく成魚を良く見かけるので、ポイントマップに説明が載るほどです。
写真を撮る
幼魚はその鮮やかな黄色からとても見つけやすいです。
ただカメラを向けるとサンゴの隙間などに隠れてしまって、なかなかじっくり撮影はさせてくれません。
それでも逃げ方を理解していると撮影しやすいかもしれません。
幼魚は逃げるとき数十センチ進むと必ず後ろを振り返ります。
危ないとまた逃げては振り返りを繰り返します。
なのでしつこく追わずにしばらく待ってみるとよいと思います。
また鮮やかな黄色なので、ソフトコーラルの鮮やかな赤色と一緒に取るとより映えると思います。
プーケットで見られるポイント
どこのポイントでも見ることができます。
シャークポイントはより小さな個体が見られます。
また比較的見やすいのは、その他にラチャヤイ島、ラチャノイ島、ドクマイ島などです。
備考
プーケットでは良く見かけますが、同じタイでもタオ島ではめったに見ることが無いです。
そのため見つけると大騒ぎになるのに驚いたことがあります。
もちろん日本にたどり着いたときには、もうそれこそアイドルなんですってね。