ヴィサカブーチャ(仏誕節)の意味
仏誕節(ブッタンセツ)は、釈迦が誕生し、悟りを開き、入滅した日とされる日で、仏教が国の柱となっているタイではこの日は祝日となっていて、酒類の販売は禁止されています。
タイ人にとって大切なイベント
タイでは仏教にかかわるお祭りやイベントがいくつもあります。
そのなかでもロイクラトーンやソンクラーンは有名ですが、このヴィサカブーチャも日本ではあまり知られていませんが、タイ人にはとってはとても大切な日で多くの国民が寺院に参拝にでかけます。
ヴィサカブーチャ(仏誕節)を体験
私も今年、近くの寺院に参拝に出かけました。今年は少し早い夜6時半ごろに出かけたのですが、いつものようにお参りをした後、お堂の前にあるテントでお賽銭を渡しお花とロウソクと線香を3本受け取りました。
そしてまずお堂に入りお坊さんの説教を聞きます。ただ聞くだけではなく一緒にお経を唱和します。そのためのお経がかかれた冊子があちらこちに重ねられ自由に取れるようになっていました。
1時間ほどお経を唱えた後は、先ほどのお花とロウソクと線香をもって外に出ます。それぞれがロウソクと線香に火をつけ、寺院中央のお堂の周りを歩き始めます。ある者は裸足で、またある者はロウソクにペットボトルを切って作った覆いをして、火が消えないようにゆっくりと右回りに3周します。
3周というのは、仏教の三宝
仏(プラプット)
法(プラタム)
僧(プラソン)
からきているようです。
3周し終わった人はもっていたロウソクと線香を灯篭にたて、花は灯篭の一番上に重ねてゆきます。これでヴィサカブーチャ(仏誕節)の行事は終わり。ちょうど9時頃になりました。