風土

プーケット島は77%を山地が占め、主に大きな町と町とは山で隔てられています。
そのため隣の町がカラッと晴れていても、こちらの町がどしゃ降りと言ったことがよくあります。
町は近代的に整備されて住宅やホテルなどが密集していますが、一歩山の中に入るとうっそうとしたジャングルのような雰囲気に一変します。

気候

プーケットは熱帯モンスーン気候です。
季節は大きく乾季(ハイシーズン)と雨季(ローシーズン)に分かれます。

乾季(11月上旬~3月下旬)

乾季偏西風がやんで、穏やかな東風に変わります。
雨はほとんど降ることがありません。

11月~12月頃は朝晩は少し肌寒く長そでを着たくなることもありますが、日中は南国らしい強い日差しが降り注ぎます。
1年でももっと暑くなるのは4月上旬~中旬で、1週間ほどは日陰にいてもエアコンが必要になるほど暑くなります。
ただそれ以外は乾季だからと言っても直射日光をさけて、木陰に入れば気持ち良い潮風が吹くのがプーケットです

暑季(4月上旬~4月下旬)

乾季の中でも特に気温の高い時期を、暑季と呼んでいます。
タイ人にSummerはいつ?と尋ねると、この時期だと答えます。
日本とは間隔が異なるのも面白いです。

プーケットは普段はエアコンを使わなくても、木陰に入れば潮風が気持ちよいですが、この時期だけはどこにいても暑いです。
ただ日本の夏のように、夜になっても熱帯夜で気温が下がらないのとは違います。
日中はさすがに外出をさけたいですが、日が暮れれば自然と気温が下がってくるのが、プーケットの暑季です。

暑季にはタイ正月に当たるソンクランがあります。
最近では水かけ祭りで有名になりました。
あまりの暑さで水を浴びなけれいられないから、水かけ祭りが始まったという説もありますが、本当は仏様に水をかける習慣から来ているというのが正しい説のようです。

雨季(5月上旬~10月下旬)

雨季は偏西風が吹き始め、海が荒々しく大きな音を立てて波が押し寄せるようになります。
にぎやかだったビーチも人影が少なくなり、島の西側に面したビーチでは遊泳注意の赤旗が経ちます。
マリンアクティビティーはサーフィンやボディーボードに変わるのも雨季ならではです。

ただ雨期だからと言って毎日雨が降り続くわけではありません。もちろん一日中降るわけでもありません。
雨は朝や晩にバケツをひっくり返したようなスコールが降り、1時間も待てば雨はやみます。
1日中降り続くのは2週間のうちで1日くらいです。

雨季は何もかもが悪いわけではありません。
ボートダイビングのポイントなどは透明度が乾期よりもむしろよくなります。
また街中ではマンゴーやマンゴスチン、ランブータンなどの南国ならではのフルーツが数十種類店先に並び、どれも1Kg数十バーツの格安の値段で味を楽しめるのも雨季ならではです。

最近では雨季をローシーズンと呼ばず、グリーンシーズンと呼ぶようになりました。

プーケットの気温と降水量

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
最高323334343332323231313132
最低242425252525252524242424
降水量23265913827023728428338729617462