プーケットからダイビングボートに乗って、東に1時間半。
海の真ん中に小さな灯台が見えてきます。
その灯台の下に南北に広がるのがシャークポイント。
魚種魚影をたっぷり楽しむことができる、とても魅力的なポイントです。
ポイントの特徴
プーケットのダイビングポイントの中で、一番最初に開拓されたとされるのが、シャークポイント。
当時は5種類のサメが見られたと言われいます。
ジンベエザメ・トラフザメ・ブラックチップシャーク・ネムリブカ、そして頭がエイで、身体がサメの形をしたトンガリサカタザメの5種類が見られたと言われていますが、徐々にダイバーが増えてきたため、珍しいサメから徐々に姿を消していったそうです。
その後は、タイを代表すると言われるトラフザメに出会える可能性が高いポイントとして、プーケットのシャークポイントは有名になりました。
ただサメばかりでなく、魚種魚影が濃いポイントであったり、色とりどりのソフトコーラルや大きなウミウチワが見られる華やかなポイントととしても有名で、シーホースやゴーストパイプフィッシュといった珍しいマクロも楽しめるポイントになっています。
基本情報
ポイント名 | シャークポイント |
---|---|
潜れる期間 | 一年中 |
所要時間 | チャロン港からボートで90分 |
レベル | 中級~ |
透明度 | 10m~15m |
最大深度 | 25m |
水温 | 28℃~30℃ |
流れ | 時に強い |
主なダイビングポイント | 1の根、2の根 |
見どころ | 魚種と魚影、華やかなソフトコーラル、トラフザメ |
地図 | 下図 |
ポイントの紹介
1の根
地図上で+2mとなっているのが灯台です。
その灯台の下には紡錘形に根が広がっていて、砂地とサンゴの境目はおよそ18mです。
サンゴの上にはスカンクアネモネフィッシュやカクレクマノミのイソギンチャクが密生し、キンセンフエダイや各種フュージラーの群れが根を覆っています。
季節によっては、大きなコウイカがつがいで産卵をしていたり、メスを奪い合うオスの威嚇行動なども見られます。
ウミウチワの周りに群れるハクセンタマガシラや、ヨメヒメジの群れなどもきれいです。
流れの先には極太のイエローフィンバラクーダの群れや、ツムブリなどが回っていることが多く、トラフザメも寝ていることがあります。
2の根
1の根から数十m南には、水面に隠れた2の根が広がっています。
最大深度はおよそ19m、根のトップは5m程度。
人の背丈ほどの大きなウミウチワやカイメンが根の周りを囲っていて、流れが当たる場所には紫色や黄色といった、お花畑を連想させるような華やかなソフトコーラルが咲き乱れています。
キンセンフエダイ、タイワンカマス、フュージラーなど周囲を見渡すとあちらこちらに魚の大群が見られ、大きなハタと目があったりとワイドをたっぷり楽しむことができます。
また、サンゴの中を覗くとシーホースや、プーケット周辺のアンダマン海の固有種トマトアネモネフィッシュなどのマクロも楽しめるポイントです。