今日で3日目になるT様。
すっかり船にも慣れて、貫禄のあるダイバーになってきました。
天気もまずまずで、波もそれほどなかったです。
それもあってか今日も船はたくさんのお客さん。
ヨーロッパやロシア、それに今がホリデーの韓国のお客様でいっぱいでした。
今日は2日前に出かけたピピ島マリンパーク3ファンダイビングに、また行ってきました。
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1本目は、プーケットシャークポイント
ここはこんなソフトコーラルが華やかなポイントです。
今日は半月で緩やかな流れが、2の根から1の根に向かっていたので、潜降は5mの岩めがけてフリー潜降。
流れの上に行って、トラフザメを探したのですが、残念ながら出会えませんでした。
どのチームも見ていないので、またどこかに行ってしまったのでしょうか?残念です。

プーケットとシャークポイントとピピ島のファンダイビングで見た、サンゴ

2本目に潜ったのは、ピピ島のビダノック。
ここは時に流れるので、こんなウミウチワがゆらゆらしています。
今日はぐっと深度を下げて、攻めるように撮影にチャレンジしたと、T様はおっしゃっていました。
ウミウチワがちょうど目の高さに来て、とてもかっこいいですね。
ウミウチワって、本当にうちわであおいでいるように、前後に揺れるんです。
英語でもsea ​​fanとなっていますが、的確な名前だなと、今日改めて感じました。
動画でご紹介できないのが残念です。

プーケットとシャークポイントとピピ島のファンダイビングで見た、サンゴ

これはビダノックの深度25mあたり。
透明度もよくて、他にお客さんも全くいなかったので、こんな黄色や銀色のフエダイたちの大群を独占状態でした。
黄色い方は、キンセンフエダイだけではなくて、ニセクロホシフエダイと少し個体が大きめのフエダイ。
銀色の方もアーレンバーグスナッパーと個体が大きいので、見ごたえ十分でした。

プーケットとシャークポイントとピピ島のファンダイビングで見た、フエダイの群れ

初日にピピ島に潜ったときは、ややつらそうで、エアの持ちもよくなかったT様。
もうすっかりエアの消費量もよくなって、こんな深場も楽しそうに撮影することができました。
群れの中を下からぐいぐいと入り込んでいます。
GoProなので、動画がとてもきれいに撮れたんじゃないかな?
2日前とは見違えるように上達しています。

プーケットとシャークポイントとピピ島のファンダイビングで見た、フエダイの群れ

今日は西風がやや吹いていて、西側のポイントは波立っていたので、後半はピピ島のビダノックの東側へ。
東側は光が入っていて、こんな崖の様な岩の上には、キンセンフエダイの群れが、まるで生き物のような動きで群れています。
いろいろな形に変わるフエダイの群れがとてもきれいです。

プーケットとシャークポイントとピピ島のファンダイビングで見た、フエダイの群れ

これは3本目に潜ったピピ島のビダナイ。
ここのポイントはこんな岩と岩の間にできたスイムスルーを潜る楽しみがあります。
呼吸の調整で浮力をとる練習を何度もしていたので、水底ぎりぎりを上手に進んでいます。
スイムスルーは水が流れるので、手前には小さなウミウチワなどができて、これもまたきれいです。

プーケットとシャークポイントとピピ島のファンダイビングで見た、スイムスルー

ビダナイの飛び根に向かう途中に出会った、ムレハタタテダイ。
私たちの方に向かってきて、お客さんの周りをぐるぐると回ってくれました。
よくシミラン諸島で見かけますが、プーケット周辺で出会うチャンスはあまりありません。
いかにも熱帯魚らしいからだで、こうして群れてくれるととてもきれいですね。

プーケットとシャークポイントとピピ島のファンダイビングで見た、ムレハタタテダイ

ビダナイの飛び根に行くと、いつものようにジャイアントフュージラーの群れが出迎えてくれました。
中層から私たちの目の前の方に、ぐっと降りてくるとこんな風にとてもきれいなんです。
これは群れの一部で、上から下から横まで、どこを見ても群れなのがここのポイントの良いところです。

プーケットとシャークポイントとピピ島のファンダイビングで見た、フュージラー

浅場に戻ってきて、またキンセンフエダイの群れと、フタホシフエダイの群れに出会いました。
この魚たちが向かっている先には、大きく上下に開いたスイムスルーがあります。
魚たちはその中に吸い込まれるように入っていくのですが、今日は残念ながらうねりがきつかったので、安全を考えてスイムスルーの中には入りませんでした。
チャンスがあったらまたその景色をご紹介したいです。

プーケットとシャークポイントとピピ島のファンダイビングで見た、フエダイの群れ

ビダナイの東側の浅場には、こんなトマトアネモネフィッシュのコロニーがあちこちにあります。
プーケット周辺のアンダマン海の固有種ですが、このトマトアネモネフィッシュが見られる場所は、意外と少ないです。
こうして何匹も固まってコロニーを作っているのは、私の知る限りビダナイだけだと思います。
奥にいる小さな個体は、まだ頭の上に青白い線が残っていますね。
トマトアネモネフィッシュの幼魚は、生まれたばかりの時は白い2本線があります。
それが1本線になって、成魚になると青白い線は消えてしまいます。

プーケットとシャークポイントとピピ島のファンダイビングで見た、トマトアネモネフィッシュ

今日でプーケットダイビングも3日目。
徐々にスキルアップしてきて、潜り終わったときのお客様の表情がとても満足そうに見えます。
GoProで撮影できているのもよいのかもしれません。
あと1日、明日はマリンパーク3ファンダイビングに行ってきます。
キングクルーザーはこの3日間で潜っていないポイントなので、さらに魚たちがいっぱいの大型沈船を、たっぷりと楽しんでもらおうと思っています。
今日シャークポイントに行けたら、ぜひトラフザメを見ていただきたいです。
会うことができるかな~

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