今日、プーケットのダイビングにご案内したのは、日本からお越しのS様。
本当は友人の方と一緒に2人でダイビングの予定でしたが、体調を崩してしまい今回はお一人での参加です。
そんなS様は、6年ほど前、まだ初心者だったころに、シミランクルーズに参加されたそうです。
いまだにその時の海の美しさが忘れられないそうです。
今日は、シミランとは違いますが、プーケットらしい海の楽しさを存分に楽しんでいただくために、ピピ島マリンパーク3ファンダイビングへご案内しました。

1本目に潜ったのは、ピピ島のタートルロック。
ウミガメにもばっちり出会いました。
ただ、他のダイバーもたくさんいたため、2ショットの写真は撮ることができませんでした。

タートルロックは、地形が楽しめるポイントでもあります。
こんな洞窟もあって、青い世界がきれいですよね。

タートルロックの浅場は、こんなサンゴがきれいです。
岩肌に着くピンク色や黄色の、絨毯の毛足みたいな細かいサンゴがここの特徴です。
スズメダイやフタホシフエダイも群れて、サンゴと魚を、同時に楽しみながら安全停止できるのもいいですね。

2本目に潜ったのは、ピピ島のビダノック。
一番メインのポイントです。
さすがに写真にすると小さくなってしまいますが、今日はこんなブラックチップリーフシャークが数匹でぐるぐる回っていました。
不思議と今日は人を恐れずに、間近まで来てくれて、何度もゆっくりとしっかりと観察できたのも良かったです。
サメの目がぎょろっとこちらをにらんだときは、ちょっとすくんでしまいました。

イソギンチャクって、なにげなく呼んでいますが、本当に巾着状態でしょ。
イソギンチャクの裏側って、こんな鮮やかな紫色や、白色、時には深緑や黄緑色などもあって、色鮮やかなんです。
右下の方にちょっと顔を出しているのは、スカンクアネモネフィッシュ。
日本のいるセジロクマノミとよく似ていますが、頭の上の白い線がスカンクアネモネフィッシュの方が細いのが特徴です。

今日は潮の流れがちょうど下げ潮に当たっていたので、この岩の間にこんな風にキンセンフエダイが群れを成していました。
もう前後左右、どこを見ても真っ黄色の魚だらけ。
シミランの透明度にびっくりしたS様ですが、このキンセンフエダイの群れにも驚いたようですよ。
この表情がそれを表していますよね。

キンセンフエダイの群れは、1か所だけではありません。
ビダノックのポイントだけでも、数か所、大群が見られます。
これは飛び根の上。

今日はこのキンセンフエダイよりも少し深めに、銀色で少し大きめのアーレンバーグスナッパーも群れていました。
アーレンバーグスナッパーは、インド洋の固有種。
ビダノックは、魚影をたっぷりと楽しめるポイントです。

これは頭が水面に少しだけ出た、タワーのように高くそびえる岩のわき。
浅場の5mくらいなのですが、岩がキラキラしてその上をキンセンフエダイの群れやスズメダイの群れが覆っていました。その横ではブラックチップリーフシャークがぐるぐる回っていたりして、今日は休む場所がないくらいに、魚を堪能できました。

ちょっと岩の陰に入ってみると、こんな光と影の世界が楽しめます。
光のカーテンができていて、きれいですよね。
岩がキラキラ光って見えるのも、またきれいなんですよ。

3本目に潜ったのは、プーケットのシャークポイント
こんな色鮮やかなソフトコーラルが楽しめるポイントです。
最近は、トラフザメを見かけなくなりましたが、それでもこんな華やかなサンゴを楽しんだり、群れやシーホースを見たりと、魅力たっぷりなポイントでもあります。

今日のピピ島とシャークポイントは、透明度は決して高くはなかったのですが、それでもウミガメやサメ、洞窟などの地形や光と影、そして圧倒的な魚影と、存分にプーケットの海を楽しんでいただきました。
今回参加できなかった友人の方と、またぜひ潜りに来てほしいです。
お待ちしています。