今日、プーケットのダイビングにご案内したのは、日本からお越しのK様。
私のショップをFacebookで知って、半年ほど前からプーケット旅行を計画し、頻繁に私とMessengerなどを使って連絡を取ってきました。
今回は、マスクにフィン、そして5㎜のロングウエットスーツを持参して、今日はピピ島マリンパーク3ファンダイビングを、そして明日はラチャノイ島ラチャヤイ島3ファンダイビングを潜っていただきます。
もう10年近くダイビングを続けていて、経験本数も100本程度のK様。
ただ年に2回程度しかダイビングに行くことができず、なかなかスキルが上がりません。
それでも沖縄を中心に潜っているそうですが、潜降と浅場が苦手だとおっしゃっていました。
たしかに1本目の潜降はなかなか沈みません。
5㎜のロングウエットスーツが乾ききっていて、浮力がいっぱいだというのも理由の一つですが、あとは久しぶりのダイビングで緊張もしていて、なかなか呼吸が吐ききれませんでした。
もっとも、どのお客様も1日目の1本目は、なかなか緊張で沈まないものです。
でもやはり5㎜のロングウエットスーツは手ごわいですね。
こうしていったん潜ってしまえば、サメを見たり、こんなキンセンフエダイやフタホシフエダイの群れを撮影して、楽しむことができましたが、潜降の時にウエイトを3つ足して、やっと沈むことができました。
写真を見て、「あれ?」と思いませんでしたか?
そうなんです、1本目のロングウエットスーツがあまりに浮力がありすぎて、中性浮力が安定しなかったので、2本目からは船に積んであった3㎜のスプリングタイプ(半袖半ズボン)に借りて、潜ることにしました。
3㎜のスプリングタイプを着た時のK様の反応は、まず「着やすい」ことと、「身体が動きやすいですね。」でした。
5㎜のロングはオーダーなので、身体にぴったりフィットして、着るのに5分くらいかかっていました。
それが3㎜のスプリングタイプでは、ものの10秒くらいで着ることができます。
また体の締め付け具合が、決定的に違って、泳ぎもとても楽になったようです。
下の写真を見てもわかるように、姿勢がとてもきれいで、無駄な力が抜けているように見えます。
これは2本目に潜ったピピ島のタートルロック。
普段から沖縄で潜っているK様は、大きなライトを持参していました。
沖縄のダイバーはライトを持つのが普通なんですってね?
プーケットではライトを持っている人は、本当に数えるほどです。
でもライトでサンゴなどを当てると、赤色がとてもきれいに見えて、楽しいです。
こんな岩の間を抜けてもらいましたが、肩の力がすっかり抜けて、呼吸も「浮く前に吐けて」、中性浮力も安定していました。
タートルロックを2本目に潜るときは、ちょうど岩壁の上から太陽の光が差しこむので、こんな風に岩壁に近い方は暗くて、遠い方は明るくなって、光のコントラストがとてもきれいなんですよ。
タートルロックの浅場は、こんなサンゴがきれいです。
ここにキンセンフエダイやフタホシフエダイが群れていて、岩肌にもピンクや黄色のサンゴがあって、とても華やかな場所で、安全停止ができます。
水深5m程度の場所でも、きれいな姿勢が取れて、浮くことはありませんでした。
3本目はプーケットのシャークポイントです。
ちょっと透明度は良くなかったですが、こんな大きなウミウチワを見てもらいました。
今日は流れが少しだったので、サンゴのポリープがちょっと開ききっていませんね。
それでも紫色や赤色がとてもきれいでした。
シャークポイントの2の根のトップです。
水深が5mの岩の上は、色鮮やかなソフトコーラルの上に、こんなスズメダイが舞っていて、とても華やかです。
もうすっかり呼吸が安定して、こんな浅場の安全停止も余裕が出てきました。
最初は「なんで浅場で体が浮いてしまうのか?わからない」とおっしゃっていましたが、船上でしっかりレクチャーを聞いた後は、改善点をご自身で見つけ出すことができたみたいです。
とてもスキルアップに真面目に取り組んでいましたね。
このハシナガチョウチョウウオ。
私たちプーケットではそれほど珍しくなく、こんな風にペアで泳いでいる姿をよく見かけます。
ただ日本ではあまり見られないらしいです。
赤色のソフトコーラルに黄色の体が映えて、きれいですね。
初日からピピ島とシャークポイントは、ちょっと辛かったかな?と思いますが、とても熱心にスキルアップに取り組みながら、サメや魚種魚影も楽しんでいただきました。
明日は友人の方がスノーケリングでご一緒します。
ダイビングとスノーケリングと別々になりますが、それでもプーケットの海をたっぷりと楽しんでいただこうと思っています。