今日、プーケットのダイビングにご案内したのは、女性お一人で参加のC様。
アジア圏に駐在でお住まいで、一週間ほど前にもバリにダイビングをしてきたそうです。
マイマスクとフィンとウエット持参で、ご参加です。
今日と明日、2日間潜っていただきますが、100本潜っていてもスキルが心配ということで、初日の今日はラチャノイ島ラチャヤイ島3ファンダイビングにご案内しました。
今日は、風もほとんどなく波も穏やかだったので、1本目はプーケットのラチャノイ島のバナナベイに入りました。
ちょっと色は緑でしたが、それでもこんな浅場は光が入ってきれいでしたよ。
ちなみに上の写真はダイビング後半に潜った、水深が3m程度の浅場です。
C様の泳ぎは1本目から、とても力が抜けていました。
フィンが決して頭の上にならずに、脚の重みがよくでています。
潜降するときも力ずくではなくて、肺の力をうまく調整しているところが、とても良いところでした。
下の写真でも泳ぎに余裕があるのがわかりますよね。
視線がなによりしっかり前を向いているのも良い点です。
写真の手前に写っている魚はハタンポと言います。
暗いところが好きな地味な色の魚ですが、こうしてシルエットで写ると絵になる魚だと思います。
2本目に潜ったのはプーケットのラチャノイ島のフリーダムベイ。
今日は湾内から入りました。
このブロックがたくさん落ちているのは、水深が20m付近。
ちょっと冷たい水の層が全体を覆っていてヒヤッとしましたが、透明度はむしろとてもきれい。
20m以上はしっかり見えていたと思います。
ブロックにはこんな小さな魚たちがいて、キラキラしてきれいでしたよ。
そんな小魚を狙って、まるでギャングのように大群で押し寄せてくるのが、下の写真のキツネフエフキ。
すごい量でしょ。
ちょっと緑っぽく見えるのと、白っぽく見えるのは、体色の変化の違いです。
泳いでいるときは白色で、こうして小魚を食い散らかしているときは緑色に変わります。
根を覆っていた小魚の群れが、このギャングが来るとあっという間にいなくなってしまいます。
まさに弱肉強食の世界ですね。
今日のお客様のC様は、GoProを持ってきました。
ただジョイントを部屋に忘れてしまったので、ハウジングを手に持って、頑張って群れに近づいていました。
きれいな黄色に見えるのは、アカヒメジです。
ちょっと顔のあたりが赤いですよね。
死んでしまって、名前が付いたときは赤かったので、アカヒメジというそうですが、海の中ではこんなに黄色いんですよ。
これは3本目に潜ったプーケットのラチャヤイ島ベイNo1にいた大きなモヨウフグ。
C様が見つけました。
ブロックの上でのんびり寝ていたところを、お邪魔してしまいました。
このぽっかり開いた口が、とてもひょうきんで、かわいいんです。
こちらの沈船の中は、誰も入っていなかったので、きれいに見えますね。
船の周りには、キンセンフエダイの大群がいて、それを撮影しているところです。
こちらは新しい大きな沈船の周りに群れていた、カマスの子供たち。
なんだかだんだん大きくなってきて、船の周りの近いところに群れるようになりました。
もっと小さかったころは、船の中にいたんですけどね。
このまま大きくなって、大群が船を取り囲んでくれたら圧巻だろうな、と見るたびに思ってしまいます。
沈船の上に群れていたツバメウオ。
この群れの左側にも同じくらいの数が群れていました。
このくらいの距離から撮るには群れは逃げ出さず、きれいに撮れます。
でもお客さんとツバメウオを一緒に取り込もうと、もう少し近づくと群れがどんどん逃げてしまって、かたまりがばらけてしまうんですね。
う~ん、そこらへんがまだまだ修行のいるところです。
これはお馴染みのインド洋固有種、コラーレバタフライフィッシュ。
別名はレッドテイルバタフライフィッシュです。
真っ赤なしっぽが光に照らされてきれいですね。
白い首輪もきれいですし、つぶらな瞳の上にあるげじげじ眉毛も、はっきり見えます。
今日は潜りやすいラチャノイ島ラチャヤイ島に行ってきました。
明日はピピ島マリンパーク3ファンダイビングに出かけます。
波は落ち着いてきたので、またシャークポイントを潜れるんじゃないかな?と思っています。
明日は今日見られなかった大物のサメやカメ、それに華やかなサンゴを楽しんでもらいたいと思っています。