日本がシルバーウィークだというのに、ここ数日ダイビングに出ていません。
プーケットは風が強く、時折屋根が吹き飛ぶかもしれないと心配するような、暴風雨が続きました。
台風ではないのですが、台風に影響された雨雲のためだと思います。

日本の今年の夏の終わりは、台風の発生で大変ですしたね。
日本列島を迷走した台風があったかと思うと、今度の台風は中国から180度進路を変えて日本にやってくるらしいですね。
日本ばかりでなく、中国やベトナムなども甚大な被害を受けました。

実はプーケットは、台風は基本的にやってきません。
台風が発生する日本の夏の時期は、プーケットは雨期の西風が強く吹いています。
どんなに頑張っても、太平洋で発生した台風が、マレー半島を超えてプーケットにやってこれないからです。
(例外で、2019年のお正月に台風1号が、乾期の東風に乗ってプーケットに来たことがありました。)

ただ台風はプーケットにはやってきませんが、台風が雨雲を引っ張るようにして、プーケットが雨になることがあります。
今年がまさにそれで、日本周辺で台風が発生している9月中は、プーケットもずっと天気が悪かったです。

そしてとうとう、9月18日~9月21日は、役所(マリンオフィス)からの通達で、ダイビングボートを含む船舶の出港が禁止になりました。

中止になった初日の9月18日は、私はお客さんがいてチャロン港に来ていました。
早朝に土砂降りのような雨が降りましたが、お客さんが港に到着する時間は雨が一時的に止んでいました。
ただお客さんが乗船すると間もなく、土砂降りとなり、出港する時間には先が見えなくなるほどの豪雨となりました。
吹雪の時のホワイトアウトのような、そんな感じです。
ボートはプーケットのチャロン湾から少し進みましたが、湾の端まで来て外洋に出る手前のところで、今日のダイビングを取りやめて、プーケットに引き返す選択をしました。
他の数社のダイビングボートも同じようにチャロン港に引き返し始めました。

ダイビングボートが出港して間もなく引き返すことは、1年のうちでもそうあることではありません。
帰宅したその日の午後には、先ほどのマリンオフィスからの通達書類が添付された一斉メッセージが、各船会社から届きました。
マリンオフィスからのボート出港の差し止めは、2019年10月以来5年ぶりになります。
なかなかあることではないです。

残念ながら、今日9月21日のお客さんは、私のショップにダイビングを予約されていましたが、ダイビングをすることができませんでした。
代替案として、友人の旅行代理店を紹介して、ツアーをお勧めしましたが、ダイビングはもちろん、スピードボートやフェリーに乗る離島ツアーやシーカヤックも、マリンオフィスからの通達でツアーが催行されていませんでした。
川下りのラフティングもツアー中止で、唯一ご紹介できたのは島内観光だけになりました。
天気だけは人の力ではどうすることもできないのが残念ですが、幸い今日はそれほど天気は悪くなかったので、プーケット旅行を楽しんでくれてたらいいな~と思っています。

プーケット ダイビングボート フリーダムドルフィン

明日からはまたダイビングボートが出港できます。
天気も少しずつ回復の方向です。
日本のシルバーウィークなので、私のショップも3日間続けてダイビングをするお客さんがいます。
問い合わせは他にもあったので、プーケットでダイビングを楽しみにしているお客さんがたくさんいらっしゃると思います。
ダイビングボートは就航できるようになりましたが、波はまだあると思います。
まずは安全第一のダイビングを心がけたいと思っています。