タイトルからびっくりする内容ですみません。
前回投稿したのが、12月1日だったので、2週間近くも入院していたと勘違いされそうですが、入院したのは4日間です。

ロタウイルスで、4日間入院していました

実はロタウイルスという感染症の急性胃腸炎にかかりました。
日本ではコロナとか、インフルエンザとか、冬の感染症が流行っているので、ロタウイルスと聞いてもピンときませんよね。
一般的には乳幼児がかかる急性胃腸炎だそうです。
ただ、子供のオムツを交換した時に、爪や指輪の間に残ったウイルスで、大人も感染することがあるようです。
日本ではこんな説明なので、あまり一般的でないことがわかります。

ただこちらプーケットでは、ロタウイルスの入院患者が増えているそうです。
私立病院の日本人スタッフの方の話では、特にロシア人が来院して、入院する患者のほとんどがロタウイルスだと話していました。

症状は、激しい下痢と嘔吐

このロタウイルス、別名嘔吐下痢症と言うそうです。

私のケースを話すと、先週の木曜日の夕方に友人とバドミントンをしていました。
ただどうもお腹の具合がしっくりこなくて、力が入らなかったので、最後の試合は休んでいました。
その後、シャワーを浴びにトイレに行くと、急に腹が痛くなって、その時は激しい下痢がしばらく続きました。

とりあえず自宅まで戻ったのですが、自宅に着くと水のような下痢が40分おきくらいに襲ってきました。
同時に嘔吐もあって、胃の中のものをすべて吐き出しました。
脱水症状が心配になって、嫁さんに買ってきてもらった、エレクトロライトというポカリスエットのような粉末を水に溶かして飲んだのですが、それも5分もしないうちに下痢と嘔吐に変わってしまいました。

病院に行くにしても移動中にトイレに行きたくなったら困るので、下痢の間隔が1時間くらいになるのを待って、私立病院に行きました。
救急の治療室で、ベッドに寝て、医師の治療を受けましたが、とりあえず入院ということになってほっとしたのを覚えています。
すぐに点滴がはじまり、吐き気止めも注射されました。
ただそのとき、脚のけいれんと、脚のつりが何度も襲ってきたのが少し心配でした。

入院中は点滴、食欲は全くなし

病室に入ると、また下痢が1時間おきくらいに襲ってきました。
下痢は決まって、水のようなもので、今思い返せば、点滴がそのまま下痢になっていったのだと思います。

睡眠はほとんどとれませんでした。
点滴の機械を押しながらトイレに駆け込んで、またうとうとして、トイレに駆け込んでの繰り返しの為です。
翌朝は食欲は全くなく、おかゆも一口か二口をすするのがやっとでした。
水を飲むのも、またこの後トイレに行くことを考えると、怖くて口にできない状態です。
まさに口に入ったものが、5分もしないうちに、内臓を直通のような感じでした。

こんな状態が2日目も続いたので、医者からオムツをするかどうか聞かれて、大人になってから初めてオムツを履きました。
まさに介護の老人のようです。
でもこれのおかげで、すこし眠ることができるようになったのはよかったです。

2日目からは39℃の発熱も

2日目の昼過ぎからは、39度を超える発熱も始まりました。
看護師の方が、3時間おきくらいに血圧と血中の酸素飽和度と体温を測ってくれます。
熱があると、パラセタモールと言う解熱剤を飲むのですが、これも数時間おきだったので、薬の飲みすぎも怖かったです。

3日目の朝はおきてみると、ベッドも寝間着も汗でびっしょりでしたが、気分はとても良かったです。
下痢も水のような状態から、少し改善されて、尿と便が分かれて出るようにもなりました。
ただ、夕方になると、また熱が出始めて、体調がわるくなります。
食欲は朝は食べることができましたが、昼も夜もまた食欲がなくなる状態でした。
このまま、下痢が治まらないんじゃないか?
高熱で頭がぼけてしまうんじゃないか?
そんな心配をしていました。

4日目にして退院

4日目になると、朝はベッドからでて、少し体を動かせるくらいになりました。
食欲もあって、便もすこしだけ固いのがでるようになりました。
熱も引いて、気分もよかったので、無事4日目の午後には退院することができました。

もっとも退院しても4日間ベッドで寝ていたことや、高熱だったこともあって、まっすぐ歩けなかったり、頭がぼーとして、結局その日は家でもベッドに入って横になる状態でした。
下痢もまた復活していました。

一週間たって、今では体調はほぼ回復しましたが、今でも病院から出された薬をのんでいます。
あと1日分あります。

原因を考えてみると、、、

今回のこのロタウイルスですが、調べてみると、潜伏期間は2~3日あるそうです。
よくある食中毒のように6時間程度で、下痢や嘔吐があるものとは異なります。
私の場合は赤ちゃんはいませんので、4日前に行ったシーフードレストランが原因なのかな?と思っています。
良く手は洗ったつもりだったんですけど、甘かったみたいです。
まぁ私立病院のスタッフの方が、ロタウイルスが流行っているというくらいですから、それにあたったんだと思います。

今回の入院費

ちなみに治療にかかったお金ですが、、、
プーケットの一番大きな私立病院で入院しました。
友人がそこに勤めていて、いざというときには通訳もしてもらえると思ったからです。
一番大きな私立病院ということは、一番施設もよいのですが、同時に一番高い病院でもあります。

まる4日間入院して、点滴と薬と食事はとりましたが、特に手術などはしていません。
医師も1日1度顔を合わすだけです。
ただ看護師さんは頻繁にやってきましたし、着替えもおむつなどもすべて用意してもらいました。
看護師さんもスタッフの方もとても笑顔で、必ず一言声をかけてくれました。
以前入院した国立病院とは、サービスが違うな~と感じました。

さてその入院費の総額ですが、合計で64,134バーツでした。
現在の日本円に換算すると、254,000円くらいなります。

日本のような健康保険制度は私立病院には適応しませんし、高額医療制度なんてものもありませんから、当然100%負担です。
とはいえ、タイの生命保険に入っているので、今回の会計時に支払った額は、3,886バーツでした。
日本円に換算すると15,000円程度です。
これもタイの生命保険から出る給付金で、相殺できると思っています。

こんな時は、生命保険に入っていてよかったな、と思いますが、実は年間の保険料は35,000バーツ程度を支払っています。
ちょうど2年に1回くらい入院したら、チャラになるくらいの保険料を支払っているので、元を取ったのかな?なんて思っています。

今回は幸いにもダイビングのお客さんがいないときの入院で助かりました。
これから年末年始かけて、日本からのお客さんを海にご案内します。
ロタウイルスはもちろんですが、インフルエンザにも、コロナにもかからないように、乗り切りたいと思います。