プーケットからダイビングボートに乗って、東へ約2時間40分。
圧倒的な魚影と魚種、地形、大物、サンゴと全てが揃った、魅力的なピピ島

私たちは普段ピピ島と言っていますが、正確にはピーピー諸島(Mu Koh Phi Phi)で、ピピ・ドン、ピピ・レ、ビダ・ノック、ビダ・ナイ、ユン、パイの6つの島からなっています。

ピピ・レ島の西にあるマヤベイは、映画「ザ・ビーチ」の舞台になったことで知られ、過去には世界10美しい島にも選ばれたことがある、水上景観はそれは素晴らしい所です。

実はピピ島はプーケット県ではなく、クラビに属しますが、プーケットからの日帰りダイビングや、スピードボートやフェリーを利用したスノーケリングツアーが一般的です。

ダイビングポイントの特徴

プーケット日帰りダイビング ピピ島 地図

ピピ島のダイビングポイントは、人が住んでいないピピ・レ島やビダ・ノックやビダ・ナイ島が有名で、それぞれのポイントに特徴があります。

一般的に水中は、プーケットの南側にあるラチャノイ島やラチャヤイ島に比べて、プランクトンが多いため、スコーンと抜けることはそれほど多くはありません。

ただその代りに大きなハマサンゴや、大きなウミウチワ、それに岩肌を覆うようなカラフルなソフトコーラルが楽しめるのがピピ島の特徴でもあります。
以前大学の海洋学科の先生と潜った時に、「ピピ島のサンゴは種類が豊富で活きがいいね。」と言われたことがあります。

またプランクトンが多いので、魚影も濃く、異常繁殖と思われるような圧倒的な魚影や、ウミガメやサメとも高確率で出会うことができます。

さらにビルの十数階はありそうな、切り立った岩壁が水中にまで続き、光と影を作り出す様は他では見られない幻想的な光景です。
スイムスルーを潜り抜けたりするアトラクション的要素が楽しめるのも、ピピ島の特徴といえます。

そんな様々な楽しみ方ができるバランスのよいポイントなのが、ピピ島です。

乾季のポイント

乾季は東風が吹くので、島の西側を潜ることができます。
映画の舞台になったマヤベイは、ピピ・レ島の西側に位置していますので、乾季は湾内まで入って観光も楽しむことができます。

またその北側にあるポイントでは、ウミガメに出会ったり、サメに出会ったり、地形のアトラクションなどを楽しむことができます。

圧倒的な魚影が楽しめるビダ・ノックは小さな島なので、風が弱いこの時期に潜るのがお勧めです。
(ビダ・ノック、タートルロック、パロンウォール)

雨季のポイント

雨季は西風が強く吹くので、地形ポイントのタートルロックなどは潜ることができません。
主に潜るポイントは、ビダ・ナイやビダ・ノックになります。

また西風が強く吹くときは、島が風をよけて波が落ち着く、ピピ・レ島の東側を潜ることが多いです。
(ビダナイ、ビダノック、バイキングケーブ、ピピ・レ・ウォール)

ピピ島は乾季がお勧め

プーケットに来たらピピ島を潜ってみたいというお客様はとても多いです。
ダイビングと観光の両方ができるから、というのがその理由だと思うのですが、ピピ島はやはり乾季がお勧めです。

その理由の1つは、ピピ島までのボートの乗船時間が長いことです。ボート上では眠ることができますが、やはり船酔いは心配です。

またもう一つの理由は、雨季は地形ポイントに入ることができません。
地形ポイントは島の西側にあるので、波を受けたり、うねりが強いため、西風が吹く雨季はどうしても避けられます。

また圧倒的な魚影のビダ・ノックも、とても小さな島なので、波を避ける場所が少ないので、どうしても避けられる傾向にあります。

雨季だから必ず波があるわけではありませんので、事前にメールやLINEでご相談しながら、ポイント選択をしてゆきます。

基本情報

ポイント名ピピ島
潜れる期間一年中
所要時間チャロン港からボートで160分
レベル初級~
透明度10m~25m
最大深度30m
水温28℃~30℃
流れ弱い~中程度
主なダイビングポイント1年中:ビダノック
主に乾季:タートルロック、パロンウォール、ヒンビダ
主に雨季:ビダ・ナイ、バイキングケーブ、ピピ・レ・ウォール、ロサマベイ
見どころ種類豊富なサンゴ、地形、キンセンフエダイ大群、ギンガメアジやバラクーダの群れ、カメやサメ

ポイントの紹介

ダイビングポイント

ビダノック

パロンウォール

ヒン・ビダ

観光ポイント