今日、プーケットダイビングにご案内したのは、日本からお越しのM様。
タイにはチェンマイなどに、ヨガや瞑想をするために、何度もお越しになっている、タイ通の方です。
今回はマスクとフィンとウエットスーツを持参でプーケットへやってきました。

今日と明日の2日間、ダイビングを楽しんでいただきます。
今日は潜りやすいラチャノイ島ラチャヤイ島でスキルチェックをしました。
まだビギナーとおっしゃっていますが、すでに40本程度を潜っています。
今まではグループで潜ることが多かったようなので、スキルをチェックしながらじっくり潜ることができなかったようです。
そのため、ダイビングスキルなどのアドバイスをしてもらえる私のショップを選んだのだとおっしゃっていました。
今日は波があったので、1本目はプーケットのラチャノイ島のマンタベイ。
最近はサーモクラインも少なくなって、透明度はほどほどで安定しています。

M様は姿勢はきれいなのですが、視線がどうしても下を向きがちです。
小さなものを見つけているそうなのですが、もう少し前を向けると写真映えもするんですけど。
でもダイビングは楽しむことが最優先。
安全に潜れれば、自分のスタイルで海を楽しむのも良いと思います。

2本目に潜ったのは、プーケットのラチャノイ島のマリーナベイ。
マリーナベイは南側と北側では、少し楽しみ方が変わります。
ここは北側の大きなサンゴの中。
こんな光と影のコントラストを楽しむことができるのが、北側の特徴です。

リュウキュウスズメダイの一筋バージョンが、このインディアンダッシラス。
名前の通りにインド洋の固有種です。
サンゴの上をふわふわと泳ぐのが特徴で、ダイバーが近づくとサンゴの中に引っ込んでしまいます。
ただこのサンゴ、かなり以前に白化して、そのあとにもう茶色くなってしまっていました。
あたりを見渡してみましたが、ここのポイントはキャベツコーラルはとても生き生きしているのですが、テーブルサンゴは傷んでいるものが多かったです。
テーブルサンゴの方が再生には時間がかかるからなのかもしれません。

これは3本目のプーケットのラチャヤイ島ベイNo1で撮影した写真。
光が入ってきれいですよね。

沈船の中を抜けた後、船の周りに群れていたキンセンフエダイと遊んでいると、船上にいたモヨウフグをM様が発見しました。
3本目は視線が前を向いて、いろいろなものが見えていたようです。
フグの大きさに驚いているのですが、どうやらM様はフグ好きみたいですよ。

これは大きな沈船の周りにいたカマスの子供。
今日は流れのせいなのか、それとも成長したからなのか、船の外に大きく群れていました。
このカマスが全部大人になったら、どれほどの群れを作ってくれるのか、とても楽しみです。
それともキングクルーザーのように小さな子供のままで、船の周りを取り囲んでゆくのかな。
でも見ごたえ十分です。

船の周りをぐるぐると回っているカマスの子と一緒に泳ぐM様。
このあと船の横にいたツバメウオの群れを発見して、猛ダッシュをかけます。

そのツバメウオの群れがこれ。
今日はちょっと数が少なかったかな?
それでも十分に大きくて、見ごたえ十分でした。
上手に群れの中に入っていますよね。
目と鼻の先で、こんな群れをじっくり見ることができるのも、ラチャヤイ島の良いところです。

ラチャヤイ島で久しぶりにタイワンカマスの群れに出会いました。
浅場の船の下に大きな群れを作っていて、やっぱり癒し系の代表ですね。
のんびりじわじわっと近づいていくと、カマスの群れの中に入っていくことができます。
ダイバーの泡のぶくぶくキラキラに寄ってくる習性があるので、気が付くと360°、大きな群れに囲まれることができます。

今日はチェックダイブと、スキルアップを中心に、ラチャノイ島とラチャヤイ島で潜っていただきました。
呼吸をもう少し長く吐き出して、視線を前にすることが、3本目には上手にできるようになったと思います。
明日はピピ島マリンパーク3ファンダイビングに行ってきます。
今日は地味な色のサンゴを見ていただきましたが、明日は色鮮やかなサンゴも楽しんでいただくつもりです。
サメやカメにも出会えるかな?