今日、プーケットのダイビングにご案内したのは、3日目になるI様ご夫妻。
今日はマリンパーク3ファンダイビングをご一緒しました。
天気は徐々に回復して、今日は朝からとても良いお天気。
波もだいぶ落ち着いてきました。
1本目に潜ったのは、プーケットを代表する大型沈船のキングクルーザーです。
沈んでからもう20数年たつので、鉄板の周りにはこんなイボヤギがついています。
鮮やかな黄色をしていて、光を当てるとオレンジ色にも見えるサンゴです。
キングクルーザーという名前は、当時ピピ島とプーケットをつないでいた頃のもの。
プーケットに来る前は、六甲丸という名前でした。
大型のカーフェリーで、こんな太いロープを巻き取るようなウインチが、その当時の様子を連想させます。
温暖化の影響でだいぶサンゴが減ってしまいましたが、こんな紫色や白色をしたソフトコーラルが鉄板を覆っています。ソフトコーラルは比較的再生が早いので、またすぐに色鮮やかな景色を作り出してくれると思います。
これは2本目に潜ったシャークポイント。
浮遊物が多くて、あまりはっきりと魚たちが見えなかったのが残念ですが、水底20mくらいから5m程度までせりあがった岩の周りには潮が当たって、こんなキンセンフエダイがたくさん群れていました。
初日は群れを見てもやや控えめに、遠目で魚たちを楽しんでいたお二人ですが、3日目になると魚の群れの中に入って、魚に囲まれる楽しさがわかってきたみたいですね。
透明度があまりよくないと、景色がぼんやりとしか見えないのは、魚も一緒。
意外と魚たちがダイバーから逃げずに、逆に近寄ってきたりするのが不思議です。
これは私たちのすぐ頭の上にやってきた、アオリイカの群れ。
う~ん、お刺身にしたら美味しいだろうな~、なんて考えてたのは、奥様も一緒だったようです。
こんな大きなウミウチワがあるのが、プーケットのシャークポイントの特徴。
大きなカイメンも真ん中にありますね。
プランクトンが多くて、流れがあるポイントだからこんな景色が生まれるのだと思います。
ただ今日は、流れはそれほどなかったので、ゆったりと泳ぐことができました。
浅場にあるサンゴは、こんな風に赤色をしています。
海の中では、意外と赤色は黒っぽく見えるものですが、浅場は光が差し込んでサンゴの色を鮮やかにしてくれます。
この灯台が、シャークポイントの1の根です。
灯台をバックに記念撮影。
これは3本目に潜ったプーケットのドクマイ島です。
昨日のピピ島マリンパークツアーでも、1本目にドクマイ島を潜りました。
昨日はメインの島の東側を潜って、洞窟に入ったり、シーホースを見ました。
そのため、2日目になる今日は、他のダイバーが潜らない西側を潜ってみました。
3本目ですでに西日になっていたので、こちらの西側の方が明るくて、魚も写真のようにいっぱいです。
フタホシフエダイばかりでなく、ホソヒラアジは端から端までずっと群れで見ることができました。
透明度も昨日より良かった気がします。
サンゴの上にいたコブシメです。
私がカメラを向けると、お二人とも上手にコブシメに近づいてくれました。
毎ダイブが終わるごとに水中写真を見ていただいているので、すっかりモデル役が上手になりましたね。
安全停止前にスカンクアネモネフィッシュと一緒に撮った写真です。
サンゴ同様にイソギンチャクも白化してしまっているのがかわいそうですが、少しずつ元の色が戻っている気がします。
イソギンチャクの裏側の紫色がきれいですね。
3日間、プーケットの海を潜っていただきましたが、今回はあいにくの透明度でした。
ただ、フエダイやカマスの群れに囲まれたり、サメやカメに出会ったりと、プーケットらしさは楽しんでいただけたと思います。
また来ていただくときには、もっと透明度の良いプーケットの海をご案内したいと思います。
これからもご夫婦仲良く、ダイビングを続けてください。