今日、プーケットのダイビングにご案内したのは、日本からお越しのK様。
100本以上潜っていますが、ダイビングをするのは9年ぶり。
今はお仕事をリタイアして、スキーやスノーボード、バイクなどを楽しむ、悠々自適な生活を送っていらっしゃるそうです。
そんなK様とは、今回2日間プーケットでダイビングを楽しんでいただきます。
9年ぶりということもあって、初日は潜りやすいラチャノイ島ラチャヤイ島3ファンダイビングにご案内しました。
透明度も写真からわかるようにとても良くて、25m~30mくらいは見えたんじゃないかな?
フタホシフエダイの群れも、他のダイバーがいなかったのでゆっくりと楽しんでいただきました。

ここは水深が7mほどと浅いところで、プーケットのラチャノイ島バナナベイの少し北側にあります。
今日はとても天気が良かったので、サンゴに強い日差しが当たってとてもきれいでしたよ。
水面を見上げてみてもとても穏やかで、まさにダイビング日和と言った天気でした。
サンゴの上にいるのは、ちょっと黒っぽいハナミノカサゴ
このくらいのサイズがかわいくてきれいですね。

これはもうお馴染みののリュウキュウスズメダイの1筋バージョンである、インディアンダッシラス。
インド洋の固有種になります。
サンゴの上をふわふわ泳いでいますが、人や他の魚が来ると、スーッとサンゴの中に隠れて、身もだえするように体をぶるぶるふるわせる、とても臆病者の魚です。
でもこんな風に魚とサンゴと一緒に撮ると、きれいな魚です。

これは2本目に潜ったプーケットのラチャノイ島のマンタベイ。
最近はもうすっかり2本目と言うとこのポイントになりました。
ここは浅場はエダサンゴが広がっていて、体験ダイビングなども潜りやすいポイント。
湾の外れに来るとこんな風に地形も楽しむことができます。

湾の外れは、こんなゴツゴツっとした岩が重なっていて、今日のように強い日差しがあると岩がキラキラ光って見えます。
手前にはサンゴの上をイエローテイルダムゼルが群れをなしていて、とても雰囲気があるポイントです。

100本以上潜っているK様。9年のブランクを感じさせないような泳ぎでした。
こんなエダサンゴの上もすいすい。
オレンジ色のネッタイスズメダイと一緒に上手に写っていました。

これは3本目に潜ったプーケットのラチャヤイ島No1ベイの、小さな方の沈船。
キンセンフエダイが船の周りを覆っているポイントです。
ただ、最近ここのキンセンフエダイがだいぶ少なくなった気がします。
どこかもっと居心地の良いところができたのでしょうか?
でも沈船に魚の群れを楽しむにはもってこいの場所です。

人懐っこい性格のツバメウオ。
最初はもっと上の方にいたのですが、私たちのところまでゆっくり下りてきてくれました。
胸鰭の黄色が目立って、平べったいのですが、ちょっと大きめに見える魚なので、ダイバーから人気です。
ひらひらとダイバーの周りをまわりながら、時にはダイバーの吐く泡を食べたりするかわいい魚です。

もうボロボロですね。
10年近くたつので仕方ないのですが、最近ではダイバーが跨って写真を撮っている姿も目にすることが少なくなりました。
ハンドルは完全に取れますからね。
K様も跨るのは拒否していましたが、ちょっとだけバイクのそばで写真に写ってもらいました。

今日は1本目も2本目も、そして3本目にもタイワンカマスの群れには出会ったのですが、大群と呼べるほどではありませんでした。
でも青い海に銀色の身体が光ってキラキラするのは癒し系満点の魚だと思います。
1本目の後に船上で、カマスにはゆっくりとじわじわと近づいた方が寄れますよ!とアドバイスしたので、上手にカマスと一緒に写ることができましたね。

お仕事をリタイアして、健康のうちに色々と楽しみたいと、またダイビングを始めたそうです。
9年ぶりでも、こうしてマンツーマンで潜っていただけば、他の人に気を使うことなくマイペースで勘を取り戻すことができます。
「またダイビングを始めようかな」と3本目が終わった後に、おっしゃっていただくことが出来てとても嬉しかったです。
明日はピピ島マリンパーク3ファンダイビングにご案内します。
天気が良ければいいな~。
明日はさらにたっぷりな魚影を楽しんでいただこうと思っています。