このコロナ禍で海外旅行ができなくて、ストレスがたまっている方はとても多いと思います。
それでも世界的には規制緩和が進み、日本の入国規制もだいぶ緩和されました。
そんな夏休みの海外旅行を計画するこの時期に、令和トラベル研究所と言う調査研究機関が、「リベンジ海外旅行 攻略ランキング」という興味深い結果を発表したので、ご紹介したいと思います。
「今、行きたい国」ではなく、「今、行きやすい国」のランキング
この「リベンジ海外旅行 攻略ランキング」は、今行きたい国のランキングではありません。
規制緩和が進んでいるとはいえ、円安や燃油高、インフレや物価高騰など、海外旅行に逆風も吹いています。
そのため、今行きたい国ではなく、「今、行きやすい国」と言う視点でランキングされています。
ランキングの算出方法
ランキングの算出方法は以下のようになっています。
①調査対象国・エリア
①調査対象国・エリア
今回のランキングでは、日本人渡航者数が上位20の国やエリアがピックアップされています。
そのうち、まだ観光入国が認められていない中国と台湾、あとウクライナ情勢の影響を受けている、ヨーロッパ諸国は対象から除かれているそうです。
そのため12か国の国・エリアが評価対象になっています。
②調査の指標
②指標になるのは6つ
1.渡航条件:観光ビザ、ワクチン接種、入国時のPCRの要否(不要が多いほど高得点)
2.燃油高:燃油サーチャージ(増加額が小さいほど高得点)
3.物価上昇率:2019年から2022年にかけての、消費者物価上昇指数(上昇率が低いほど高得点)
4.円安影響:円貨の為替レート(上昇率が低いほど高得点)
5.訪問者数回復:各国エリアへの海外からの訪問者数回復(回復率が高いほど高得点)
6.マスク規制:マスク規制の緩和度合い(規制緩和度合いが高いほど高得点)
③調査時期は2022年7月
③調査概要
・調査時期:2022年7月
・調査機関:令和トラベル研究所
タイが第1位。その要因は?
以上のような算出方法で、栄えある第1位に選ばれたのが、タイです。
タイは大都会でありながら、寺院巡りなども楽しめるバンコクあり、遺跡の街アユタヤ、それに美しい海とビーチリゾートのあるプーケットと、様々な楽しみができる観光地です。
観光への舵取り
このブログでもお伝えしていますが、タイは早くから観光復活への舵をとってきました。
その中でもプーケットは、昨年の7月にタイの中でもいち早く、サンドボックス計画を打ち出して、継続してきました。
今年の7月からは、入国の事前申請のタイランドパスの撤廃や、コロナ保険の撤廃。
そして日本出国時のPCRと、タイ入国時のPCRも撤廃しました。
物価や燃油サーチャージが抑えられている
日本と比べてもまだ物価は低いですし、物価の上昇率もアメリカなどと比較してそれほど高くはなっていません。
燃油サーチャージは確かに上がってはいますが、日本から6時間のアジア圏なので、まだまだ値段が抑えられています。
マスク撤廃。とはいえ、、
マスクについては、観光地のパトン地区などでは、欧米系やインド系の観光客はほぼマスクをしていません。
ただタイ人のスタッフは今でもしっかりとマスクをしている姿が見られます。
タイは国としては、”マスクは撤廃”と宣言していますので、規制はありません。
ただ、慎重なアジア系の観光客やタイ人は、今でもマスクをしています。
ちなみに第2位以下はと言うと
タイが第1位を獲得しましたが、第2位以下もご紹介しておきます。
第2位・・マレーシア
第3位・・シンガポール
第4位・・ハワイ
第4位・・韓国
となってます。
詳しい記事は以下を参照ください。
https://note.com/reiwatravel/n/n9b77417493de
ランキングの結果を見ると
比較的距離が近く、燃油サーチャージの影響も少ない上、インフレ傾向も多くない東南アジアが、上位をしめる結果になりました。
ハワイは物価上昇率と円安影響が、大きなマイナス要因になったようです。
韓国は、円安影響が小さく、日本からも近いので燃油高の影響を小さいのが、プラス要因になりました。
ただ事前にビザ取得が必要で、ワクチン接種の有無を問わず、入国時PCRが必要なのはマイナス要因になっています。
日本はようやく海外の団体旅行客の受け入れを始めましたが、いまだに入国の際のPCR陰性証明が必要なのが、今後の課題になってきそうです。
新型コロナの感染が再拡大している最中ですが、日本もようやくインフルエンザ並みの”5類”に引き下げることが検討され始めました。
それに伴って、飲食業界や観光業界のトップは、”5類”への引き下げを歓迎するコメントを出しています。
withコロナの生活がより現実的になってくると思います。
プーケットに海外旅行が来られる日が、早くやってきてほしいです。