今日も青空の広がるプーケットです。

さて皆さんは耳抜きをどうやって行っていますか?

体験ダイビングの方への質問

ダイビング耳抜き

初めての体験ダイビングをする方に、ダイビングの説明をする時、まずこんな質問をします。

Q.「水圧の変化で耳が痛くなったという経験はないと思いますが、気圧の変化によって、耳が痛くなった経験はありますか?」

多くの人が「ハイ」とおっしゃいます。
Q.では「どこで耳が痛くなりましたか」と尋ねると
A.「飛行機の上」とか「山で」とか「エレベーターで」などと言う答えが返ってきます。

Q.では「その時どうしましたか?」とまた聞き返すのですが、この時の方法によって、耳が抜けやすいタイプの人とそうでない人がおよそ分かります。

A.「つばを飲み込めば抜けます」と言った方は、ダイビングでも耳が抜けやすいタイプだと思います。

少し潜って耳がなんか変だな?と思った段階で、自然と早めに耳抜きができるので、耳抜きに苦労をしないタイプと言えるかもしれません。

実際、つばで耳が抜けるタイプの体験ダイバーと潜って、耳抜きで困ったという経験がほとんどありません。

この方法のメリットは

この方法の最大のメリットは、手を使わずに耳が抜けることです。
耳が抜けても、複数で潜る時に手をつないでもらうことがありますし、場合によっては不安で手をつないだりすることもあります。
そんな時でも手を使わずに耳を抜くことが出来るので非常に便利です。
特に私達インストラクターは、2人のお客様を両手で捕まえて泳ぐことが多いので、この方法に頼っています。

ただデメリットもあります

ただデメリットもあります。
それは唾が出ないときです。
緊張のあまりつばが出ないこともあるかもしれませんが、一番の原因は乾いた空気を吸っているからです。

タンクに詰まった空気は、タンクの中が錆びないように水分を飛ばしたカラカラに乾いた空気を吸っています。
よくお客さんが「なんだかのどが痛いです」と言うのはこのせいで、乾いた空気を吸っているのでつばも出にくくなります。

耳抜きの方法には、ほかにもあくびをする方法や、鼻をつまむ方法などがありますので、それはまたの機会にお話ししたいと思います。