最近はすこし晴れ間のシフトに入ったプーケット。
雨は確かに降りますが、それでも日中は天気が良くて、波もそれほど高くはありません。
木陰に入れば、涼しい潮風が吹きます。
6歳と8歳の子供に、一から指導
さて6月から始めた、ジュニアのバドミントン指導。
毎週水曜日に1時間半、6歳の女の子と、8歳の男の子にバドミントンを教えています。
以前のブログでも紹介しましたが、どちらも子もバドミントンは初めて。
ラケットの握り方から素振りの仕方などを、一から指導しています。
練習が始まる前には、子供たちがコートをモップ掛けしています。
きれいになったコートで、ウォーミングアップとクールダウンのストレッチも、しっかりと時間をかけておこないます。
子供の身体の柔らかさに、びっくりです。
大学のバドミントンコートに変更しました
場所はプーケットタウンのバドミントン専門コートから、プリンセスソンクラープーケット大学のバドミントンコートに変更しました。
こちらの方が駐車場もあって広くて、明るいのです。
ただ、ちょっとコートが硬いのが難点。
それでも小学生の子供たちには、広い会場の方が解放感があってよいです。
休憩時間になると、側転をしたり、追っかけっ子が始まったり。
小学生のスタミナは底知らずです。
後ろには座るスペースもあって、2人の親御さんが子供の練習風景を見ることもできます。
子供にとっては自分の活躍を見てもらえるのが、うれしいようです。
だいぶラケットを振り回せるようになりました
6月から指導を始めて、今週で10回目。
最初はラケットが重くて、思いっきり振り回せなかった2人も、最近は上手に素振りができるようになりました。
私が審判台に上がって布を掴んで、その布をシャトルに見立てて、素振りもしています。
中学生の指導をしているときは、体育館に入れない日はこの練習ばかりさせていた気がします。
写真は見ると子供たちのラケットがずいぶん長く見えますよね。
バドミントンは大人と子供のラケットの長さに差はありません。
時々子供たちが思いっきりラケットを振ると、ラケットヘッドが床についてしまうことがあります。
今はまだ、楽しませることが優先
まだ始めたばかりの小学生なので、楽しさを優先させてフットワークのような基礎練習はしていません。
それでもだんだん空振りする数が減ってきて、動きながら羽が打てるようになってきました。
ただ、「肘をしっかり引くんだよ」とか「ラケットを振ったら、必ず上げておくんだよ」なんて、中学校の生徒たちに教えていたのと同じことを話していますが、さすがに小学生だとすぐに上手にはなりません。
それでも彼らが少しずつ身についてゆくように繰り返し、話をしています。
写真はレシーブ練習。
この日は男の子が学校で転んで、手首が痛いと言ったので、ラケットは振り回さずに、羽を当てるだけのレシーブ練習をさせました。
ただ羽を打ちこんでくるのは、一緒に指導している女性コーチ。
スマッシュを受ける練習なのですが、最初は怖くて目をそらしてしまいました。
「コーチが打った瞬間を見るんだよ」なんてアドバイスをすると、すこしずつ羽がラケットに当たり始めてきました。
練習が終わるころには、上手に羽が当たるたびに大喜びです。
ジュニア指導の難しさ
週に1回の指導を10回終えてみて、小学生の指導はなかなか難しいと実感しています。
お母さんやお父さんが後ろで見ているときはモチベーションが高いです。
逆に親御さんがいなくなると、急に元気がなくなったりします。
自分がうまくできることは有頂天のように楽しそうに練習しますが、うまくいかないと放心状態のように固まってしまったり、動きが極端に遅くなったり、注意が散漫になります。
体力面でもラケットがまだ重く感じたり、身長に比べてネットが高かったり、歩幅も短いのでコートが広く感じます。
一つのことを教えても、理解するスピードは当然、大人よりも中学生よりもぐっと遅いのは仕方ないです。
親御さんとLINEで連絡
今は練習が終わった後で、親御さんとLINEで連絡を取り合っています。
練習中の子供の様子を伝えて、こちらの練習への取り組み方も伝えています。
子供が練習後に家でどんなことを話していたのか?
子供の性格は普段はどうなのか?
そんなやり取りをしながら、次の練習に結び付けようと考えています。
来週あと1回練習をしたら、まず私が日本に一時帰国します。
そのあと子供たちもタイの学校が休みになるので、1ヶ月間一時帰国して、日本の学校に通うそうです。
後期の練習は11月からスタートします。
後期からは少しフットワークなどの基礎練習も始めて、子供の能力をもう少し引き出したいと思ってます。
夢はオリンピックのタイ代表選手?です。