昨日今日とご一緒している、リピーターのY様。
調べてみると、もう私と20日も一緒にダイビングをしています。
1日3本潜ったとして、60本ですからすごい数ですね。
ご自身は、今までのダイビング経験本数は100本を超えたくらいだ、とおっしゃっていましたから、そのうちの半分以上を私と一緒にプーケットの海で、ダイビングしていることになります。

2022年10月10日14日 プーケット ラチャノイ島 ラチャヤイ島 ファンダイビング

そんなY様を今日ご案内したのは、プーケットの中でも一番お気に入りのラチャノイ島ラチャヤイ島
1本目はラチャノイ島のバナナベイを潜りました。
すでにここでももう、30本から40本は潜っていると思うので、今日はご希望だったアンダーウォーターナビゲーションをしてみました。

アドバンスをお持ちのY様は、バンコクの海でコンパスナビゲーションはしていますが、その時は4~5人の講習性がいたので、ほとんど実技のことを覚えていないそうです。
写真にあるようなコンパスを使ったナビゲーションは、一人でも結構な時間がかかります。
人数が多いと確かに実技はできると思いますが、失敗してももう一度やり直すことはできないんだと思います。
失敗を繰り返して、それをフィードバックして、スキルは身についていきますが、それができなかったので、記憶にも残っていないのかもしれません。

今日のコンパスを使って行ったナビゲーションは、直線の往復と、四角形ナビゲーションです。
でも水中でコンパスを使うのって、なかなか難しいんです。
まずコンパスを水平に保つのが一番大変。
写真ではきれいに腕を90度に曲げて、コンパスを水平に保っているのがわかりますね。

プーケットのダイビングでラチャヤイ島とラチャノイ島をファンダイビングした時にした、ナチュラルナビゲーション

四角形のナビゲーションもばっちりスタートに地点に戻ってくることができたY様。
やり終わってから、バンコクで行ったアドバンス講習の時の記憶が、少し戻ってきたみたいです。

ナビゲーションが終わっても、まだダイビングの時間が半分くらい残っていたので、とりあえずバナナベイの浅場を潜ってもらいました。
ここはこんなサンゴの上に水色のスズメダイがふわ~と群れていてとてもきれい。
ちょうどチェック柄のアミメフエダイがいたので、一緒に撮ってみました。

プーケットのダイビングでラチャヤイ島とラチャノイ島をファンダイビングした時にみた、サンゴとスズメダイ

このラチャノイ島のバナナベイの浅場は、5m程度の水深に写真の様なサンゴが密生しています。
スノーケリングでも十分楽しい場所ですが、こうしてダイビングで潜るとサンゴがキラキラしているのがよくわかって、さらにきれいです。

ここでは、ナチュラルナビゲーションをしてもらいました。
とりあえず水深を5m程度に保ったままで、サンゴを横切って、船に戻ってもらう予定でした。
でもサンゴが密生して、景色が思ったほど変わらず、ちょっと難しかったようです。

プーケットのダイビングでラチャヤイ島とラチャノイ島をファンダイビングした時にみた、サンゴ

白い砂地の上には、こんな小さなサンゴがあって、その上に水色をしたデバスズメダイの幼魚や、インド洋固有種のインディアンダッシラスの幼魚が、とてもかわいかったです。
日差しも入って、白い砂がキラキラ光っていました。

プーケットのダイビングでラチャヤイ島とラチャノイ島をファンダイビングした時にみた、サンゴとスズメダイ

これは2本目に潜った、プーケットラチャノイ島のフリーダムリーフ。
他の船ではマンタリーフなんて呼んでいるダイビングポイントです。
ここでは、まるまる50分間、ガイド役をしてもらいました。
ダイビングのスタイルは、ドリフトダイビングでマルチダイビングで徐々に深度を上げていくもの。
最後は湾内止まった船までたどり着くという想定です。
まずはダイビングの前に、大まかな地図を頭に入れて、スタート。
これは深場を潜っているときの様子。

プーケットのダイビングでラチャヤイ島とラチャノイ島をファンダイビングした時にみた、アカヒメジ

こちらは水深の10mくらいを潜っているときの様子。
お客さんで私の後ろを潜っているときに比べて、顔がずいぶんと上がっています。
ガイド役は、より遠くの景色を見ながら、いろいろな情報を頭にいれなければなりません。
今まで何度もここを潜ったと思うのですが、まったく見え方が違ったのではないでしょうか。

プーケットのダイビングでラチャヤイ島とラチャノイ島をファンダイビングした時にみた、アカヒメジ

これは湾内に入ったときの様子。
湾内に入って、船の場所を確認した後、まだ時間が残っていたので、浅場の景色を楽しんでもらいました。
ただサンゴが密生している、こういった景色の方が方向を見失いやすいもの。
Y様も船からちょっと離れてサンゴを楽しんでいたら、どっちが船に戻る方向かわからなくなったとおっしゃっていました。
ナビゲーションは奥が深いです。

プーケットのダイビングでラチャヤイ島とラチャノイ島をファンダイビングした時にみた、サンゴ

これは3本目のダイビングポイント、プーケットラチャヤイ島No1ベイ。
ここももう何度もダイビングしている沈船ポイントなので、ここでもガイド役をお願いしました。
まずは地図で船の位置を確かめてからのスタート。
ここはピンポイントで船に行きつかなければならないので、なかなか難しいナビゲーションでした。
しかも潜降した場所が深場だったので、なおさら今どこにいるのかがわかりづらかったようです。
それでもなんとか沈船まで行きついて、こうして沈船の中の魚を楽しでもらいました。

プーケットのダイビングでラチャヤイ島とラチャノイ島をファンダイビングした時にみた、沈船とキンセンフエダイの群れ

沈船を潜った後は、事前のブリーフィング通りに、浅場の流れの上に行くとタイワンカマスの群れに当たりました。
ブリーフィング通りになって、私もほっとしましたが、ガイド役のY様もほっとしたんじゃないでしょうか。

プーケットのダイビングでラチャヤイ島とラチャノイ島をファンダイビングした時にみた、タイワンカマス

今回は、私ともう20回、60本を一緒に潜っているリピーター様の要望で、アンダーウォーターナビゲーションを行いました。
レスキューダイバー講習を受けるために、ナビゲーションが必須だとおっしゃっていたのがきっかけだったのですが、私も今回はどうガイドしようか迷っていたので、潜り方を変えるいい機会になりました。

まだアドバンスダイバーですが、ダイブマスター講習並みのダイビングをしてもらいましたが、なかなか上手でしたよ。
1本終わるごとに、フィードバックもしっかり行って、スキルをしっかりと身に着けてもらいました。
こうしてファンダイビングの時に、お客さんにガイド役をしてもらったのは、今回が初めてです。
Y様は「こういうダイビングも売れるかもしれないね」なんておっしゃっていましたが、私と一緒に数十本もダイビングをして、プーケットの海をよく知っているお客さんだからこそ出来たんだと思います。
でも私も楽しいダイビングでした。
またぜひプーケットの海で、ダイビングをしてください。
お待ちしています。

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