いよいよ年末年始モードに入りました。
日本はクリスマス寒波で大雪で大変らしいですが、プーケットはクリスマス休暇を海外で過ごす世界中の観光客でいっぱいです。
そんな年末年始をプーケットで過ごされる日本からのお客様と一緒に、今日から4日間ダイビングをします。
お客様は私よりも少し年上のA様。
スポーツジムでオープンウォーター講習に参加されて、シニアになってからダイビングを始めたそうです。
まだ経験本数は30本程度。
でもとても呑み込みの良いお客様で、プーケットのデイトリップで行けるポイントをすべて回って頂く予定です。

今日は初日。
潜りやすいラチャノイ島ラチャヤイ島3ファンダイビングにご案内しました。
今日はハイシーズンの東風に変わっているのですが、波が高く、ダイビングボートの窓からみると、波が目線の高さまで来ていました。
それでも横幅のある新しいボートに乗っていたので、船は揺れることなく快適。
1本目は近場のラチャヤイ島のバンガローベイ南を潜りました。
ここは大きなサンゴの下をスイムスルーのように抜けることができます。
ちょっとおっかなびっくりでチャレンジしてもらいましたが、青い世界や小さなウミウチワ、それに暗いところが好きなハタンポなどを見ることができました。

今日のダイビングボートの中は、50人近いお客さんでいっぱい。
ロシア人が1/3くらいで、あとは中国人とアメリカ人とインド人。
日本人は私たちだけでした。
それもあってか、他の国の人たちはほとんどが体験ダイビング。
私たちはファンダイビングだったので、浅場から少し沖合まで流したのですが、帰りはこうしてディンギー(ゴムボート)が迎えに来てくれてちょっとしたVIP対応でした。

2本目はラチャヤイ島から離れて、ラチャノイ島まで行くことができました。
潜ったポイントは、カメラベイ。
浅場はサンゴが密生していますが、18m近くからは砂地に変わります。
ここには、こんなメタリックブルーに輝くスズメダイ(アレンズダムゼル)がたくさん見られます。
写真でも十分にキラキラしているのがわかりますよね。
でもこの魚、意外と気性があらいそうです。

2本目になると、少し余裕が出てきたA様。
写真に撮られることにも慣れてきたみたいで、こんなピースサインで応えてくれました。

まだ30本程度の経験本数なので、カメラを持ったことがなかったA様。
今回4日間、レンタルカメラを希望されました。
サンゴを傷つけず、自分も安全に撮る方法を伝えながら、マンツーマンで潜っているので、自分がきれいだな!と思ったところで好きなようにシャッターを切ってもらいました。
これがプライベートダイビングのいいところです。
しかも年末年始で、他のチームがごった返している中で、余裕のダイビングができるのもいいところです。

浅場ではタイワンカマスの群れに出会いました。
身体がキラキラしてとてもきれいでしたよ。
でも他のダイバーに追いかけられて、あまりじっくりと見ることができなかったのが残念。
それでもまだこの先に出会うチャンスがあるので、その時のためにどうすれば上手に見ることができるか、船上でしっかりとレクチャーしました。

これは3本目のラチャヤイ島のバンガローベイの北。
バンガローベイは水深がそれほどないので、落ち着いて潜ることができます。
久しぶりにスカンクアネモネフィッシュを撮ってみました。
光を当てると、目で見るよりもずっときれいな体をしているのがわかります。
イソギンチャクの裏側も紫色できれいですよね。

これはお馴染みのインド洋固有種のインディアンダッシラス。
ラチャヤイ島の西側にあるバンガローベイは、こんなテーブルサンゴがあちこちで見られます。
同じラチャヤイ島でも東側のNo1ベイとみられるものが違うのも面白いところ。
4日目にまたラチャヤイ島に戻ってきますが、そのときはおそらく波も収まって、東側の景色を楽しんでもらえると思っています。

これはエダサンゴの上に水色のデバスズメダイがたくさん群れているポイント。
とてもキレですよね。
30本程度とは思えないくらいに、中性浮力が上手に取れていました。
結構シニアのお客さんは怪我を怖がってサンゴに近づかないのですが、A様はなかなか果敢に攻めていました。
でもその方がスキルが格段にアップするんです。
4日間でどんどんスキルアップしていただきたいと思っています。

今日はクリスマスだったので、下船案内の時には、ラッキードロー(タイ式の抽選会)が行われました。
景品が用意されて、辺り番号を引いたお客さんはクリスマスプレゼントがもらえます。
中身はワインなんかもあったようですよ。

明日は、ピピ島マリンパーク3ファンダイビングに行ってきます。
驚くような魚影や、サメやカメに出会えたらいいなと思っています。