今日、プーケットダイビングをご案内したのは、オープンウォーター講習最終日のT様。
昨日はラチャヤイ島で2本潜って、そのあとに学科講習の50問テストをして、無事92点で合格。
今日は気持ちよく、ダイビングに専念することができました。
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1本目は、ラチャノイ島のバナナベイを潜りました。
砂地が広がっているので、コンパススキルがとてもやりやすかったです。
コンパスを水平に保って、上手でした。

バナナベイの水深5m程度の浅場は、スノーケリングも楽しめるほどサンゴが密生しています。
そんな浅場をとても安定して潜っていました。
写真でもわかるように、細かい泡で長く吐き続けことができます。
これが浅場で安定して潜れる一番の要素。
決してつらくなかったみたいです。

ダイビング後半には、タイワンカマスの群れにも出会いました。
群れの中にそ~と入っていって、魚をじっくりと観察していました。

これは2本目に潜ったラチャノイ島のフリーダムベイ。
ここではエア切れ対応のスキルをまず初めに行いました。
そのあとは、こんな景色を楽しんでもらいましたよ。
エダサンゴの1mくらい上を安定して潜っていますね。

すっかり写真の撮られ方も上手になりました。

透明でキラキラ光るグラスフィッシュ。
きれいですね。

ちょっと逆光になってしまいましたが、オレンジ色をしているのは、キンギョハナダイ。
黄色をしているのはネッタイスズメダイ。
こんなカラフルな小魚たちがサンゴの上を覆うように群れているのが、ラチャノイ島の特徴です。

2本目を終わったところで、オープンウォーター講習は無事終了。
3本目はファンダイビングをラチャヤイ島でしてもらいました。
沈船にも潜ってもらいましたが、流れが強かったです。

天気はとても良かったです。
これも3m程度の浅場。
上半身の力が、よく抜けているのがわかりますね。

またまたタイワンカマスの群れに出会いました。
本人は、浅場の方が安心して潜れると言っていました。
普通は浅場は浮いてしまって、なかなか上手に泳げないんですけどね。
オープンウォーター講習の4ダイブで、すっかりダイビングの呼吸を身に着けたようです。

今回、オープンウォーター講習の学科の説明の中で、「トリム」の話をしました。
ダイビングは泳ぐ姿勢がとても大事。
「海の中では、人間から魚になってください」とよく言うのですが、教科書には身体を流線形にするとか、余分なホースなどはしまうとか、トリムをとると書いてあります。

トリムとは教科書では「水中の姿勢とバランス」と説明されているのですが、実は私、この言葉の意味があまりしっくり理解できていませんでした。
犬や猫のトリマーなんて仕事があるので、それに関係あるのかな?なんて考えていました。

ただ、今回のお客様は船の関係の仕事をされていて、船が港に着いて航海が終わるたびに、船のトリムを計測するんだそうです。
トリムはとてもなじみのある言葉で、船首と船尾が水中にどれだけ沈んでいるかを測定して、船の傾き具合がわかって、燃料の量を割り出す大切な作業だそうです。
写真を見ると少しわかりやすいと思います。
例えば水面が4mの位置にあれば、この船の船首は4m沈んでるな、という感じになるそうです。

その話を聞いて、ダイビングのトリムも身体の傾き具合なんだと、理解することができました。
18年ダイビングをしていますが、まだまだ勉強することが多いです。
こうしてお客さんと話ができるのも楽しみの一つです。

ぜひこれからもダイビングを続けてほしいです。
そしてまたプーケットに潜りに来てください。
お待ちしています。