今日、プーケットダイビングにご案内したのは、日本からお越しのF様。
以前にもプーケットに来たことはあるそうですが、ダイビングライセンスを取ってからは初めて。
まだ40本程度の経験本数なので、初日の今日はラチャノイ島ラチャヤイ島3ファンダイビングで、スキルアップしてもらうことにしました。
天候が良くなりそうな3日後は、ピピ島マリンパーク3ファンダイビングをご案内する予定です。

今日は、トリムのお話を少ししたいと思います。
トリムというのは、身体の傾き具合のことです。
オープンウォーターのテキストなどを見ると、身体は水平の方がきれいな姿勢となっていますが、下の写真はどうでしょうか?
これは1本目のダイビング終了間際の泳ぎです。
水深は4m程度。
こんな姿勢をしている人を良く見かけませんか?
もう逆立ちをしているんじゃないか?そんな姿勢の人もいますね。
呼吸を止めがちな人は、この水深ではどうして体が浮いてきます。

またエアの残圧も終了間際ならば、少なくなっていますから、空気の重さも減っているので、どうしてもアルミタンクは浮きがちになります。
足が頭よりもずいぶんと高くなって、キック力で体を沈めている感じがしますね。
そのため目線もずいぶん下を向いて、前が見れていません。
ウエイトを1つ増やしたのですが、それだけではトリムはなかなか上手に取れませんでした。
おそらく潜っている本人も、浅場で浮かずに泳ぐのがつらかったと思います。

下の写真は、3本目のダイビング後半の写真。
水深は10mほどなので、上の写真よりも深いですが、泳ぐ姿勢はどうでしょうか?
足が頭よりもずいぶん下に来ていますね。
下半身の力の抜け具合が、上の写真よりもずっと楽になっていて、腿の重さでフィンキックしている感じがわかるでしょうか。
視線もぐっと前を見れるようになっています。
また肩から腕のこわばりもなくなって、肺を自然に絞り込もうとしているのも、わかってもらえるでしょうか。
1本目が終わった後、呼吸や姿勢の話を船上でして、すこしずつ改善してきたのが下の写真です。
オープンウォーターのテキストでは、水平の姿勢がきれいな姿勢となっていますが、私は体(特に下半身)から無駄な力が抜けた、少し足が落ちているくらいの姿勢の方が、上手だと思っています。
毎ダイブ終わるごとに写真を見てもらっていますが、ご自身でも上達の具合を実感できていたようです。

ここからは、今日のダイビングポイントの様子をご紹介します。
今日の1本目に潜ったのは、プーケットのラチャノイ島バナナベイの南側。
この5月からのローシーズン中は、ずっとこんな感じで、透明度が安定しています。
透明な体がキラキラ光る小魚たちがサンゴの周りを覆ってきれいですね。

キンギョハナダイはメスから雄に性転換する魚。
オレンジ色の体に、紫のアイラインがあるのがメス。
ちょうどダイバーの足元にいるちょっと朱色をした個体はオスです。
オスの周りにたくさんのメスがハーレムを作っている様子がよくわかりますね。

浅場のサンゴの周りには、黄色をしたアカヒメジがきれいに群れていました。
ちょっと若魚なんだと思います。
成魚よりも黄色が白みがかって透明感あるように見えます。

これは2本目に潜ったバナナベイの中央あたり。
砂の上に昼寝でもしているかのように、横たわっていたのは大きなアラレフグ。
目の周りの模様が渦巻きみたいですよね。
なんとも間の抜けた表情で、口をぽかんと開けています。
近づいてもまったく逃げる様子はありませんでした。

サンゴの中央がくりぬかれたようになっていて、その窓からお客さんを撮ってみました。
水中では真っ黒に見えるこんなサンゴも、光を当てるとオレンジ色やピンク色できれいでしょ。

これは3本目に潜った、プーケットのラチャヤイ島No1ベイ。
ここはこんな大きなハリセンボンがあちこちで見られます。
お腹にはコバンザメをくっつけていました。

これは沈船の周りで撮影した写真。
今日は程よい流れがあったので、タイワンカマスの群れがそれはそれは見事でした。
もう360度、見渡す限りカマスの群れ。
数万匹はいるんじゃないかな?
お客さんのこの表情で、楽しさの度合いがわかりますよね。
海の中で思わず拍手していました。
最近のラチャヤイ島は、魚影が楽しめるポイントになっています。

沈船のまわりには、黄色い体をしたキンセンフエダイも群れいています。
上から下へ、群れが流れるように泳ぐ姿は本当にきれいです。

今日は、チェックダイブもかねて、潜りやすいラチャノイ島ラチャヤイ島にしていただきました。
旅行の日程に少し余裕があるお客様なので、メールで相談するときも、天気を見て潜る日を決めましょう。としました。
本人曰く、「スーパー晴れ女」なんだそうです。
確かに朝方、出港するときは少し小雨が降っていた天気も、ポイントについて潜り始めるときには青空が広がって、少し日差しも差し込んでいました。
今日潜ったラチャノイ島ラチャヤイ島は、ポイントにつくまで波があっても、大きな島周りなのでいざ潜り始める場所に行くと、すっかり波がおさまっているのがメリットです。
3日後のピピ島マリンパーク3ファンダイビングもきっと天気になってくれると思います。
キラキラ光るサンゴや、サメ、カメ、それに地形を楽しんでいただこうと思っています。