今日、プーケットのダイビングにご案内したのは、お母様と息子さんの親子。
お母様は、30本程度の経験本数がありますが、長いブランクあけ。
息子さんは、日本でオープンウォーターを取得して、初めての海外ダイビングでした。
ご案内したのは、ピピ島マリンパーク3ファンダイビング。
普段はブランク・初心者ダイバーなので、潜りやすいラチャノイ島ラチャヤイ島3ファンダイビングをお勧めするのですが、2か月近く前からご予約をしただき、たっての希望だったので、ピピ島マリンパーク3ファンダイビングにご案内しました。
1本目に潜ったのは、ピピ島のビダノック。
ここしばらくブラックチップリーフシャークに出会っていなかったのですが、今日は潜り始めてすぐに2匹に出会うことができました。
透明度もまあまあで、光が入ってサンゴがきらきら光っていました。
ビダノックのキンセンフエダイはいつもと変わらず、驚くほどの量です。
黄色のマスクをつけているのは、お母様。
久しぶりのダイビングだったので、こんな魚たちを見ても、ちょっと遠慮気味でしたね。
それでも30本潜っているだけあって、楽しみ方のコツを得ていました。
青いマスクをつけているのは、K君。
海外の大学に留学中です。
2本目に潜ったタートルロックでは、岩肌に着くこんなサンゴを見てもらいました。
こういったソフトコーラルは、日本ではなかなか見ることはできないようです。
今日の2本目は、上げ潮一杯からすこしだけ、下げ潮になりかけたところ。
ぎりぎり青の洞窟を見ることができました。
こうして水面を撮影してみると青さが際立っていますよね。
4畳半くらいの広さしかないのですが、他のダイバーがいないので、こんな景色を独占することができます。
2本目のタートルロックは光と影のコントラストがとてもきれいです。
高い岩壁の上から差し込む太陽光が、左側。
岩壁になって影の部分が、右側です。
きれいでしょ。
ここは水深が5m弱。
1本目は呼吸が上手に吐ききれずに、浅場で浮いていたお二人ですが、2本目は呼吸を上手に調整して、こんな浅場も浮かずに上手に泳ぐことができていました。
ちょうど水面に呼吸しに行っていたタイマイが、降りてきたところです。
事前に船の上で、カメに会った時のレクチャーをしておいたので、黄色のマスクをしたお母様はウミガメと私の動きを上手に察していました。
岩肌につくソフトコーラル。
よく見ると岩も赤色をしていますね。
魚に比べて、サンゴの魅力って、なかなか紹介されることが少ないですが、華やかさを演出してくれる大事な要素だと思います。
3本目に潜ったのは、プーケットのシャークポイント。
こんなカイメンやウミウチワが、いたるところにあります。
今日は程よい流れで、ドリフトしながら景色が変わっていく様子を楽しんでもらいました。
写真だけではわからないと思いますが、背の丈ほどもあるウミウチワが、ゆらゆらと仰ぐように揺れているのが素敵な場所です。
シャークポイントの2の根のトップは、水深が5m弱。
こんな真っ赤なソフトコーラルがお花畑のように咲き誇っています。
今日のお二人。
耳抜きは問題がありませんと、朝の段階で確認をしていて、確かに1本目は上手に耳抜きができていました。
ただ2本目の青の洞窟を見た後に、お一人が耳がなかなか抜けませんでした。
青の洞窟はダイビングの途中に水面まで出てしまうので、お客様の耳抜きは、常に注意しているつもりでした。
ただなかなか降りてこないな?と上を見ると、落ちるようなスピードのなか、強引に耳を抜いているお客様の姿を見てびっくり。
慌てて身体を抑えて、落ちていくのを止めたのですが、そのあとしばらく片方の耳だけがどうしても抜けなかったようです。
初心者やブランクの方によくあるのですが、耳が抜けないときに同じ深度や、落ちていく中で、強引に耳抜きをする方は多いです。
本当は少し浮上して、水圧を弱めてあげる必要があるのですが、その余裕がなかったのかもしれません。
また普段は耳抜きが自然にできてしまう方が、急に耳が抜けずに焦ることもあります。
船に上がってから、そんなことをお話ししたのですが、鼓膜を傷めてしまわなかったか?とても心配でした。
潜降は一番難しいスキルです。
私自身ももうすこし、お客様のスキルに気を使わなければならないな、と反省した1本でした。
これからも親子で仲良く、ダイビングを続けてほしいです。
そしてまたプーケットに潜りに来てください。
お待ちしています。