今日、プーケットダイビングにご案内したのは、もう30年も前にご夫婦でオープンウォーターを取得したN様ご夫妻。
すでに150本程度潜っていますが、ここしばらくダイビングをしていなかったので、ブランクが心配ということで、プライベートの私のショップを選んで頂きました。
ゴールデンウィークの初日は、ピピ島シャークポイント3ファンダイビングからスタートです。

毎年ゴールデンウィークのプーケットは、季節の変わり目で天気が荒れることが多いです。
ただ今年は、風は雨期の西風に変わりつつありますが、天気はとてもよく、波もほとんどない絶好のコンディションでした。
下の写真は、1本目に潜ったピピ島のビダノック。
浅場に密生するキャベツコーラルが、太陽光に照らされてキラキラしていますね。
今日はブラックチップリーフシャークが、1匹だけふらっとしているのを見ることができました。

ビダノックではいつものように、もう驚くくらいの量のキンセンフエダイやフタホシフエダイが見られました。
ただちょっと海の中は暗い感じがします。
今年のハイシーズンはずっとこんな感じなのが、ちょっと残念。
ただ浅場の岩がごつごつしたところは、太陽の光で岩が光って見えますよね。
水深は4m程度。
ちょっと久しぶりのお二人には、浅場はきつかったかもしれませんが、それでも海がキラキラする景色を眺めてもらうことができました。

これは2本目に潜ったピピ島のタートルロック。
この青の洞窟も、このハイシーズン中は、あと1回くらいしか見られないかな?
ローシーズンに入ってしまうと波高で、ピピ島の西側に面したこのタートルロックには入ることができません。
もし入ることができても、ちょうど満ち潮いっぱいの時でないとみることができないので、本当にこの景色を見られる人はラッキーなんですよ。

これはタートルロックの深場。
大きなウミウチワやサンゴがとてもきれいですよね。

タートルロックだって、魚影の濃さではビダノックに負けていませんよ。
ちょうど岩肌をソフトコーラルが覆って、岩は華やかに見えるポイントに、こんなキンセンフエダイやインド洋固有種のアーレンバーグスナッパーがたまっているのですから、見ごたえ十分です。
でも今日は同じ船にほぼ満員のお客さんが乗っていて、ここのポイントもたくさんのダイバーでちょっと混雑していました。

これが岩肌をカラフルなソフトコーラルが覆う岩の壁面。
岩のすぐ上には、こんな小さな魚たちも群れているので、とてもきれいに見えますよね。

ちょっと流れがある場所の岩の下にはこんな風にサンゴがついています。
赤や黄色の柔らかそうなサンゴがとてもきれいですね。
ちょうどここは岩壁の直下。
2本目の日が高い時間帯だったので、暗い場所から明るい場所を見ると、こんな風に海の中がキラキラ光って見えます。光のカーテンなんて呼んでいますが、地形が作り出す景色がとてもきれいなポイントです。

これはスイムスルー。
地形が作り出す小さな抜け穴です。
呼吸をしっかり調整して、上手に抜けてもらいました。
こんなアトラクションのようなことができるのも、タートルロックの魅力の一つです。

タートルロックの浅場でちょうど安全停止をかけるあたりに群れる魚たち。
サンゴと魚の群れがとてもきれいな場所です。
ちょうど今日はこの下に、タイマイ(ウミガメ)がいました。
食事に夢中のタイマイの周りに、もうダイバーがいっぱい。
お客さんと一緒に写真を撮ろうと思ったのですが、あまりの人でそれはかないませんでした。

これは3本目に潜ったプーケットのシャークポイント
流れがそこそこあって、ベテランダイバーのお二人も、さすがにレンタルフィンではきつかったようです。
でも流れがあった方がこんな風にソフトコーラルのポリープが開いてきれいですね。

今回は久しぶりのダイビングと言うことでしたが、150本も潜っているベテランダイバーのご夫婦だったので、ピピ島とシャークポイントにご案内しました。
ブラックチップリーフシャークに、泳いでいるトラフザメにも出会って、ウミガメも見ていただけて、とりあえず大物にしっかり出会えた1日でした。
もう少し透明度が良ければもっとよかったのですが、それは次回にとっておくことにしてほしいです。
旅行に出かけると1日くらいはダイビングに出かけるというN様。
これからもご夫婦でダイビングを続けて、またプーケットに潜りに来てほしいです。
お待ちしています。