今日、プーケットダイビングにご案内したのは、日本からお越しのN様。
申し込みの段階では、マリンパークをご希望だったのですが、この時期は波も出てくるので、透明度も安定して落ち着いて潜れるラチャノイ島ラチャヤイ島3ファンダイビングをお勧めしました。
とはいえ、天気はとても良くて、波もほとんどなくて、なんともダイビング日和の1日でした。

今日は、1本目にプーケットのラチャヤイ島のベイNo1に入りました。
朝1番のラチャヤイ島は、船の数も少ないですし、透明度も安定してよいです。
沈船に近づくと、タイワンカマスの大群が待っていてくれました。

今日はちょっと流れがあって、キンセンフエダイ大群は沈船の中に隠れていました。

これはベイNo1の浅場のサンゴの上。
手前にいる青色と黄色が鮮やかな魚は、インド洋を代表するパウダーブルーサージェントフィッシュ。
モルディブなどではこの魚が浅場に群れていて、ハウスリーフの紹介写真になっています。
プーケットではこんな風に単体かペアでいることが多く、それほどは群れません。
ただ青色・黄色・白色・黒色がハッキリと別れていて、なんだか塗り絵をしたような、鮮やかな色の魚なので、よく目立ちます。

サンゴの上にいるスカンクアネモネフィッシュ。
ただイソギンチャクが真っ白ですね。
雪の上にいるようでとてもきれいなんですけど、これ白化なんですよね。
この前のハイシーズン後半に、水温がぐんぐん上がってしまい、ハードコーラルもイソギンチャクも真っ白になってしまいました。

これは2本目に潜ったプーケットのラチャノイ島のマンタベイ。
サンゴの上には、スズメダイやキンギョハナダイが群れています。

ちょっと先ほどの写真を拡大してみました。
3匹の魚が色の枠で囲まれています。
右上の黄色の枠で囲まれた、オレンジ色をしているのは、キンギョハナダイのメスです。
サンゴの上に一番多くいて、目の下には紫色のアイラインがあります。
そして左の赤枠で囲まれているのは、キンギョハナダイのオスです。
キンギョハナダイはメスからオスに性転換する魚で、有名ですね。
そして右下の青い枠で囲まれた魚、キンギョハナダイのメスに似ていますが、なんだか細長いです。
これはハナダイギンポと言って、こんな風にキンギョハナダイの中で、ひらひら泳いでいるのを見かけることがあります。
ギンポなので、カメラを向けて近寄ったりすると、近くの穴の中に隠れてしまいます。
よく、穴から顔をきょろきょろっと出している写真を、図鑑などで見かけますね。

これはマンタベイの浅場。
今日のN様は、潜る前に、「浅場で身体が浮く」と話していました。
身体が浮く人には特徴があって、その1つは、呼吸を止めて、身体が浮いてしまってから息を吐き出す人です。
あともう1つは、肺が縮まるまで吐ききれないで、呼吸が浅い人です。
今日のN様は、その2つともが当てはまって、どちらかというと、頑張って力で浮き上がるのを抑える傾向にありました。
そのため、どうしても脚(フィン)が頭の上にどんどん行ってしまいます。
ただ船の上で、呼吸や下半身の力の抜き方をお話しして、3本目になると、本人もスキルの上達が実感できたようです。

そんな3本目が下の写真です。
プーケットのラチャヤイ島に戻ってきて、新しい方の沈船に潜りました。
ツバメウオが近寄ってきたので、ツーショットを撮ったのですが、なかなか横を向いてくれず、こんな正面顔になってしまいました。
ツバメウオって、正面から見ると、目が離れていて、口が垂れ下がって、あまりかっこよくないんですよね~。

ここは新しい沈船の横にある、船首だけの沈船。
キンセンフエダイやアカヒメジやロクセンフエダイなど、黄色の魚たちがたまって、きれいでした。

なんだかかっこいいでしょ!
身体全体の力が抜けて視線も前も向いてきれいな姿勢ですね。

もうすっかりラチャヤイ島の景色の一部になった人工物。

今回は、潜りやすく、透明度も安定したラチャヤイ島ラチャノイ島を潜っていただきました。
次回は華やかなサンゴや、地形や、サメやカメなども見られる、ピピ島やマリンパークを潜ってもらいたいと思います。
またぜひプーケットに潜りに来てください。
お待ちしています。