今日、プーケットのダイビングにご案内したのは、日本からお越しのT様ご夫妻。
旦那様も奥様も学生時代には陸上をされていて、とてもスマートで背の高いお二人でした。
奥様は日本でオープンウォーターを取得して、まだ5本の初心者。
ということで潜りやすい、ラチャノイ島ラチャヤイ島3ファンダイビングにご案内しました。

ただ今日は、夜明け前に嵐のような雨が降っていました。
港にお二人が到着した時は雨はやんでいたのですが、ダイビングボートが港を出た頃から波が高く、雨が強くなりました。
雨季らしいお天気と言えばそれまでなのですが、波は目線まで来ていて、さすがにお二人には横になって眠っていただくことにしました。
1本目に潜ったのは、プーケットのラチャヤイ島のベイNo1。
いつものように沈船の中を潜ったのですが、透明度はまずまずでした。
ビギナーの奥様もを気にして、後ろを振り返っている旦那様。
旦那様は、すでに60本ほど潜っていて余裕の泳ぎでした。

沈船を抜けるとタイワンカマスの大群がやってきました。
360°カマスに囲まれることもできて、こうしてお二人が手をつなぎながら泳いでいる姿も撮影することができました。
日本でオープンウォーターを取った時は、透明度はほとんどなくて、本格的なダイビングを楽しむのが今回が初めてだとおっしゃっていた奥様。
カマスに囲まれて楽しそうでした。

船の中にはキンセンフエダイがいっぱい。
まだ経験本数5本とは思えないくらいに、船の中も上手に泳いでいました。

熱帯を代表するような魚のハタタテダイ。
かわいいでしょ。
奥様が上手に写真に写るように、そっと腕をつかんで浮力をとっている旦那様。
かっこいいですね。

これは浅場のサンゴの上に群れていたインディアンダッシラス。
4スジ、3スジ、2スジといる、リュウキュウスズメダイのインド洋バージョン。
黒いスジが1本なのが、インド洋の固有種のインディアンダッシラスです。
浅場でも旦那様と奥様が手を取り会っていましたね。
とても仲が良いご夫婦で、ほほえましかったです。

今日は、波が高かったので、ラチャノイ島までは無理していかずに、ラチャヤイ島で3本を潜りました。
2本目に入ったのもラチャヤイ島のベイNo1。
今度は大きい方の沈船を潜ることにしました。
大きい方の沈船の少し北には、船首だけが沈む大きな沈船が以前からあります。
ちょっと深いのでなかなか行くことはありませんが、ちょうど潮が当たっていたので、潜ってみるとキンセンフエダイやメニーラインドフュージラーの青い群れがとてもきれいでした。

こちらは大きな沈船の船首部分。
沖縄ではこのメニーラインドフュージラーをグルクンと呼ぶらしいですね。
唐揚げにして食べるんだと、お客様がよく話してくれます。

こちらも唐揚やフライにしたら美味しそうな、マテアジの群れ。
しっぽが黄色いのが特徴です。

今日は船の上の水深が10mくらいのところに、ツバメウオがきれいに群れていました。
すごい数ですよね。
お客さんと一緒に写真を撮ろうと回り込むと、じわじわと逃げて行って、なかなか一緒に撮影させてくれません。
ただ見た目にも大きな魚で、特徴があるので、じっくり目で楽しむにはちょうどいい群れです。

もうすっかり余裕のお二人。

3本目もラチャヤイ島のベイNo1でしたが、毎ダイブ少しずつ潜る場所を変えて楽しんでいただきました。
これはいつもと違う、北側にあるスクータータイプの沈バイク。