今日、プーケットのダイビングにご案内したのは、日本からお越しのM様親子。
娘さんのNさんがファンダイビングで、お母様のYさんはスキンダイビングでご参加です。
ご案内したのは、この時期はとても透明度の良いラチャノイ島ラチャヤイ島。
1本目に潜ったのは、いつものプーケットのラチャノイ島のバナナベイです。
NさんはGoProを持ってのご参加です。

最近、ここの根をよく潜るようになりました。
フタホシフエダイの大群が、根の上にも下にも横にも群れていて、こんな写真を撮ることができます。
群れを撮るにはやっぱりアクティブカメラですね。
群れをなめるように、根を回りながら撮影していました。

スキンダイビングでご参加のお母様。
沖縄の海の美しさに惹かれて、今は沖縄に移住しているそうです。
本当はダイビングライセンスをお持ちなのですが、沖縄では年齢制限で潜らせてもらえないということで、スキンダイビングのライセンスも取得されたそうです。
すごいですね。
私たちが浅場にやってくるとそれを見つけて、こうして下りてきてくれました。

ファンダイビングの娘さんと、スキンダイビングのお母さんのツーショットを撮影したのは初めてです。
親子でご参加いただく方の中には、ファンダイビングとスノーケリングの方はいらっしゃるのですが、残念ながら行動が別なので、こんな写真を撮ることができません。
撮れたとしても水面に浮いているスノーケラーが、下を向きながら手を振っているような写真ばかり。
この写真は水面にいるお母様に、ハンドシグナルで2人で写真を撮りたいと知らせた後に撮影しました。
いやいや、素晴らしいですね。

これはインド洋の固有種、パウダーブルーサージョンフィッシュと一緒に撮影したもの。
なので、これはインド洋の写真。
プーケットの写真ということになります。
日本ではこの写真を撮ることができません。
鮮やかな青色と黄色、それに顔の周りの黒色がとてもきれいな魚です。
モルディブなどでは、この魚が群れた写真をよく見かけますが、プーケットではこんな風に1匹で見ることが多いです。

こちらもインド洋固有種、もうお馴染みのまゆ毛、コラーレバタフライフィッシュです。
赤いしっぽと白い首輪、それにつぶらな瞳の上のげじげじ眉毛が良くわかりますね。

2本目に潜ったプーケットのラチャノイ島のマンタベイでは、こんなサンゴを所々で見かけます。
海の中の肉眼では、ちょっと深緑に見えるこのサンゴですが、ライトで光を当てたり、写真に撮ると意外と赤いんです。
サンゴの美しさはとても素敵ですね。
魚ばかりに関心が行ってしまうダイビングですが、やはりサンゴの美しさもぜひ味わっていただきたいと思います。

今日のマンタベイは、少し流れもあったので、こうしてタイワンカマスが大きな群れを作っていました。
群れの中にじわじわと入りこんで、撮影していましたね。
気が付いたら、360°カマスに囲まれていました。

青い海をバックに、サンゴの上にはスズメダイと赤色が鮮やかなキンギョハナダイ、その横には銀色の身体がぎらぎらしたカマスの群れと、とてもカラフルですね。
この時期のラチャノイ島はとても透明度が高くて、きれいなんですよ。

2本目も浅場を泳いでいると、お母様が気づいて下りてきてくれました。
きれいな姿勢ですね。
ロケットのようです。
エダサンゴの上のスズメダイを撮影するのに夢中な娘さんのNさんは、音もなく近づいてくるお母様に全く気付く様子はありません。

このチャンスを逃すまいと、動画で撮影してみました。
お母様が上手に娘さんの前に泳いできて、その姿を発見した娘さんが驚いた後、思わず笑ってしまって、泡をブクブクさせています。
お母様のフィンがきれいにしなっているのもすごいですね。
こんな動画を撮るのは、20年この仕事をしていて初めての経験です。
いい経験をさせてもらいました。
これはいつも3本目に潜る、プーケットのラチャヤイ島の沈船。
最近はこちらの沈船は、魚が少ないせいか、ダイバーをあまり見かけません。
でもこんな風に、きれいなシルエットが撮れて、むしろいいかもしれませんね。

これはフライにしたら美味しそうなマテアジの群れ。
黄色のしっぽが特徴です。
見渡す限り左右にも奥にも、このマテアジが群れていて、下に見える沈船を覆っていました。

3本目のラチャヤイ島でもタイワンカマスに出会うことができました。
目がクリッとしていてかわいいでしょ。
癒し系の代表です。
こうしてじわじわと入っていくと、魚と横並びに泳ぐことができます。

今回は沖縄の海の美しさに惹かれて移住したお母様と、そこへ潜りに行っている娘さんでしたが、きっとプーケットの海の楽しさも味わっていただけたと思います。
次回はぜひ親子そろって、ダイビングを楽しんでいただきたいと思っています。
またぜひ、プーケットの海に潜りに来てください。
お待ちしています。