今日のプーケットダイビングにご案内したのは、昨日に引き続き日本からお越しのK様。
今日は友人の方と一緒で、ラチャノイ島ラチャヤイ島3ファンダイビングにご参加いただきました。
友人の方は、今回はスノーケリングで参加です。

昨日のピピ島シャークポイントで、ウエットスーツを、3㎜のスプリングタイプ(半袖半ズボン)に変えてから、すっかり体の自由が取れるようになって、ダイビングのストレスが軽減されたK様。
潜りながらも呼吸のことを常に考えていたそうです。
体の力が抜けてきれいな姿勢をしていますね。
1本目はプーケットのラチャノイ島のカメラベイ。
湾のはずれは、こんな大きな岩が積み重なっていて、岩と岩の水が抜けるところには大きなウミウチワができていました。

カメラベイには昨日のような華やかなサンゴなどはありません。
昨日の華やかさを見ていたので、今日はぱっとしなくて、つまらないんじゃないかな?と思っていたのですが、K様はいつも潜っている沖縄の海に景色が似ているので、むしろ安心して潜れたとおっしゃっていました。
こんなイエローバンドフュージラーが次々と流れてきました。

ちょっと暗くてわかりづらいですが、タイワンカマスの群れを撮影しているところです。
中性浮力が取れるようになって、次はカメラの撮り方が課題になりました。
日本で普段から潜っているダイバーは、魚や周りのダイバーに対して遠慮がちです。
魚の前で泡を吐いてはいけないとか、魚の群れを散らしてはいけないとか、、、
もっと群れに寄れば良いのにと思うのですが、なかなか魚に寄っていきません。
それに遠目からズームで魚を大きくしていたので、1本目を潜り終わった後に船上で、もっと「魚に寄りましょう」と話をしました。

これは2本目に潜ったプーケットのラチャノイ島のマリーナベイ。
大きなハマサンゴに近づくと、こんな風に光が差し込んでいるところがあります。
小さな魚もいて、とてもきれいです。

1本目に、ズームで引っ張って撮影したのを教訓に、2本目はできるだけ魚に寄るように頑張っていたK様。
ただ今度はカメラの液晶の画面に集中しすぎて、自分が沈んでいるのか?浮きすぎているのか?が良くわからなくなってしまいました。
1つの課題を消すと、また次の課題が現れてと、そんなスキルアップ中心のダイビングでしたが、海の中でもスレートを使ってそんな注意やアドバイスをすると、それをちゃんと改善する真面目なダイバーなんですよ。

これはマリーナベイのエダサンゴの上。
スズメダイが蝶々のようにふわふわと舞っているのがとてもきれいなところです。
日本でずっと潜っているお客さんは、とかく下を向きがちなことが多いのですが、沖縄で潜っているせいか、決して下を向きすぎることはありませんでした。
こんな風に、常に前を向いているところは、とてもいいですね。

2本目の課題のもう一つは、上半身が起き上がってしまうところでした。
海の中では魚のように、身体を水平にするのが一般的ですが、人間なのでどうしても陸上と同じように立った姿勢になりがちです。
今日は流れがそれほどなかったからよかったのですが、それでもフィンがどうしてもサンゴにぶつかりがちになります。
自分のフィンの長さって、ダイビングの時はなかなかわからないものです。
また海の中では物の見え方は、3割増し大きく、近くに見えるものです。
そんなことも船の上で話しながら、また一つ課題を考えていました。

カマスは群れの中に、じわじわと入りこんでいくと、360°カマスに囲まれますよ!なんて話を1本目の終わりにしておいたので、こんな景色を楽しむことができました。
ラチャノイ島の楽しみの一つです。

もうすっかりボロボロになってしまった沈バイク。
本当はこれにまたがろうとしたのですが、思ったようにいかなかったみたいです。
体のバランスと、思いっきり呼吸を吐き出すことがポイントなんですけど、なかなか難しいんですよね。
それでもこんな風にポーズをとることができました。

プーケットのラチャヤイ島の大きな沈船の上です。
水深は10m程度、今日もツバメウオとフライにしたら美味しそうなマテアジが群れていました。
昨日は浅場に行くと、身体が浮いてしまいましたが、今日はもうすっかり余裕ですね。

2日間で6本のダイビングをプーケットで楽しんでいただきました。
初日に出会ったときに、プーケットにダイビングの勉強に来ました!とおっしゃっていた通り、とてもスキルアップに真面目に取り組んでいらっしゃいました。
毎ダイブ終わるごとに、課題を洗い出して、それを次のダイブで解消していく、そんなファンダイビングです。
スキルが向上する楽しみ=ファンになりましたが、それもダイビングの楽しみの一つだと私は思っています。
年に1~2度ほどしか潜れないとおっしゃっていましたが、もっともっとスキルアップして安全にダイビングを楽しんでいただきたいです。
そしてまたプーケットに戻ってきてください。
お待ちしています。