今日、プーケットのダイビングにご案内したのは、N様親子。
お父様は以前、タイで駐在をしていた時に、私のショップをご利用いただいたリピーター様。
日本に帰国されたので、今回は息子さんのH様を連れて、プーケットにやってきてくれました。
今回お父様はファンダイビングを。
H様はアドバンス講習を行いました。
1日目の今日は、ラチャノイ島ラチャヤイ島にご案内しました。
1本目はプーケットのラチャノイ島のバナナベイで、ピークパフォーマンスボイヤンシー(中性浮力)の練習です。
すでにアドバンス講習の学科は、日本でオンラインで済ませてもらっているので、プーケットに来てから海に潜ってスキルを高めるだけです。
下の写真は逆立ちをしてもらっているところ。
サンゴの隙間に入った魚などを見るイメージで、頭を下げて、足を上げてもらいました。
息を上手に吐いて下がったり、息を吸って上がったり。
そんなイメージを持って練習してもらいました。
なかなかまっすぐに逆立ちするのって、難しいんですよ。
このフィン、ちょっと足首が曲がって、フィン先は下を向いていますよね。
何の練習かというと、バックで泳ぐ練習です。
クマノミなどの写真を撮るときに、からだを同じところに保つためには、どうしても前に進むだけのフィン使いではうまくいきません。
そこでフィン先をこんな風に下に向けて、スカーリングの要領でバックしてもらいました。
なかなかうまくいかないのですが、ちょっとコツをつかむとバックすることができます。
シンクロナイズドスイミングやカヌーのパドルなどをイメージすると、いいですね。
H様は水泳を子供の頃にしていたので、水中で体のバランスをとるのがとても上手。
ただ呼吸が息を吸った後に、ずいぶんと我慢して止めてしまう癖があります。
そのため、深場では問題ないのですが、浅場に行くとどうしても体が浮いてしまいます。
徐々に足が上がって、フィンが頭より上になってしまい、目線が下がるのが典型的なパターンです。
あえてタンクの空気が少なくなる後半に、水深3m~4m程度の浅場を潜っていただきました。
昼食後の20分程度を使って、1本目の写真を見ながらフィードバックをしました。
呼吸を直すことと、上半身の脱力と、脚の重みを感じながら泳ぐことを、理解してもらいました。
下の写真はプーケットのラチャノイ島のバナナロックのエダサンゴの上です。
上の写真と見比べると、ずいぶんと姿勢に違いがありますね。
何より目線が前を向いていることが良いことだと思います。
脚の重みや呼吸も、うまく実践できてたようです。
2本目はアンダーウォーターナビゲーションだったのですが、空いた時間はサンゴを見たり、こんな岩の隙間も通ってもらいました。
アドバンス講習とは言っても、海を楽しむことが第一です。
スキルを高めて、こんな楽しみもしてもらいたいと思っています。
ここは2本目に潜ったバナナロックの巨岩の前です。
きれいな姿勢とフィンキックですね。
水をしっかりととらえています。
泡も細かいのがわかりますね。
深度が落ちることなく、流れの中でも上手に泳いでいました。
これはお父様。
デジタルカメラを持参で、H様が講習の間は、プーケットの景色や魚たちをたくさん撮影されていました。
ここはバナナロックのエダサンゴの上。
きれいなエダサンゴでしょ。
今ではとても貴重なんです。
これは水面で、フロートを上げる練習をしているところです。
ボートが遠くにいて、自分の位置をボートに知らせるために、水面でフロートを上げる練習です。
よくフロートを購入して、プーケットに持ってくるお客様がいますが、なかなか買っただけでフロートを上げてみる機会がないものです。
せっかくなので、こんな練習もしてもらいました。
3本目はプーケットのラチャヤイ島のべいNo1 です。
ここではボートダイビングということで潜っていただきましたが、ほとんどレクチャーで内容は済んでしまうので、海の中は楽しみの要素を多く取り入れました。
こんな大きなフグを見ながら、ブロックの間を抜けていきました。
すっかり浮力には自信がついたみたいです。
今日は昨日までとは打って変わって、とても良いお天気でした。
波もなく、透明度も良くて、日差しがあったので海の中がキラキラしていました。
明日はピピ島マリンパークで、アドバンス講習のディープとドリフトをしようと思っています。
魚いっぱいで、サメやカメにも合うチャンスがあるので、楽しみの様子を盛り込みながら、魚の見分け方やアンダーウォーターナチュラリストなどの要素も加えて、講習を行いたいと思っています。