ここ最近、まったく雨が降っていないプーケット。
朝晩はとても涼しく、午前中くらいまでは風が吹くととても気持ち良いです。
さて今日は、タイ人と日本人の育ちの違いと、その中でもトイレのドアを閉める意外な理由についてお話しします。
日本人の私と、タイ人の嫁さん
私はタイ人の嫁さんとの国際結婚。
なんでも細かい国の日本と、サバイサバイ(気持ちいい)の国のタイ。
当然育った環境が違います。
環境を整える
私は家が散らかっているのは嫌い。
掃除機も洗濯機も、毎日のように使って、身の回りの環境を整えるのが当たり前だと思っています。
嫁さんはと言うと、周りになにかがたくさんあって、多少散らかっているくらいな方が安心なタイプ。
私が毎日掃除機をかけると、「そんなにきれいにしたら、実家の家族がプーケットに来たとき、きれいすぎてビックリする」と言っています。
まあ埃が多いタイですし、床に多少ごみがあっても全く気にならないんでしょうね。
元の場所に片付ける
物を片付けるのも、ちがいがあります。
日本人は例えばはさみやペンを使ったら、「元の場所に戻しなさい」と教わってきました。
整理整頓ができないのは、だらしない人間の象徴みたいに、小さなころからしつけられてきましたね。
タイ人の嫁さんはと言うと、使ったものを元の場所に戻しません。
なので次に使うときに、かならず探し回るのが当たり前です。
はさみとかホチキスとかペンとか、、、
まあ、タイ人すべてがそうだとは言いませんが、ありがちなことの様です。
食卓を拭く
食卓についても違いはあります。
私たち日本人は学校給食で必ず、食器を並べる前には布巾で机などを拭いていました。
食べ終わった後も、机や配膳台を拭くのは当たり前でしたね。
ただ嫁さんは食べ終わった後の食卓を拭きません。
よっぽど何かをこぼしたのであれば別ですが、基本的に食べ終わったらそのままです。
これはどうも嫁さんだけではないようです。
友人の話では、職場でパソコンが乗っているデスクで、タイ人も欧米人も普通に食事をするそうです。
ただ食事をする前も、した後もそのままで、パンくずなどが残っていてもへっちゃらだと言っていました。
これって、清潔の国な日本だけが、変わっているのかもしれません。
トイレのドアを閉める
最後に一つ。
トイレのドアについてです。
うちの嫁さん、トイレのドアを必ず閉めます。
逆に私はトイレのドアを開けてくれと頼んでいます。
というのもタイではトイレは水の部屋(ホーングナーム)と言って、シャワーとトイレが一緒になっています。
しかも日本のように換気扇がついていないので、トイレの窓を開けるようにしています。
私は壁がかびてしまうのが嫌なので、できるだけトイレのドアもあけて、風が通るようにしています。
ただ嫁さんはいつもドアを閉めてしまいます。
トイレの電気の消し忘れはよくするのに、トイレのドアだけはいつもきまって、しっかりと閉めます。
私が壁がかびるから、「あけてくれ」と言っても返事だけはして、またしっかり閉めます。
トイレのドアを閉める、意外な理由
最初は臭いがリビングに流れてくるので嫌がって、閉めているのだと思っていました。
でも今日理由を聞いて、ようやくドアを閉める理由に納得がいきました。
実はトイレのドアを開けっぱなしにしておくと、タイではお金が逃げていくと言われているそうなのです。
タイ人全員がそうとは限らないようですが、嫁さんの家では昔からそう言われていたそうです。
だから絶対にトイレのドアを開けっぱなしにはしないんですね。
ちなみに窓が多い家も、お金が逃げていくので良くないと、嫁さんは話していました。
不思議なもので、小さなころに身についたものは、大人になってもちゃんと守られます。
三つ子の魂百まで、なんてよく言われますし、逆に性格はなかなか変わらない、とも言います。
毎日のように口げんかが絶えない我が家ですが、日本人とタイ人、まあまあ仲良く暮らしています。