10月下旬にダイビングのお客様が、2週間ほどいなくなって、天気も良くなった昨日、プーケットからクラビへ観光に来ました。

クラビは、プーケットやサムイ島と並んで、南タイを代表する観光地です。プーケットよりも自然が多く、景観も日本の昇仙峡や層雲峡を思わせるように、ダイナミックで美しいです。

今回は嫁さんを連れての観光旅行なので、お寺や有名なビーチを見て、温泉のあるホテルに泊まることにしました。

クラビはプーケットから車で3時間。まず行ったのがワット タム スアというお寺。ワットはタイ語でお寺、スアはトラです。ここはクラビの中でも一番大きなお寺で、昔洞窟の中にトラが住んでいたそうなので、この名前がついたそうです。

その洞窟の中が下の写真。洞窟内には仏様が数体あって、お坊さんにお経を唱えてもらうこともできます。

お寺を奥の方に進むと、左手に崖があるのですが、そこには階段があって上に上がることができます。ただ注意書きがあって、そこには「体力な自身がない人は上がらないように」と書かれていました。

興味本位で登り始めたのですが、いくら登ってもゴールが見えません。しかも写真のように60度位はありそうな、急勾配の階段が続いています。

下の写真は、半分くらい登ったところから見えた景色。すでに相当に高いでしょ。

上り終わってわかったのですが、階段は1260段あったそうです。登り終わったときはシャツは汗でびっしょり。嫁さんは「もう足が動かない」と涙目でした。

頂上は360度クラビが見渡せる展望台のようになっていました。切り立った岩山や海も見ることができました。

大きな仏様もいて、クラビの町を見渡しているようでした。嫁さんもこの景色を見た途端に、今までの疲れが吹き飛んだみたいです。

もう、山を登ってクタクタになってしまったので、他は回らずにホテルへ直行。宿泊したのはワリラットという天然温泉があるホテルです。写真の様に岩でできた湯船に天然温泉がかけ流しになっています。周りには自然しかない日本の秘湯のようでした。温度は42度、タイにも立派な温泉があるんですよ。

普段からクラビ県のピピ島には行っていますが、陸のクラビにはなかなか来ることがありません。でも自然がいっぱいでプーケットよりももっとのどかで、温泉もあっていいところだと思いました。

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