今日、プーケットのダイビングにご案内したのは、大学生時代にダイビングサークルに所属していたM様。
ただ子育て時代は、どうしてもダイビングができませんでした。
そんなM様がプーケットに旅行に来て、それでもやっぱりダイビングをしたくなって、帰国直前に私のショップにご予約いただきました。
ご案内したのは、久しぶりなので安心して潜れる、ラチャノイ島ラチャヤイ島3ファンダイビングです。
この写真は泳ぎ始めて間もないもの。
肩の力が抜けていますよね。
視線も前を向いて、フィンがきれいに水をとらえています。
トリムもきれいで、下半身の無駄な力が入っていないですね。
安心してみていられる泳ぎです。
プーケットのハードコーラルの一つ、スタッグホーンコーラル。
鹿の角なんて名前がついていますが、とても立派な角を連想させるサンゴです。
これはインド洋固有種のインディアンダッシラスがついているサンゴ。
スタッグホーンほど大きくはなくて、テーブルサンゴのように広がりはないのですが、生き生きしたサンゴにはこんなスズメダイがついています。
スズメダイは人が近づくと、このサンゴの中に隠れて、身もだえをするようにサンゴの中で体を震わせながら、敵が通り過ぎるのを待ちます。
ピンク色してとてもきれいなサンゴですよね。
テーブルのように広がっていて、とても生き生きしたサンゴです。
こちらは2本目に潜った、プーケットのバナナロック。
なんといってもエダサンゴが一面に広がる、とても素晴らしいポイントです。
黄色い魚はアカヒメジ。
あとしっぽが、昔の弓矢の先の鏑矢の模様をしたカブラヤスズメダイや、胸鰭が黄色いナミスズメダイなどがサンゴの上を覆って、まさに楽園のようです。
枝先が青いエダサンゴが広がるポイントは、もうプーケットの中でもこの一画になってしまいました。
景色を眺めているとうっとりします。
今日のお客様のM様は、こんなサンゴの上を優雅に泳いでいました。
そんなM様の姿を、心配することなく写真を撮らせてもらえて、私もとても
楽しかったです。
岩と岩の間には、小さなソフトコーラルがついていて、きれい。
ゆったり、ゆっくり、余裕の泳ぎで通り抜けていました。
ここはバナナロックの大きな巨岩の前。
水深が急に30mオーバーになるところです。
こんな風に水底には大きな岩が横たわっていて、まるで空を飛んで、地底都市を眺めているような気持ちになります。
今日は流れがそれほどなかったので、フュージラーの群れはやってきませんでしたが、ぷか~と浮いている感じが素敵ですよね。
これは3本目に潜った、プーケットのラチャヤイ島の沈船。
今日はダイビングボートが5艘くらい、同じ時間帯に入ったので、ダイバーだらけ。
でもそれが気にならないくらいに、キンセンフエダイもきれいに群れていました。
ブロックには貝がついているから危ないですよ。と説明したのですが、こんなブロックの中を通って、とても楽しそうでした。危ないのを承知でも、楽しく上手に泳げるならば、それもいいかな~と思いました。
今日のお客様のM様。
とてもきれいに中性浮力を取っていましたが、実は呼吸は吸った後に、たっぷりと止めてしまうタイプ。
そのためどうしても体が浮いてきます。
なのでちょっと重いかな?と思うくらいのウエイトをつけて、その浮きを抑えていました。
ただ昔潜りこんでいただけあって、水深3m程度でも決して焦ることがありません。
もちろん水面に浮き上がってしまう心配もありませんでした。
またエダサンゴの上も呼吸を調整して、ストンと落ちないようにしていました。
M様のように呼吸をたっぷり止めてしまうのが、もしビギナーさんだったら、呼吸の話をしてスキルアップしてもらおうと思います。
でも今日のお客様のように、ダイビングの経験本数が200本を超えていて、呼吸と浮力が上手に調整できているお客さんには、スキルアップの話はしないようにしています。
ダイビングスキルは、ダイビングを楽しむためにあるので、すでに安全に楽しんでいるお客さんにはあまりスキルアップを強要しないのが、サービスかなとおもっています。
子育てが済んだら、ぜひまたダイビングを再開してほしいです。
そしてまたプーケットに潜りに来てください。
お待ちしています。