今日、プーケットダイビングにご案内したのは、親子で参加されたM様。
お母様は若いときにダイビングを楽しんでいて、今回は30年ぶりのダイビング。
ちょうど今、娘さんのE様がダイビングに夢中なので、一緒にプーケットの海を潜ることに決めたそうです。
でもあまりにブランクあったので、私のショップにご予約いただきました。

30年ぶりでとても不安です。とおっしゃっていたお母様ですが、泳ぎ始めると昔の勘が戻ったのかな?
意外と中性浮力がしっかりとれていて、こんな浅場でタイワンカマスとも一緒に写真に写ることもできました。

お二人は大分の海の見えるところにお住まいで、中学校の頃は海を見ながら授業を受けていたそうです。
いい環境ですね。
なのでダイビングもとても自然に始めたみたいです。
Eさんは、日本では器材はフルセットお持ちでそうです。
それに今は写真に夢中なようで、今回のプーケット旅行では、ワイドに挑戦するために、大きなワイコンレンズに、大きな2灯のライトをつけたカメラを持ってきて、プーケットならではの写真をたくさん撮っていました。

このハイシーズン中、プーケットのラチャノイ島のバナナベイの浅場で目にするようになった、フタホシフエダイの大群です。
群れを見つけるなり、猛ダッシュで撮影体制に入っていました。
ワイドレンズが大活躍です。

お母様は1本目は、まだまだ控え目なダイビング。
大群を見ても、なかなか群れの中に入っていこうとしません。
でもこんな浅場も上手に泳いでいますよね。
左手がインフレーターホースをつかんでいるところは、まだ緊張が取れきれていなかったのかな?

かっこいいでしょ。
マスクのミラーと、スカシテンジクダイの体のキラキラがなんだかマッチしていますね。
きれいな写真がきっととれていると思います。

これは2本目に潜ったプーケットのラチャノイ島のフリーダムベイ。
ちょっと深場のサンゴの周りには、キンギョハナダイが群れていました。
オレンジ色に紫色のアイラインがあるのが、メスです。
でもちょうどお母様の顔のあたりにいる、オレンジ色の魚がちょっと長細い体をしていますね。
そうなんです、この長細い体をしたのは、キンギョハナダイに擬態しているハナダイギンポという魚。
一緒にサンゴの周りを泳いでいますが、ギンポなので敵が近づくとサンゴの穴の中に隠れてしまいます。
こんな間違い探しみたいなのも、ダイビングの楽しみに一つです。

ハイシーズンはじめの水温が低かった時には、1つのポイントで5枚も見られた大きなジェンキンスホイップレイ。
今は水温が28度くらいまでに上がっていて、ちょっと深場のサーモクラインのところに1匹だけいました。
少し近づこうとしたら、こんな感じで泳いでサーモクラインの中に、逃げてしまいました。
今年のハイシーズンは、水温が低い日が続いていましたが、その時によく見られたのが、この大きなエイとピンク色のクラゲでした。
そのピンク色のクラゲも、今日はもうどこに行ってもみられなくなりました。

フリーダムベイの北のはずれは、こんなオレンジ色や水色をしたスズメダイがきれいに群れています。
人も少ないので、カメラをじっくり撮るには最適な場所です。

これは3本目に潜った、プーケットのラチャヤイ島のNo1ベイ。
このキンセンフエダイ大群はもうお馴染みですね。
お母様は娘さんの写真にできるだけ写らないようにしようと、控え目に群れに近づいていました。
でもこんな風に写真に写って、なかなか上手でしたよ。

大きな沈船の上には今日もきれいにツバメウオが群れていました。
この写真だけでも30匹ぐらいいますよね。
船の中や周りにも10数匹いましたから、かなりの数のツバメウオがいたと思います。
こんな風に10mくらいの水深に、きれいに群れることはなかなかないので、カメラをもったE様にはもっともっと近づいて撮影するように促しました。
それでもまだまだ控え目でしたね。
これからいろいろな場所で、バラクーダや魚の群れをたくさん撮影して、だんだんと魚に寄って上手に写真を撮る方法も身につけていくんだと思います。

親子で同じ趣味を楽しむのっていいですね。
30年ぶりのダイビングをしてみて、少しは自信を付けたお母様と一緒に、これからもぜひ一緒にダイビングを楽しんでいただきたいです。
そしてまたプーケットに潜りに来てください。
お待ちしています。