今日、プーケットのダイビングにご案内したのは、昨日に引き続き、お一人で参加のM様。
昨日はラチャノイ島ラチャヤイ島で潜っていただき、スキルアップを中心に魚やサンゴを楽しんでもらいました。
今日は中級者ポイントとしている、マリンパーク3ファンダイビングへのご案内です。
最初の写真は便器から。
これは大型沈船ポイントのキングクルーザーの船尾にあります。
キングクルーザーは、ホームページでもご紹介していますが、
（青いキングクルーザーの文字をクリックするとご覧いただけます）
プーケットに来る前は、日本でカーフェリーとして使っていた六甲丸という船でした。
この便器のどこかにも「Toyotoki」とか書いてあるんじゃないかな？
なんてじっくり眺めたこともありました。
さすがに20数年経って、便器の中からサンゴが出てきてしまっては、そんなロゴは見つかりませんけど、、、
今日のキングクルーザーは、流れはほとんどありませんでしたが、透明度はこんな感じ。
味噌汁という表現がぴったり？の状態かな？
でも魚なの数は半端ないんです。
船の鉄板は見えないし、一緒に泳いでいるバディも見えなくなるくらいです。
目の前の魚の群れが上下左右に動くと、もう目が回ってしまいそうなくらいで、激流の川の中で泳いでいる、そんな感じがします。
魚の種類だって、もう紹介しきれないほど。
キンセンフエダイやニセクロホシフエダイなどのフエダイが数種類。
それに、マブタシマアジやホソヒラアジやオニアジなどのアジが数種類。
フュージラーと呼んでいるタカサゴも、数種類群れを作っています。
特にフュージラーの小さなものが鉄板近くで、大きな群れを作っていて、そこに大型のアジが突っ込んでくると、その群れが逃げ回る姿は、見ごたえ十分です。
今日は船の上に、こんな魚が泳いでいました。
かわいいでしょ。
モンガラカワハギです。
この魚は普段はプーケット周辺では見られません。
プーケットよりも北のシミラン諸島では、時々目にします。
おそらくシミランから流れ着いたんじゃないかな？
日本でもミナミハコフグの幼魚なんかが、伊豆の海に流れ着いて、カメラを持った人たちが夢中になることがあると聞いています。
でもこんな目立った模様をしていますが、これに夢中になっているダイバーは私だけでした。
これは2本目に潜ったシャークポイントの2の根付近。
大きなウミウチワがあちこちにあります。
それほど流れはなかったのですが、潜降は2の根の５ｍの岩の上からフリー潜降。
潜降は昨日しっかりと練習をしておいたので、本当にスムーズに上手に下りてこられました。
2の根のトップは、流れはほとんどなかったのですが、ソフトコーラルのポリープは開いていてきれいでしょ。
中性浮力を上手にとって、景色の中に取り込まれながら、上手にモデル役になってくれました。
大きなウミウチワについているのは、ハナミノカサゴ。
シャークポイントの砂地には、ガンガゼ（ウニ）がたくさんいるので、足元をよく気にしながら撮影しないと危ないんです。
2日目になってカメラ撮影もだいぶ慣れてきました。
上手に腕を伸ばして撮影していますよね。
ハナミノカサゴを見ている横では、こんな大型のアジの群れを見ることができました。
コガネシマアジかな？
なかなかの迫力でしたよ。
これは2の根から1の根に渡ろうと思ったところで出会ったコブシメのペア。
腕を絡ませているように見えるのは、交接の最中です。
シャークポイントでコブシメはよく目にしますし、産卵のシーンや三角関係などもよく見ることができます。
でもこんなラブラブの交接を見るのはとても珍しいです。
なんとも熱烈ですよね。
シャークポイントの浅場で撮影した写真です。
イソギンチャクの上に小魚たちがふわふわ舞っていて、そこを上手に泳いでいるところを撮影しました。
マンツーマンなので、写真は撮られ放題です。
これはダイビング終了間際の安全停止中に撮影しました。
安全停止というと、何にもいない中層で、ただ3分の時間が過ぎるのを待つだけという海も多いと聞いています。
ただプーケットの海は、こんな風に安全停止の深度でも魚の群れを楽しむことができます。
安全停止中にジンベイザメが現れた、なんてこともあるくらい。
最後まで気の抜けない、最後まで楽しむことができるのが、プーケットの海の良いところですね。
これは3本目に潜ったプーケットのドクマイ島。
岩壁を流すポイントですが、こんな洞窟があります。
透明度がちょっと良くなかったので、洞窟の入り口がやや緑っぽい青色だったのが、少し残念。
私たちは他にダイバーが入っていなかったので、安心して洞窟に入れたのですが、私たちの後にライトを持ったダイバーが多数やってきて、水底の砂が巻き上がってしまっています。
洞窟は決して怖くないのですが、中性浮力を上手にとらないといけないのが、なかなか難しいですね。
2日間で6本のダイビングを、プーケットで楽しんでいただきました。
初日の1本目は緊張のためか、エアも残り少なくなってしまったM様。
フリー潜降もほとんど経験がなかったようですが、この2日間でずいぶんとスキルアップしました。
エア消費も、50分潜って、残りが150Bar近くあるほど。
呼吸が落ち着いて、細かい優しい泡になっていたのが良かったんだと思います。
まだ経験本数は30本弱ですから、これからどんどんいろんな海を潜って、ダイビングを楽しんでいただきたいです。
そしてまたプーケットに潜りに来てください。
