今日、プーケットのダイビングにご案内したのは、タイ在住でやはり、タイのお正月ソンクラーン休暇を利用してプーケットにお越しになったH様ご夫婦。
まだお二人ともビギナーで、15本程度の経験本数です。
オープンウォーター講習は体験ダイビングをしたことがある、東南アジアの国で2日間で取得したそうです。
下の写真は、1本目の初めに撮影したもの。
奥様は体全体の力が抜けていて、旦那様は体全体に力が入っていますね。
呼吸は奥様は女性特有の浅い呼吸で、旦那様は吸った後息を止める癖がありました。
お昼の時間に1本目の泳ぎの写真を見ながら、それぞれの改善点をお話しました。
2本目、3本目と写真を見ながら少しずつ泳ぎが上達しているのを感じていただけるとありがたいです。
今日は、ラチャノイ島ラチャヤイ島3ファンダイビングへ
明日は、ピピ島マリンパーク3ファンダイビングへご案内します。
1本目に潜ったのは、プーケットのラチャノイ島のバナナベイ。
今日は少し波がありましたが、1本目は白い砂地が広がって、潜りやすいバナナベイを潜りました。
下の写真は潜り始めてすぐに、タイワンカマスの群れに出会ったときのもの。
まとまった群れが中層から徐々に下りてきて、群れの中に上手に入ったお二人が、360度群れに囲まれているところです。
カマスはダイバーの吐く泡の、ブクブクキラキラに寄ってくる習性があるので、こんな風にカマスに巻かれることができます。
これは1本目の後半。
潜り始めよりもだいぶ力が抜けてきましたね。
海の中で、スレート(ホワイトボード)を使って、奥様には「すぐに息を吸わないで、もう少し息を吐ききってみて」と伝えました。
旦那様には、「吸った後、息を止めないで、すぐに吐き出してみて」といった感じで、簡単なアドバイスをしてみました。
写真はバナナベイの水深が5m程度の浅場ですが、姿勢(トリム)も視線が前を向いて、きれいです。
これは2本目のスタート。
海の中でホワイトボードを使って伝えられるのは、ごく簡単なことだけなので、船上で昼食後にもう少し細かく、呼吸方法や姿勢などについて解説をしました。
2本目はお二人とも、肺を使って浮力をコントロールしている感じが良く出てくるようになりました。
2本目は、波が収まらなかったので、プーケットのラチャノイ島の東側から西側に回って、カメラベイを潜りました。
海の中は西側のポイントの方が、すこし暗い感じがします。
途中で出会ったモヨウフグです。
写真の写り方の説明もしたので、上手に同じ目線に入ってきてますね。
インド洋固有種のコラーレバタフライフィッシュ。
この魚と一緒に写っていれば、これはインド洋のプーケットの写真、ということになります。
こんな写真をぜひプーケットのお土産にしてほしいと思っています。
これは浅場の8mくらいのサンゴの中に群れていた、フタホシフエダイ。
1本目はこのくらいの深度で、身体が不安定になって、魚を見る余裕はあまりなかった気がします。
サンゴにぶつからないようにとか、浮いてしまわないようにとか、そんな泳ぎだったのですが、2本目はとても安定して魚の群れを観察することが出来るようになりました。
泳ぎに余裕が出てきた感じがします。
カメラベイの浅場には、こんなキャベツの葉が開いたような、キャベツコーラルが密生しています。
色は茶色で地味なんですけど、イエローテイルダムゼルやカブラヤスズメダイといったスズメダイたちが、サンゴの上に群れていてきれいなんですよ。
これは3本目に潜ったプーケットのラチャヤイ島の沈船。
海に沈んだ船の中に入って、外を見ると、キンセンフエダイの大群がいたり、ダイバーがいたり。
決して密閉された空間ではないので、怖さは感じません。
天井はそれほど高くないので、浮力をしっかりとれるようにしておけば、沈船独特の雰囲気を楽しむことができます。
沈船の周りに大群になっているのは、キンセンフエダイ。
黄色の体がきれいですよね。
最初は少し遠慮気味だった旦那様も、こんな風に群れと一緒に楽しんでいました。
今日と明日の2日間を潜っていただくお二人。
まだ15本程度のビギナーで久しぶりのダイビングだったので、1本目はなかなかうまくいきませんでした。
潜降がなかなか沈まなかったり、浅場のサンゴの上を潜って身体が浮いてしまったり。
少し波があるボートの梯子につかまりながら、自分でフィンも外してもらいました。
ちょっと1本目はつらかったかな?と思います。
船に戻ってきて、タンクを下した時の奥様の疲れた表情が印象的でした。
ただスキルの話を理論的にしたり、安全に潜るために自分ができること(バディチェックやフィン外し)をしっかりしてもらうことで、自信につながってもらえれたと思います。
2本目は潜降も上手に下りていましたし、浮力も上手に肺を使って滑らかにとれるようになりました。
明日はピピ島マリンパーク3ファンダイビング。
それほど波もないようなので、ラチャ方面とは異なる、サンゴの華やかさや魚影の濃さ、地形やサメ・カメも楽しんでいただけたらな~と思っています。