今日、プーケットダイビングにご案内したのは、もう5年半も前に私のショップを利用されたM様。
今はご結婚されて、今回は旦那様と一緒にまたプーケットにお越しいただきました。
前回ご案内したのはラチャノイ島ラチャヤイ島3ファンダイビングでしたが、今回は華やかなサンゴや地形、それに大物も楽しめるピピ島シャークポイントにご案内しました。

今日の1本目は、シャークポイントから。
夕方から波が高くなるということで、まだ波が穏やかな午前中に潜ってしまおうというツアーリーダーの判断でした。
流れもほどほどで、ソフトコーラルのポリープが開いて、赤色がより鮮やかに見えますよね。

今日は泳いでいるトラフザメがちょうど着底したところに出会いました。
トラフというのは、ヒョウ柄という意味ですが、黒い斑点がきれいな体をしていますよね。
ちょっととぼけた顔をして、かわいい小さな目をしています。

これは2本目に潜ったピピ島のタートルロック。
ここは人気の場所。
左手の大きな岩には、流れの先にキンセンフエダイとニセクロホシフエダイ、それにインド洋固有種のアーレンバーグスナッパーと3種のフエダイが大きな群れを成しています。
右手の小さい方の岩にはウミウチワがついて、その間は水が抜けるので、こんな風に白いサンゴや紫色のサンゴがついて、とてもきれいな場所なんです。

こちらはスイムスルーを抜けたところ。
地形が入り組んでいて、こんな風に岩と岩の間を抜けて、アトラクションのような楽しみができます。
岩の影の暗い場所から、太陽光が差し込む方を覗くと、青くてきれいな景色が見られるのも、このポイントの魅力の一つです。

タートルロックと言えばカメさん。
顔が鷲のくちばしみたいにとがって、甲羅が苔むしているタイマイという種類のウミガメです。
この甲羅は、櫛や眼鏡のフレームになる、飴色をしたべっ甲細工の材料になります。
一時は乱獲されていたそうで、その後はワシントン条約で輸入が禁止されています。
そのため日本にはタイマイの甲羅が入ってこなくなったそうですが、今では陸上養殖ができるようになって、また日本の伝統技術のべっ甲細工が復活しているそうです。
そんな話を以前に浅草のべっ甲細工の職人さんが、話をしてくれました。

岩に着いたちょっと太い絨毯の毛足みたいなサンゴです。
流れが緩かったので、ちょっとポリープの開きが小さくて、くしゅんとしていますが、それでも黄色やピンク色がきれいですね。
岩肌がこんなサンゴに覆われて、華やかに見えるのもピピ島らしさだと思います。

こんな小さなスイムスルーを抜けてもらいました。
穴を抜けた先は、フタホシフエダイやキンセンフエダイが、きれいなサンゴの上に群れて、華やかな景色が楽しめます。
ちょうど5m程度の水深なので、魚の群れやサンゴといったきれいな景色を見ながら、安全停止ができるのもタートルロックの魅力の一つです。

こんな白くてちょっと黄色がかったサンゴがとてもきれいなんですよ。
右に見えるのは、フタホシフエダイとキンセンフエダイの群れ。
上手に景色の中に入ってもらいました。

ここは3本目潜ったピピ島のビダノック。
今日は北西の岩場からエントリーしました。
浅場にはフタホシフエダイが見事に群れているでしょ。
魚と一緒に泳ぐ体験をしてもらいました。

こちらはキンセンフエダイの大群。
ぐいぐいっと群れの中に静かに入っていくと、こんな風に360度魚の群れに囲まれる体験ができます。
スピードを上げて突っ込んでしまうと、こうはいかないんですよ。
こんな話も船上でレクチャーしてあったので、上手に群れに囲まれることができました。
こんな魚に取り囲まれる経験って、なかなか他の国のダイビングサイトではできないそうです。
プーケットのダイビングサイトの中でも、ここビダノックが一番の魚の量だと思います。

5年半ぶりに利用していただいたM様でしたが、写真を見比べると以前と変わらないお若い表情でした。
お仕事も順調でとても楽しんでいるとおっしゃっていました。
生活が充実していて、仕事も遊びも両立できているのっていいですね。
またぜひプーケットに潜りに来てください。
お待ちしています。