今日、プーケットダイビングにご案内したのは、日本からお越しのY様。
今日から3日間、プーケットでダイビングを楽しんでいただきます。
Y様は、新しい趣味を増やすために、50歳からダイビングを始めたそうです。
アドバンスまで取得されていますが、まだ経験本数は20本程度。
ちょうどお一人で参加なので、この機会にスキルアップもしていただこうと思っています。

初日の今日ご案内したのは、潜りやすいラチャノイ島ラチャヤイ島
写真からもわかるように透明度はとても良かったです。
青い海が広がって、遠くまでしっかり見ることができました。

下の写真は1本目に潜り始めてすぐの様子。
アドバンスまでお持ちのY様ですが、どこか水をとらえられていない感じがしますね。
フィンキックは上手なのですが、上半身はどことなく不安定です。
目線も下を向いてしまっていますね。

スズメダイと一緒に撮影した写真ですが、吐き出した泡が大きいです。
呼吸はある程度止めて、身体が浮き上がり始めてから、バフッ・バフッ・バフッと息を吐き出す方法でした。
そのせいで足が身体よりも上に上がってしまっています。
身体が浮いてしまった後は、下がるためにキックの力で強引に潜る感じでした。

今回は新しく購入した水中カメラを持参での参加です。
初めてのカメラでしたが、なかなか中性浮力をとりながら、頑張って撮影していました。
これはネズミフグ(ハリセンボン)を撮影しているところです。

1本目の最後の浅場では、タイマイ(ウミガメ)に出会うことができました。
カメラを向けているのですが、距離が遠いですね。
ウミガメの位置よりもだいぶ上を泳いでしまってます。
ウミガメのスピードも速かったのもあって、下に降りてくることができませんでした。

1本目が終わって、写真を見ながら、船上で呼吸の話やカメラの撮影の話をしました。
肺で浮力をコントロールすること、できるだけ撮影したいものを目線の高さにすることなどです。
そして2本目の最初に撮影したのが、下の写真。
インド洋固有種のインディアンダッシラスに上手に近づきながら、目線の高さで撮影することができてますね。

2本目に潜ったのは、プーケットのラチャノイ島のバナナロック。
エダサンゴの上に群がるスズメダイの中を、上手に浮力をとりながら撮影していますね。
目線も徐々に前を向いて、景色を楽しむこともできたようです。

これは3本目に潜ったラチャヤイ島の沈船。

船の周りにはいつものように、キンセンフエダイが群れていました。
1本目よりも2本目、さらに3本目になってさらに、魚の群れにも近づくことができるようになりました。
だいぶ余裕も出てきて、海を楽しみながら写真撮影も楽しむことができてたようです。

流れが少しあったのが良かったようで、大きな沈船の周りにはタイワンカマスが大きな群れを作っていました。
こんな魚の群れに囲まれたのは初めての経験だったようで、撮影に夢中です。
ラチャヤイ島の透明度はちょっと落ちていていましたが、それでも十分に魚を楽しむことができたようです。

3本目の終わりには、フィンを使ってバックする練習もしました。
写真撮影で、その場にとどまりながら魚を撮影するには、必要なスキルです。
なかなかすぐにはうまくできませんでしたが、それでも少しコツをわかってもらえたようです。
ちょうど20本程度潜って、ダイビングのことがわかり始めたY様。
このチャンスにできるだけスキルを上げてほしかったので、アドバンス講習のようなお話や練習もしてもらいました。
明日はピピ島マリンパーク3ファンダイビングに行ってきます。
今日練習したスキルを、ぜひ生かして、たくさんの魚を撮影してもらおうと思っています。