今日、プーケットのダイビングにご案内したのは、昨日から引き続きのH様。
ご案内したのは、ピピ島とシャークポイント
昨日、しっかりスキルを高めていただいたので、今日は1本目から潜降がスムーズでした。
1本目はピピ島のビダノック。
こんなイソギンチャクの裏が黄緑色だったり、紫色だったり、白色だったりと、海の中に色があるのがピピ島の特徴です。
日差しの強さもなんとなくわかってもらえるでしょうか?

ビダノックと言えば、キンセンフエダイやフタホシフエダイの、圧倒的な魚影が楽しめるが売り。
透明度もまずまずで、魚たちが囲まれて、楽しそうな様子が伝わってくるでしょうか?

少し深場にも行ってみました。
ちょうど流れが出始めるところにあるのが、こんな大きなウミウチワ。
潮の流れに垂直にうちわを広げて、プランクトンを取っています。
とても姿勢がきれいですよね。
まだ経験本数が10数本とは思えない、トリムの良さです。

ピピ島ではトマトアネモネフィッシュがコロニーを作ってみるところを見ることが出来ます。
真っ赤っかの体に、お尻に黒墨を付けて、よく見ると唇がむにゅっと膨れていて、おもしろい顔をしています。
プーケット周辺のアンダマン海の固有種と言われていますので、この写真はまさにプーケットの写真!ということになりますね。

目の前を覆いつくすような、キンセンフエダイの大群。
船上のブリーフィングでは、群れがいたら突っ込んでもいいですよ。と言ってあったので、魚影の中に入り込んで水族館のような雰囲気を楽しんでいました。

これは2本目に潜ったピピ島のピピレイ島にあるタートルロック。
ここのポイントは、こんな洞窟があったり、岩の間を抜けられるスイムスルーがあったりと、地形を楽しむことができるポイントです。
この洞窟は奥まで行くと、鍾乳洞のような雰囲気が楽しめて、こうして洞窟の入り口に戻ってくると、青い海をバックにシルエットを撮ることができます。
なかなかきれいでしょ。

ピピ島の岩肌に着くサンゴは、こんな感じ。
シャークポイントなどと比べると、ちょっと小さめでとげとげしていません。
でもピンク色や黄色が岩肌を覆って、とてもきれいなんですよ。

タートルロックと言えば、ウミガメ。
しっかりと2ショットを写すことができました。
この後ウミガメは空気を吸うために、水面まで向かう途中で撮影しました。
顔が鷲のくちばしみたいにとがっているのが、このタイマイの特徴。
甲羅も苔むしていますよね。
べっこう細工になる甲羅を持っているウミガメです。

蛍光色のような鮮やかな青色の線が入ったワヌケヤッコ。
目の上に小さな輪(リング)があることから、和名も英名も輪(リング)という名前がついています。
水中で見るともっと青色が蛍光色に見えます。
実はこのワヌケヤッコ、背びれのスレッドが伸びているので、インド洋版になります。
太平洋でもワヌケヤッコは見ることができますが、このとげのようなスレッドがありません。
面白いですよね。
こんな特徴も船上で話しながら、海の中を楽しめたらいいかな?と思い、できるだけ潜り終わってからすぐに、写真を見ながら海の中の生き物の話をするようにしています。

これは3本目に潜ったシャークポイント
2の根の8mの上で撮影しました。
こんな赤色や紫色をしたソフトコーラルが、もうお花畑のようにあちこちで色鮮やかに咲いているのが、このシャークポイントの魅力です。
さっきのピピ島のソフトコーラルとは違いますね。
ポリープを触ると、チクチクするタイプです。
イソギンチャクやスズメダイが岩を覆って、とてもきれいなポイントですよね。

ちょうどコブシメが産卵しているところでした。
小さな穴の中に、こうして口のように先をとがらせて、卵を産み付けていきます。
ふつうは雄雌のつがいで、こんな産卵の時はオスがメスを守っているのを見ることが多いのですが、今日はメスだけで産卵をしていました。
このメスが体が大きかったからか、オスが立ち会わなくても大丈夫と思ったんでしょうかね?

2日間、プーケットの海を楽しんでいただきました。
初日は、プーケットから南に行くラチャノイ島ラチャヤイ島3ファンダイビング。
こちらは船が止まってから準備もできるので、安心して潜れます。
スキル練習をするにも最適。
2日目のピピ島マリンパーク3ファンダイビングは、少し中級者向け。
流れがあったり、水底にはサンゴがびっしりついていたり。
楽しむのであれば、すこし自信をつけてからが良いところですね。
またぜひプーケットに潜りに来てほしいです。
お待ちしています。