今日、プーケットダイビングにご案内したのは、日本からお越しのI様。
8年ほど前にご家族で、体験ダイビングをして以来の、久しぶりの体験ダイビングです。
ご案内したのは、ラチャノイ島体験2ダイビング
写真からもわかるように、透明度はまずまずで、気持ち良い青い世界が広がっていました。

浅場にはいつものように、インド洋固有種のコラーレバタフライフィッシュが群れていました。
かわいらしい、つぶらな瞳が良くわかります。
立派なげじげじ眉毛もよくわかりますね。

2本目のプーケットのラチャノイ島のバナナロックでは、タイマイ(ウミガメ)に会うことができました。
船の上のレクチャーで、ウミガメに出会ったときのシミュレーションはしてあったので、体験ダイビングとは思えないほど上手にウミガメとのツーショットを撮ることができました。

ほかにダイバーがいなかったので、こんな風に一緒に泳ぎながらしばらくウミガメを楽しむこともできましたよ。
船の上では写真のきれいな写り方も説明してあったので、泡を消してI様も色もきれいに出ていますね。

これは一面に広がるエダサンゴエリア。
久しぶりにバナナロックに潜って、「あのエダサンゴはどうなっているんだろう?」と気になっていましたが、なんとか白化を免れて、きれいな姿を残してくれていました。
I様もエダサンゴの上を上手に泳いでいますね。
手前に見える魚はナミスズメダイ。
ちょっとわかりづらいですが、胸びれが鮮やかな黄色をしていてきれいな魚です。

こちらはしっぽの模様が、昔の弓矢の先の鏑矢に似ているので、カブラヤスズメダイと言います。
流れの上の方に、大きく広がってきれいに群れていました。
蝶々の大群のように、ひらひらと上下しながら泳ぐ姿に、しばらく見とれていました。

体験ダイビングのお客さんとは思えないくらいに、きれいな姿勢ですね。
なにより目線が前を向いているのが、とても良いです。
中学生の時まで、水泳をされていたそうですが、この中層でも12mをしっかりキープしながら、安定して泳いでいるのには、ビックリしました。

エダサンゴがまだまだ生き生きしているのがわかりますね。
このエダサンゴが、いつまでもずっとこのままの美しさを保っていてほしいと、願うばかりです。

浅場の5mの安全停止の深度ですが、決して浮き上がることなく、安定した泳ぎでした。
すごいですね。
手前に見えるのは、デバスズメダイの幼魚。
成魚に比べて、幼魚の方が、より水色がくっきりとしています。
船に上がって写真を見返した時、I様の息子さんがデバスズメダイを観賞魚として飼っていたと話してくれました。
やはり「海の中で見た幼魚の方が、水色が濃かったですね!」とおっしゃっていました。
いい観察力だと思います。

久しぶりの体験ダイビングを担当しましたが、とても上手なお客様で、私も一緒に楽しませてもらいました。
バナナロックのエダサンゴもまだまだ生き生きしていて、そのなかを泳ぐことができたのも良かったです。
天気は時々スコールが来ますが、晴れ間も見えて、波もそれほど高くありません。
8月はまだまだお客さんが続くので、この天気が持ってくれればいいなと思っています。