今日、プーケットダイビングにご案内したのは、まだ20歳代のお若いお二人。
男性のK様は、以前に一度だけ体験ダイビングをしたことがあって、子供の頃はよくプールで潜水をして遊んでいたそうです。
女性のM様は、今回が初めての体験ダイビング。でも水泳の経験ありです。
今回は当初、ラチャヤイ島体験2ダイビングでお申込みいただいたのですが、快適で食べ物もたくさんあるボートの、ラチャノイ島体験2ダイビングをお勧めして、ご案内しました。

1本目はラチャノイ島の東側、バナナベイを潜ることができました。
ちょっと水は緑色っぽいですが、それでも十分に透明度があります。
頭が沈むくらいの深さで、ロープにつかまりながらスキル練習をして、水底5m程度まで潜ると、もうお二人とも一人で泳ぎ始めることができました。
ただお二人の泡の出方を見てもらうと、バフッととても大きな泡を吐き出していますよね。
浮き沈みには2~3秒程度のタイムラグがあることはわかったようですが、さすがに1本目なので、呼吸で浮力を調整するところまではできませんでした。

こうしてインド洋の固有種と一緒の写真を撮ろうとしたのですが、写真の上手な撮られ方も、さすがに1本目の前には説明はできないので、なんだか写真写りがぎこちないですね。
しかも皆さん最初はそうなのですが、どうしてもインストラクターについてきてしまいます。
それでも今日のお二人は、この浅場でも、決して浮き上がることがなかったのがさすがでした。

これは2本目に潜った、フリーダムベイ。
紫と黄色のハナダイ(エバンスアンティス)がきれいです。
1本目が終わって、昼食後に、姿勢や呼吸の仕方、それに写真のきれいな写り方などを話したら、2本目からはこんなに余裕の泳ぎになりました。
体験ダイビングの方は、悪い癖が全くないので、呼吸の仕方も教わった通りに試すことができて、すぐに上達します。
本人も呼吸の吐き出しを気を付けてみた、と話してくれました。

ソフトコーラルのぎりぎりのところを泳いでいますよね。
泡もしっかりと消しているので、とてもきれいに二人の姿が写っています。

私がアカヒメジの裏側に回った時、二人はその逆に泳いでくれて、こんな写真も撮ることができました。
これは船上でレクチャーした通りの動きです。
目線がしっかり上を向いているので、私の指示が的確に伝わりました。
また少し流れもあったのですが、お二人ともフィンキックがとてもきれいで、流れに負けないきれいな泳ぎだったのも良かったです。

今日のフリーダムベイでは、流れの先からウミガメが泳いできてくれました。
これも船上でレクチャー済み。
カメと同じ目線まで下がっていますよね。
私がカメを見つけて、二人にサインを送って、わずか数秒後に撮影した写真なんです。
いやいや体験ダイビングとは思えないスキルでした。
「潜る前にカメに会いたい」なんて話していたのが、実現できて大喜びでした。

「カメの家来になったみたい」なんて船上で写真を見ながら話していましたが、カメと一緒に上手に泳いでいますよね。他にダイバーがいなかったのも幸いで、カメを独占して写真やムービーを撮ることができました。

これは浅場のエダサンゴの上。
もうすっかりスキルに自信を付けたお二人。
こんなサンゴの上ぎりぎりを上手に泳いでいました。
スズメダイに囲まれて、気持ちよさそうですね。

予約では2ダイブだったのですが、あまりにダイビングが楽しかったので、追加でもう1本潜ることになりました。
ラチャヤイ島の新しい沈船の上です。
さすがに船の中には入れませんが、体験ダイビングだって、こんな大きな船を見にいくことができます。

浅場にはいつものようにタイワンカマスが群れていました。
潜水が得意な彼が、彼女の手を引いて、ぐいぐいとカマスの群れの中に入っていく様子です。
かっこいいですよね。

11月ごろから、私のショップでも徐々に体験ダイビングのお客さんが増えてきました。
夏ごろまでは、ダイビングが目的でプーケットに旅行をする、ファンダイビングのお客様が多かったのですが、ここ最近は日本のお客さんでも、少しずつ一般の観光目的で海外旅行に出てきているのかな?と感じることができます。

それにしても体験ダイビングって、Cカード(ダイビングライセンス)を持っていないので、1本目の最初は大変ですが、2本目になるとこんなにスキルがアップするんだな!と驚かされた1日でした。
私もお客さんの上達する様子が見られて、とても楽しかったです。
ぜひチャンスがあれば、オープンウォーターにもチャレンジしてほしいです。
そしてまたプーケットに潜りに来てください。
お待ちしています。