今日、プーケットのダイビングにご案内したのは、日本からお越しのM様。
ダイビングの本数はまだ2桁ですが、レスキューダイバーまでお持ちで、将来はプロにもなりたいとおっしゃっていました。
今回はお一人での参加で、直近でも潜っているということで、ピピ島マリンパーク3ファンダイビングにご案内しました。
1本目に潜ったのは、ピピ島のビダノック。
今日は風が強く波が少し高かったのですが、船が大きいのでそれほど揺れることもなく、船酔いも心配ありませんでした。
海の中も透明度は比較的良くて、写真のようなフタホシフエダイの群れをはっきりと見ることができました。
普段は日本の海を潜っているということなので、透明度が良く感じられて、たくさんの魚たちにも大満足だったようです。
スキルが上手なお客さんとマンツーマンで潜ると、もう写真は撮られ放題。
ご自身でもGoproを持参で魚の群れをたくさん撮影していましたが、こんな風に魚と一緒に写真に写るのも、ファンダイビングのファン(楽しみ)の部分ですね。
カイメンの横をハリセンボン(ネズミフグ)が泳いでいました。
視線が魚に向かっているのが、かっこいいでしょ。
最近は、インスタグラムの影響からか、ポージングをしてくれるお客さんが多いです。
でもこんな風に魚に夢中になっている一瞬もかっこいいと思いませんか?
これは2本目に潜った、ピピ島の映画の舞台、マヤベイの横にあるタートルロック。
弱い流れが程よくあったので、こんな風に魚がきれいに群れていました。
魚に囲まれて、一生懸命Goproで撮影しているところです。
これはここのポイントの売りでもある、地形を楽しむスイムスルー。
地形が作り出す抜け穴です。
1本目から上がった後に、船の上で呼吸の仕方について少しレクチャーしました。
浮く前に息を吐き出しましょう!というアドバイス通りに、上手に穴の中に入ることができました。
とても安定していましたよ。
穴を通過するのもとてもゆっくりで、横にある水の通り穴などもじっくり撮影していました。
タートルロックは、カメさんに見える岩ではなくて、ウミガメが見られるポイント。
プーケットのウミガメはタイマイです。
写真でもわかるとおりに、顔が鳥のくちばしのようにとがっていますね。
それに甲羅が苔むしています。
これはちょうど息を吸いに水面に上がっていくところ。
Goproで光を取り込みながら、下からのアングルで撮影していました。
かっこいいですね。
これも地形ポイントの売りの一つ、洞窟です。
奥深くまで行くと、鍾乳洞のような景色が見られます。
入り口付近は、こんな風に外の光が入りこんできて、青い世界が広がっています。
こうしてシルエットに撮ると、かっこいいでしょ。
この魚はブルーのラインが水中では蛍光色のように見える、ワヌケヤッコです。
冗談でよく「間抜けヤッコ」なんて呼ぶ人もいますが、輪が抜けたような模様が目の上にあるので、ワヌケヤッコです。
英名でもブルーリングエンジェルフィッシュと呼ぶので、欧米でもその輪が特徴と考えたんでしょうね。
よく見ると背びれのところが後ろにとがっているのがわかるでしょうか?
これがあるのがインド洋版で、これがないのが太平洋版です。
同じタイでもインド洋のプーケットと、太平洋のタオ島の両方でこのワヌケヤッコが見られますが、こんなところが微妙に違うんですよ。
はい、これはコウイカの大きなものでコブシメと言います。
メスの産卵中のところを、大きなオスが守っていたのですが、そこにもう一匹やや小さめのコブシメがやってきたところです。
メスを守っている大きなコブシメが腕を大きく上げて、身体を銀色に光らせて敵のオスを威嚇しているところです。
こんな魚の生態を見るのも、ダイビングの楽しみの一つですね。
3本目に潜ったプーケットのシャークポイント。
ようやく少しずつソフトコーラルが戻ってきました。
これは淡い黄色をしたソフトコーラル。
きれいですよね。
早く以前のようにソフトコーラルがお花畑のように華やかな、シャークポイントに戻ってほしいです。
今回はお一人で参加されたM様。
奥様もダイバーだそうですが、今は0歳児のお子さんの面倒を見ているそうです。
お子さんが大きくなったら、ぜひお二人でプーケットの海でダイビングを楽しんでいただきたいです。
ぜひまたプーケットに潜りに来てください。
お待ちしています。