今日、プーケットのダイビングにご案内したのは、1年ほど前にも予約されたM様。
実はその時は、前日に急に体調が悪化して入院しなければならず、来プーケットは取りやめになってしまいました。
なので今回は1年ぶりのリベンジで、プーケットにやってきました。
久しぶりということもあって潜っていただいたのはラチャノイ島ラチャヤイ島3ファンダイビング。
今日は波もなかったので、ラチャノイ島のバナナベイから入りました。
サンゴの上にはこんな透明でキラキラした、スカシテンジクダイやキンメモドキが群れていましたよ。

大きなサンゴの横に、ちょうどよい高さでインディアンダッシラスがいました。
ここのインディアンダッシラスは、近くによってもなかなかサンゴの中に隠れなかったので、きれいですね。
とっても臆病者のこの魚たちは、人や他の魚が近づくとエダサンゴの中に隠れてしまうんです。

2本目のマンタベイ。
最近は深場を少し楽しんだ後に、中層を泳ぐようにしています。
ちょうど水深7~8mあたりから、地形がすとんとドロップオフになっていて、下の砂地は18mくらいになっています。
なので写真のあたりから沖に出ると、あたかも空を飛んでいるかのように、水底を眺めながら泳ぐことができます。
オープンウォーターの教科書などには、ダイビングは水の重さを感じながら泳いでいる、と表現されていますが、こんな空を飛んでいるような感覚は、水の上に乗っているような、そんなダイビングの醍醐味の一つですね。

赤く見えるのはキンギョハナダイです。
ちょっと光が足りないのでややオレンジ色ですが、もっと浅場の光が当たるところでは、魚の身体が真っ赤に見えるので、キンギョハナダイという名前になったんだと思います。
まさに金魚のように赤くなります。
ちょっとオレンジ色に見えるのはメスの個体ですが、目の下に紫のアイラインがアクセントになっていますね。

もうお馴染みのまゆ毛です。
最近ではレッドテイルバタフライフィッシュと呼んだ方が良いのかな?と思うくらいに赤いしっぽが目立つように感じています。
この魚は、目がかわいいんですよ。
つぶらな瞳と言うのにぴったりな目をしています。

大きい方の沈船から入って、小さな方の沈船に向かっているときに、眼下にウミガメを発見。
猛ダッシュでウミガメの前に回ってお客さんとツーショットを撮影しました。
これはアオウミガメ。
プーケットではタイマイが一般的ですが、このアオウミガメは顔がすとんと落ちていますね。
タイマイは鷲のくちばしのようにとがっていますから、見分けがつきます。
あと甲羅もアオウミガメはきれいです。
タイマイは苔むしていますね。

ちいさな沈船の中は、他のダイバーがいませんでした。
みんな大きい沈船に回っているのかな?
ちょっと西日でシルエットになっていますが、長いスティックにGoproをつけて熱心に撮影されていました。

3段に積み重なったブロックの上にはハナミノカサゴが寝ていました。
今日はキンセンフエダイも沈船の方からブロックの方に移動してきて、小魚の群れに混ざってブロックの上がとてもきれいでした。

もうタイヤも曲がって、ハンドルは落ちてしまって、ようやくバイクだったのかな?と思うくらいにボロボロになってしまった沈バイク。
初めてバイクが沈められたときは驚きで、みんなが順番を待って跨っていましたが、今ではこうして跨った写真を撮ることも少なくなりました。
お客様の中には、「もう触りたくない」って表情をされる人もいるくらいで、ボロボロなんです。

はい、浅場でタイワンカマスの群れに出会うことができました。
ラチャヤイ島と言えば、このカマスの大群が一つの売りです。
癒し系の雰囲気を醸し出してくれるアイテムの一つです。
じわじわっと群れの中に入って、魚と横並びくらいになると、ぐるっと360℃取り囲んでくれます。
青い海に銀色の身体がきれいですね。

今日のM様は、アジアの近隣国で駐在をされています。
飛行機に乗れば、2時間程度の場所にあるので、ぜひまたプーケットの海に潜りに来てほしいです。
次はピピ島やシミラン諸島をぜひご案内したいと思っています。
お待ちしています。