今日、ダイビングをご一緒したのはH様親子。
今は仕事でタイの隣国にお住まいで、今回はプーケットアドバンス講習のためにやってきました。
ダイビングの経験本数はオープンウォーター講習を含めても、まだ6本程度。
アドバンス講習の学科の勉強は、事前に自宅にテキストを送って、プーケットに到着する前までに、しっかり勉強を済ませもらいます。
お二人ともとてもよくできていました。
右側のY君は、まだ高校生、でも難しいアドバンス講習の学科もばっちりでした。

2022年11月6日にプーケットのダイビングで、アドバンス講習をラチャノイ島ラチャヤイ島でしたお二人

そんなH様親子とのアドバンス講習の初日は、プーケットラチャノイ島ラチャヤイ島で行いました。
1本目はラチャノイ島
ここは写真でもわかるとおりに、砂地が広がっていてダイビング講習がとても行いやすい場所です。
潜降する場所も5m程度の浅場、ゆっくり落ち着いてアドバンス講習がスタートできます。
講習中とはいえ、こんな魚たちを見たり、一緒に写真を撮ったりと、楽しみの様子もしっかり盛り込みます。

プーケットのダイビングで、アドバンス講習をラチャノイ島ラチャヤイ島でした時に見た、インディアンダッシラス

1本目のダイビングの課題は、ピークパフォーマンスボイヤンシー。
中性浮力の練習です。
前半は、ウエイトの量を1個増やしたり、2個増やしてみたり。
マイナス浮力が増えた分だけ、BCDに空気を入れて、浮力を調整する練習をします。
もちろん、深度をあげてからは、ウエイトを減らしていって、BCDから空気をスムーズに抜く練習も行います。

そして後半は写真のようなバランス感覚の練習。
前転をしたり、後転をしてみたり。
これ陸上と違ってなかなか難しいんですよ。

プーケットのダイビングで、アドバンス講習をラチャノイ島ラチャヤイ島でした時にした中性浮力の練習

これは逆立ち。
ダイビングの最中に、サンゴの下に隠れた魚などを見る時に、頭を下にしながら覗くことはよくあります。
自分の呼吸を徐々に減らして、砂地に指だけ触れて、今度は息を吸って上がっていきます。

プーケットのダイビングで、アドバンス講習をラチャノイ島ラチャヤイ島でした時にした中性浮力の練習

これは狭いサンゴの間を前進して、エビなどの小さなものを見に行く時を想定した練習。
サンゴに見立てたブロックに軽く指で触れて、ブロックをグイっと押して、バックする練習です。
意外とこんなことはダイビング本数を重ねてくると、知らずにやっているのですが、まだ始めたばかりのお二人にはイメージをしてもらって練習してもらいました。

1本目の中性浮力の練習には、アクアディスクと言って、水中で遊べるフリスビーのような道具も使って、遊びながら中性浮力の練習もしてもらいました。

プーケットのダイビングで、アドバンス講習をラチャノイ島ラチャヤイ島でした時にした中性浮力の練習

これは2本目のダイビングで行ったコンパススキル。
アンダーウォーターナビゲーションの中の一つです。
コンパスを付けた腕を90°に保ったり、コンパスを水平にしたり。
自分の深度をしっかり保ちながら進むのはなかなか難しいです。
今日の2本目は、潮の流れが強かったので、スタート地点にはばっちり戻ってこられませんでしたが、でもきれいな姿勢でコンパスを使うことができました。

プーケットのダイビングで、アドバンス講習をラチャノイ島ラチャヤイ島でした時にしたコンパススキルの練習

これ、お客さんが私よりも先を泳いでいますよね。
別にバディを無視して、勝手に泳いでいるわけではないんです。
実はこれもアンダーウォーターナビゲーションのスキルの一つで、ナチュラルナビゲーションの練習。
5分間をガイド役になって、私たちを引っ張ってもらいます。
自分の好きな方向に行ってもかまわないのですが、5分経ったら同じコースを戻ってこなければなりません。
街を歩くように、水中でサンゴやブロックや、太陽光や写真でもわかるような砂にできた砂紋を見ながら、自分が泳いでいるコースを記憶します。
たった5分間だけでも、なかなか同じコースを戻るのは難しいんですよ。

プーケットのダイビングで、アドバンス講習をラチャノイ島ラチャヤイ島でした時にしたナビゲーションの練習

この写真は、ちゃんとスタート地点のブロックに帰ってきたお父さんの写真。
お父さんは、砂地にあったヒトデも目印にしていたそうです。
クマノミやヒトデやナマコなどは動かないので、目印になりますよ、と船上で確認したのですが、それをしっかり実行していたみたいです。

プーケットのダイビングで、アドバンス講習をラチャノイ島ラチャヤイ島でした時にしたナビゲーションの練習

アンダーウォーターナビゲーションのスキルが終わったら、残った時間は呼吸を意識しながら中性浮力の練習。
でもこうしてたくさんの魚を見ながら、楽しみながらのダイビング講習です。
ここは3本目に潜った、プーケットラチャヤイ島のバンガローベイ。
今日はもうハイシーズンの風向き、東風に変わっていたので、いつもの東側の沈船にはいくことができませんでした。
なので西側に面した大きな湾のバンガローベイで潜りましたが、透明度はまずまずでした。

プーケットのダイビングで、アドバンス講習をラチャノイ島ラチャヤイ島でした時に見た、スズメダイ

このダイビングポイントのサンゴの上に群れるスズメダイと、写真のようなインド洋固有種のコラーレバタフライフィッシュは見所の一つです。
白い首輪(コラーレ)は、この魚の名前になった特徴の一つ。
小顔にかわいい眉毛も、特徴の一つです。
それにこうして群れてくれるので、私はまゆ毛玉といっていますが、とっても愛らしい魚なので、ぜひプーケットダイビングをしたときには見てほしいです。

プーケットのダイビングで、アドバンス講習をラチャノイ島ラチャヤイ島でした時に見た、インド洋固有種のコラーレバタフライフィッシュ

今日はイソギンチャクがこんな風に、巾着のようになっていました。
裏側が紫色でとってもきれいですよね。
このイソギンチャクの中に住んでいるのは、スカンクアネモネフィッシュ。
プーケットのクマノミの中で一番多くみられる種類です。

プーケットのダイビングで、アドバンス講習をラチャノイ島ラチャヤイ島でした時に見た、インド洋固有種のスカンクアネモネフィッシュ

今日は1日目なので、潜りやすいラチャノイ島ラチャヤイ島で3本ダイビングをしました。
海の中がなかなか流れていたり、天気が悪くて波があったりと、すこし初心者の二人にはつらいコンディションでしたが、逆にアドバンス講習でつらいコンディションをどうやって、ダイビングしたらよいかを学ぶには好都合でした。
明日は、ピピ島マリンパークに出かけます。
目の前が見えなくなるような魚の群れや、地形やサメやウミガメなどを楽しみながらの、アドバンス講習にしたいと思っています。

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