今日、プーケットダイビングにご案内したのは、北海道からお越しのN様親子。
プーケットにはもう何度も来ていて、オープンウォーター講習もプーケットで受けたそうです。
でもまだ経験本数は9本。
なので、今回はラチャノイ島ラチャヤイ島3ファンダイビングを潜って頂きました。

年末年始やゴールデンウィークなど、繁忙期にしか休暇が取れないお父さん。
毎年、私のショップに予約をしたいと思っていたそうですが、なかなか予約が取れなかったと、おっしゃっていました。
お客様の声に、そんな感想が載っています。

今日も透明度の良いラチャノイ島
青い世界が広がっていました。
25mくらいは見えていたかな?
グラスフィッシュの数はずいぶんと少なくなりましたね。
それでも体が透けて骨まで見える、こんなスカシテンジクダイがサンゴの上に群れていました。

浅場に戻ってくると、タイワンカマスの群れに出会うことができました。
のんびり泳いでいたカマスが、急に方向を変えて私たちの目の前を横切って行ったのがこのシーン。
ラチャノイ島のバナナベイはこんな癒し系満点のポイントになっています。

これはバナナベイの浅場の4mくらい。
まだまだ経験本数が少ないお二人ですが、この浅場で水面に浮かび上がらずに頑張っていたと思います。
ただお父さんは呼吸が早くて、K君は姿勢がどうしても立ち気味なところがありました。
1本目が終わって船の上では、撮った写真を見ながら、姿勢や呼吸や潜降についてのアドバイスをしました。

これは1本目の終わりの船の下あたり。
インド洋固有種のインディアンダッシラスと一緒の写真です。
お父さんはだいぶ余裕が出てきましたね。
固有種などの魚の紹介も、船上で写真を見ながら行っています。

これは2本目に潜ったラチャノイ島のフリーダムベイ。
今日は一番北にあるロープに船が止まったので、ちょっと深場に出るともう湾のはずれになってしまいました。
今日の2本目は湾の外は激流れ。
K君のフィンが大きくしなっているのがわかりますよね。
吐いている泡も斜め後ろに流されています。
まだまだ経験本数の少ないお二人にはちょっと辛かったかな?
しかもレンタルフィンだったのでなかなか進まなかったみたいです。
それでも船上で姿勢や呼吸のアドバイスをして、それをしっかり実践していたので、姿勢もなかなかきれいでしょ。
こんな流れの中でも、お父さんのエア消費もぐんとよくなりました。
お二人ともバドミントンやハンドボールをしているスポーツマンで、アドバイスをすぐに実践できるのが素晴らしかったです。

少し湾の中に入ってきて流れがおさまってきたところ。
吐き出す泡も細かいですよね。
視線もしっかり前を向いていて、トリムもキレイの取れています。
黄色い魚は、死んでしまうと真っ赤になるので、名前はアカヒメジ。
でも青い海の中では、黄色の群れがとてもきれいな魚です。

湾の中は穏やかそのもの。
エダサンゴの上を果敢に攻めていました。
スキルアップするには、サンゴの上のぎりぎりのラインを見極めて泳ぐ方がいいですよ。と話してみたのですが、これもとても上手に実践していました。
ちょっと腕が遊んでいますが、これも3本目には改善されていますよ。

これは3本目に潜ったラチャヤイ島の沈船。
K君は沈没船がとても良かったです。と感想を話してくれました。
軽く手を組んで、腕が遊んでいませんね。
肩が落ちて、肺も柔軟になっています。

今日も沈船の周りは人だらけ。
泡がすごくて、潜っていても人とぶつからないように、緊張しながらのダイビングになってしまうのが残念なところです。
5月の頭は、日本のゴールデンウィークに当たっていますが、中国もホリデーでダイバーがたくさんいました。
それとタイも今日は休日。
そんなこともあって人がいっぱいだったのかもしれません。

お父さんが砂を見つめているのは、実はチンアナゴを見ているところなんです。
そ~と近づいて、じっくり観察していました。
泳ぎを見るともうすっかり、ベテランダイバーのようですね。

コロナ前には、ラチャノイ島もピピ島も潜ったことがあるおふたり。
ログブックにはカメを見ました、なんていうコメントがありましたが、その時の海の印象はあまり残っていないそうです。
ただ今日は透明度も良くて、激流れの中も泳いで、沈船も入って、海の印象は強かったみたいです。
これからはK君が忙しくなって、一緒に遊んでもらえないかも?なんてお父さんは話していましたが、またぜひお二人でダイビングを楽しんでほしいです。
そしてまたプーケットに潜りに来てください。
お待ちしています。