今日、プーケットダイビングにご案内したのは、昨年12月中旬にご予約を頂いたH様。
Googleの口コミを見て、即決したそうです。
そんなH様、まだ経験本数は10本程度。
でもオープンウォーターを取ったのは、フィリピンに留学中の9年ほど前だったそうです。
その時のオープンウォーターは、英語で2日で取得できたそうですが、学科はテストもなく、水圧の話や民間飛行機の搭乗時間のことも教わった記憶がないと話していました。
そのため今回は、しっかりと知識やスキルを身につけたいと、私のショップにご予約を頂きました。

そんなH様は、今日はラチャノイ島ラチャヤイ島3ファンダイビングへ。
明日はピピ島マリンパーク3ファンダイビングの2日間、たっぷりと潜っていただきます。
そんな初日の1本目に潜ったのが、プーケットのラチャヤイ島No1ベイ。
今日は流れはほとんどなかったのですが、大きな沈船の上にはこんなツバメウオが大きな群れを作っていました。
黄色い胸鰭がとても目立ってきれいですね。
スキルに自信がないとはいいながら、安定しておよいでいました。
ただ吐く泡がとても大きかったのと、浅場で浮いてしまうのが、1本目の問題点でした。

バイクはもうボロボロですね。

今日は水温は29℃近くあって、こんな大きなクラゲが一匹だけでした。
つい最近まで、水面から水底までびっしりいたピンクのクラゲたちはどこに行ってしまったんでしょうか?
このクラゲの中をよ~く見ると、カニのはさみが見えるのがわかりますか?
不思議ですよね。
カニがどこでこんな風に中層を浮いているクラゲの中に入り込んだのか?
H様は「ワタリガニ」かな?なんて冗談を言っていましたが、本当にどこか遠くにわたってしまいそうですね。

2本目に潜ったのは、プーケットのラチャノイ島のマンタベイ。
今日は湾内の中央から深場をすこし南へ潜ってみました。
こんな大きなサンゴのあって、中をのぞくように潜っていきました。
2本目になってだいぶ余裕が出てきたようですね。
せっかくマンツーマンで潜っているので、「興味関心があるところをどんどん見ていいですよ」と、スレート書くと、またどんどんと深い方に行きそうになりました。
深度が上下するのはだめですね。なんて注意も加えましたよ。
呼吸の吐く泡もだいぶ細かくなってきました。
こんな隙間にも、上手に呼吸で深度を落としながら覗きに行けてましたね。

もうすっかり浅場でも浮くことがなくなりました。
ここはマンタベイの浅場の水深が5m弱のところ。
エダサンゴの上に群れるスズメダイの中に積極的にはいり込んで、上手に泳いでいました。
こんな風に水底の1mくらい上をいつも泳げるようになると、スキルがぐっと上達しますね。
本人も自信がついたと話していました。

ここも浅場の4mくらいの水深。
日光に照らされて、真っ赤なしっぽが際立っていますね。
レッドテイルバタフライフィッシュという名前もついている、インド洋の固有種。
でも私たち日本人には、げじげじ眉毛の方が、わかりやすいです。

3本目はまたラチャヤイ島に戻ってきました。
3本目になって少し流れが出てきたので、大きな沈船の周りには、こんなフライにしたらとっても美味しそうなマテアジの大群がいました。

この鉄板は大きな沈船のわきにある、頭だけ水底に沈んでいる沈船の周り。
キンセンフエダイの群れや、背中が黄色のイエローバックフュージラーの群れ。
それにマテアジの大群も混ざって、船の周りは魚だらけでした。

ラチャヤイ島の浅場の4m程度の水深。
ちょっと足が頭の上に上がってしまっていますが、それでもけっして水面まで浮き上がってしまうことはありませんでした。
浮く前に吐いたり、沈むまで肺を縮めたり。
船の上でレクチャーしたことを、スマホのメモに書きとどめて、熱心にスキルを実践していました。

今日は潜りやすいラチャノイ島ラチャヤイ島3ファンダイビングへご案内しました。
すっかり自信を付けたH様。
明日は今日身につけたスキルを存分に発揮して、華やかなサンゴや魚種魚影を楽しんでもらおうと思っています。