今日も穏やかな日差しのプーケット。
風邪もそよそよと吹いて、気持ちの良い天気です。
先日マスクの曇り止めの情報をアップしました。
ライターで炙る方法を説明したのですが、それをFacebookにもあげたら、たくさんの情報をいただきました。
今日はそれについて、ご紹介します。
まず、油膜のできる原因から
まず油膜ができる原因についても専門の方からコメントを頂いたので紹介します。
シリコンのマスクは製造時、型から外れやすいように離型剤を塗布してあります。
これが揮発性があって、新しいうちはビニール袋やケースなどの密閉した環境では、ガラス面に付着します。
いわゆるWaxの一種です。このWaxはガラス面だけでなく、シリコンスカートの表面にも付着しているので、どちらも同時にきれいにしないといけません。
メーカーが出荷時に、このWaxを綺麗に落としてから出荷しないのは、保護性もあって、艶のある状態で在庫できるからです。
シリコンスカート部分の隅々を、指先でいいので全部綺麗にするのが重要です。アマチュアの方はガラス面だけを洗って、元々Waxがついてるプラスティックケースに、再び保存してしまうので、また曇りやすくなります。
このコメントはとても参考になりました。
新しいマスクはなんだかてかてかしているな、とは思っていましたが、離型剤だったんですね。
ライターで炙るのは厳禁だそうです
私のブログではライターで炙る方法をご紹介しました。
油膜の取れ具合も確認出来るからです。
同じようにライターで油膜を取っていた方がいたのに、少し驚きました。
ただメーカーの方のお話では、マスクのガラス面は強化プラスチック製ですが、ライターの高温で長時間炙り続けると、割れる心配があるということでした。
強度が落ちる可能性もあるということなので、ライターで炙ることはやめた方が良いようです。
では油膜を落とす方法は?
油膜を取る方法はいくつもコメントを寄せてもらったので、ご紹介します。
クリームクレンザージフ
クリームクレンザージフを使っている方は、多いようです。
研磨剤はとても細かい粒子なので、ガラス面にも傷はつかないだろうということでした。
ダイビング雑誌のモデルが使用する、新品のマスクも事前にクリームクレンザージフで、ガラス面とシリコンも丁寧に磨いて、曇りを防いでいるとのことでした。
車用 ガラス油膜&被膜落とし剤
キイロビンという、ProStaffというメーカーが出しているガラス油膜取りが有名なようです。
40年以上も前から販売されているみたいです。
メーカーの方もこれを使っているということでした。
激落ちくん
メラミンスポンジの代表商品、激落ちくんを使って、油膜を取ってしまうというコメントもいただきました。
中性の食器洗剤とお湯
特に高い油膜取りを購入しなくても、自宅にある中性の食器洗剤で丁寧に洗って、お湯で洗い流せば油膜は取れるというコメントもいただきました。
歯磨きで洗う
これはよく知られた方法だと思います。
ダイビング器材販売店のスタッフもお勧めしている方法です。
ただ私の利用するレンタル器材店のマスクは、歯磨きでは油膜は取り切れませんでした。
油膜を落とすときの注意
最近の高い値段のマスクには、UVcutのコーティングなどが施されています。
そのコーティングはガラスの外側の面にされていますので、そちらを磨いて傷つけないように注意する必要があります。
油膜を取った後の曇り止め
ベビーシャンプー
よく市販の曇り止めを使っている人がいますが、やはりそれなりの値段がします。
今回コメントを頂いた中には、ベビーシャンプーがよいというコメントがありました。
プーケットのインストラクターの中でも、BCDのポケットに入れている人を良く見かけます。
クリームクレンザージフは界面活性剤も入っていますから、これは曇り止めにもなるでしょう。
ペッペッ派
インストラクターの方が、ペッペッ派と言っていましたが、唾もとても効果的な曇り止めです。
ただ以前お話ししましたが、唾はカビの原因になりますから、注意した方が良いです。
お風呂 鏡 曇り止め フィルム
お風呂の鏡の曇り止めのフィルムをレンズに貼っています。という方からコメントもいただきました。
水に濡らすだけで曇らず、一年程度はその効果が続くそうです。
レンズを取り外し、フィルムを貼り、はみ出している箇所をカッターで切り、マスクに取り付ける。
手間はかかりますが、その後は一切手間いらずです。
よろしければお試しください。
とありました。
GULLもマスクの曇り止めフィルムを販売していますね。
1,000円程度となっていました。
今回、ブログからFacebookを通じて、色々な情報やコメント頂いて、勉強になりました。
プーケットにはクリームクレンザージフやキイロビンは売っていませんから、それの代用品を考えて、マスクの曇り止めをしたいと思っています。