今日、プーケットのダイビングをご案内したのは、もう何度か私と一緒にダイビングをされているリピーターのM様、
タイ国内に在住の方です。
今回はメールであれこれ相談した結果、初日にピピ島マリンパーク3ファンダイビングへ、
そして2日目にはラチャノイ島ラチャヤイ島3ファンダイビングへご案内することになりました。
今回はファンダイビングでご予約されましたが、ダイビングスキルアップも希望されています。
すでにアドバンスまでお持ちなのですが、セイフティーフロートを一度も上げたことがないので、ぜひ挙げてみたいというご希望がありました。
そこで3ダイビングすべてで安全停止中にセイフティーフロートを上げてもらったのが、下の写真です。
さすがに潜りこんでいる方だけあって、姿勢がきれいですよね。
8mほどあるロープが全く絡まず、とても上手に上がっていました。
これは1本目に潜ったピピ島のビダノック。
もう風向きもローシーズンの西風から、ハイシーズンの東風に変わっているので、魚影と地形が楽しめる西側を潜ってみました。
水深の10m程度のところには、写真のように”もうこれでもか~”というくらいのキンセンフエダイが群れています。
今日はちょうどその群れの中に大型のアジのホシカイワリやカスミアジ、それにキツネフエフキなどが入り込んできて、もう黄色い群れが左右上下に波打つように動き回るのは圧巻でした。
とても写真やビデオには収まりきらない迫力で、肉眼で楽しんだ方が本当はずっと楽しいと思いました。
ピピ島のビダノックの浅場は、こんなごろごろした岩が並んでいて、ちょっとした地形も楽しめます。
水深が5m程度なので、こんな感じで光が差し込んでキラキラした様子がとてもきれいです。
このあたりを潜っていると、ブラックチップシャークがときどき通過するんですよ。
これは2本目に潜ったピピ島のタートルロック。
タートルロックはピピ島の映画の舞台のマヤベイの隣にあります。
ここを潜る前には、食事の最中にマヤベイ沖にしばらく停泊して、ピピ島観光をしながら食事が楽しめるのも、ダイビングボートの良いところです。
今日はちょうど満潮に当たっていたので、こんな青の洞窟に行ってみました。
光が入って青い水面がとてもきれいですよね。
タートルロックはこんな岩と岩が狭くなった場所がいくつもあって、ちょっとしたアトラクションのような地形を楽しめます。
ここの横には岩の間を抜けるスイムスルーもあって、ちょうど2本目の時間帯は強い光が差し込んで、光のコントラストがとてもきれいでした。
今日はベテランのお客様だったので、タートルロックの洞窟を進んでみました。
いつもは入り口付近で引き返すのですが、今日は満潮ということもあって、洞窟の先まで進むことができました。
ドクマイ島の洞窟と違って、水面下にあるので、光が入って青い世界がとてもきれいでした。
洞窟は100mほど先まであって、どんどん進んでいったあと、水面に顔を出すと鍾乳洞のような景色があって、なんだかドキドキのダイビングになりました。
チャンスがあったら、ライトを持ったベテランダイバーさんにはぜひご紹介したい洞窟です。
タートルロックと言えばカメさん。
これは甲羅が苔むして、顔が鷲のようにとがったタイマイ。
プーケットを代表するウミガメです。
今日は岩やサンゴの間に挟まっていました。
安全停止中には水面に上がったタイマイが、ちょうど降りてくるシーンも見ることができましたよ。
これは3本目に潜ったプーケットのシャークポイント。
今日は少し流れがありましたが、透明度は思ったほどよくありませんでした。
ただ写真のシーホースは、ウミウチワの上に乗っかるようにしっぽを絡めていたので、ばっちり見ることができました。
この横にはもう1匹いたんですよ。
これはハシナガチョウチョウウオ。
プーケットではよく見かけるチョウチョウウオですが、日本のお客さんはあまり見たことがないと聞いたことがあります。
つがいで泳いでいる姿をよく見かけますが、オレンジ色の身体で、ちょっとくちばしのようにとがった口がかわいらしい魚です。
これもシャークポイントを代表する景色です。
大きなウミウチワは流れが強いポイントの象徴。
ただ今日は軽い流れで気持ちよくドリフトダイビングができました。
なかなか立派ですよね。
こんな大きなウミウチワが広がっているのが、プーケットのシャークポイントです。
これはシャークポイントの2の根のトップ。
ソフトコーラルがとても華やかですよね。
少し流れがあったので、ポリープが開いて、まるでお花畑のようでした。
5m程度の水深なので、光が届いて、赤色がよりくっきりと赤く染まっているので、きれいに見えるのだと思います。
今日はダイビングスキルアップもご希望だったので、購入して一度も使っていないセイフティーフロートを上げる練習もしてもらいました。
3ダイブあげてみて、もうすっかり使い方にも慣れて、いざというときには使うことができるようになったと、おっしゃっていました。
モルディブなどでもガイド無しの、バディ潜水をする機会のあるお客様なので、こうしてご自身で安全を確保する道具を使うのは重要ですね。
明日は、潜りやすいラチャノイ島ラチャヤイ島3ファンダイビングに行ってきます。
明日のスキルアップの課題は、ナビゲーションをしてもらおうかと思っています。
明日はどんな景色を紹介できるのか?
楽しみです。