今日、プーケットのダイビングにご案内したのは、ヨーロッパに在住のM様ご家族。
パパと15歳のお兄ちゃん、それに13歳の妹さんの3名で、ご参加です。
ご案内したのは、この時期は透明度も安定したラチャノイ島ラチャヤイ島3ファンダイビング。
本当は2日後の土曜日の予定でしたが、天気がよさそうな木曜日に前倒しして、ツアーへ出かけました。
家族3人だったのですが、お兄ちゃんは体調が良くなかったので、ダイビングボートの上でお休み。
今日は、パパと妹のCちゃんと2人でファンダイビングになりました。
もうここずっとご案内しているのは、プーケットの中で一番透明度が良いであろうラチャノイ島。
写真のように青い世界が広がっていますよね。
パパはかっこいいのですが、体重は100Kg 近いがっしりした体格ので、子供達よりもエア消費が心配。
逆に中学生のCちゃんは、女の子で体重も40㎏台。
当然エア消費量が違うので、事前にメールで、パパ用の大きめのタンクを用意していました。
そのため、Cちゃんには普段使っているアルミの12リットルタンクを、身体の大きなパパは、アルミの15リットルタンクをご用意しました。
パパとラチャノイ島につくまでの間、船の上で話をしたのですが、「私よりも子供たちの方が上手です」とちょっと潜るのに心配そう。
オープンウォーター講習は家族で、ヨーロッパの英語のインストラクターで受講されたそうです。
実際に1本目のプーケットのラチャノイ島のバナナベイを潜り始めてみると、CちゃんはGoproを持って、もう写真撮影に夢中。
パパは一つ一つ確認をしながら、慎重に泳いでいます。
Cちゃんは普段は水泳をしているそうなのですが、水泳をしている人はスキューバダイビングをすると呼吸ができるので、海の中をまるでイルカのように楽しく泳ぐ人が多いです。まさにCちゃんもその一人。
サンゴのぎりぎりを、なんの怖さも感じずに、すいすいと泳いでいました。
なかなか様になっているでしょ。
Goproを持った腕を伸ばして、サンゴの中を撮影していました。
水泳を習っている子供のCちゃんに比べて、大人の方がきわめて慎重。
後ろを泳いでいるパパの様子からも、それがわかりますよね。
子供の方が怖いもの知らず、ということもあってサンゴぎりぎりのところをすいすい泳ぎますが、実は大人と子供の違いってそれだけではないです。
子供の方が肺活量は小さいので、多少息を我慢しても急激に浮くことはありません。
それに比べて、パパのように体が大きな人は肺活量も多いので、息を止めて我慢して、身体がいったん浮き始めてしまうと、驚くくらいに速いスピードで浮上してしまいます。
ウエイトを増やすだけでは、とても対応しきれないので、どうしてもしっかりと呼吸のタイミングを理解して、泳がなければならないのが、大人とには必要になってきます。
パパが苦労しているところはそこなんです。
1本目は多少緊張気味だったパパも、2本目になるとだいぶ余裕が出てきました。
2本目に潜ったのは、プーケットのラチャノイ島のバナナロック。
写真のように、エダサンゴがきれいなポイントです。
「せっかくだから、きれいな写真を持って帰ってください。」と船の上でレクチャーして、「写真に写るときはちょっと息を止めてみましょう。」とお話しした後の写真がこれ。
岩の間に青い世界が見えて、そこにパパの姿が、はっきりと出ていますよね。
中性浮力もしっかりとれて、なかなかかっこよく写ることができました。
ちょうど、ハリセンボンがやってきたので、カメラを向けたところ。
水泳をやっている妹のCちゃんは、キックの力でカメラに映る位置まで深度を下げています。
足が上に上がっているのでその感じがわかりますよね。
それに比べてパパは、呼吸を使って肺を縮めて深度を下げています。
足が下がっているのでそれがわかると思います。
子供は感覚で上手に泳ぐことができますが、大人は頭を使って理論的な泳ぎをして上手になっていきます。
事前に「水の中の呼吸は、生きていく為ばかりではなく、常に浮力をとっているんですよ。」とお伝えしておいたのをしっかり理解して、それを上手に再現できていました。
このハリセンボン以外にも、タマガシラやサンゴとも一緒に、上手に写真に写っていましたよ。
これは3本目に潜った、プーケットのラチャヤイ島No1ベイ。
バイクのあるあたりから潜降して、沈船にたどり着くまでの10分間ほど、ずっと長いタイワンカマスの群れが続ていました。
ちょっと透明度は黄色っぽかったかな?
沈船の中には、キンセンフエダイの群れがいて、CちゃんはまたまたGoproで撮影。
床から天井までそれほど、広くはないんですけど、上手に中性浮力をとっていました。
沈船の一番上にいたのは、マテアジも群れ。
スレートに、「フライにしたらおいしそうなアジの群れ」と書いたのですが、理解できたのはパパだけ。
Cちゃんは、ヨーロッパや海外生活が長いので、日本語はちょっと話せるけど、日本語は読めないそうです。
それにアジといってもわからないのだとパパが話していました。
アジは英語で「mackerel」ですし、ヨーロッパでは日本のように魚を頻繁には食べないみたいです。
これはツバメウオ。
今日は1匹しか出会うことができませんでした。
でもパパはちょうどいいところにいましたね。
ご家族は、1ヶ月間プーケットに滞在されるそうです。
そのため、あと2週間後にもう一度、プーケットでダイビングをする予定です。
今日、ダイビングができなかったお兄ちゃんにも、プーケットの海の楽しさを味わってほしいです。
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