今日、プーケットのダイビングにご案内したのは、日本からお越しのK様とY様。
この日のために、都心のダイビングショップで18mまで潜れるダイビングライセンスを取得してきました。
実は、初めは12mまでしか潜れないライセンスを取ったのですが、それでは体験ダイビングレベルなので、もっと深く潜って楽しめるようにアップグレードしてきたそうです。
実は、初めてダイビングライセンス講習を受けようとする人は、意外と認定カードの種類についてわからない方が多いです。
今までのお客さんの中にも、2日でオープンウォーターが取れるからという理由でショップを選んで、意外と忙しい講習や、ライセンスが取れたのは良かったけれど、スキル練習の時間が少なくて、逆に不安というお客さんが結構いました。
プーケットのオープンウォーター講習は3日なのですが、それでも少し忙しいくらいです。
今回は、スキルアップもしっかりしてもらいましたよ。
今日もご案内したのはラチャノイ島ラチャヤイ島3ファンダイビング。
島に着くまでは、結構波が高くて、横になって眠って頂きました。
島についてしまえば、波は全くなくて、落ち着いて準備できるのがこのツアーの良いところ。
透明度もなかなか良かったです。
女性のY様は、経験本数が10本。
男性のK様は、まだ経験本数が6本です。
潜降はすこし時間がかかりましたが、泳ぎ始めてしまえばそこは、ライセンスを持っているお二人。
楽しそうに泳いでいますよね。
女性のY様の呼吸の特徴は、鼻呼吸になっていること。
本人もよくわかっていたみたいですが、鼻呼吸は気持ちよく呼吸ができるんです。
口で吸って、鼻から吐きだすのは、スポーツをしている人ならば、いつもしている呼吸です。
ただ鼻呼吸の問題点は、浮力をつかさどる肺がしっかり縮まないこと。
そのためどうしても浮きがちになってしまいます。
深場を潜るときはそれほど気にならなくても、浅場になるとどうして不安定になってしまいます。
1本目が終わった船の上で、写真を見てもらいながら、どうすればよいかをお話しました。
男性のK様は、水中カメラにチャレンジです。
今回はカメラレンタルを希望されました。
初めての経験とおっしゃっていましたが、なかなか上手でしたよ。
ただ初心者なので、被写体に十分に近づけなかったり、息を止めている時間が長くなって被写体を上から撮影することになってしまったのが多かったです。
そんな話も船上でしてみました。
2本目に潜ったのは、プーケットのラチャノイ島のフリーダムリーフ。
今日は湾の入り口に、イエローバックフュージラーが小さく群れていました。
透明度が良かったので、青色と黄色の背中がとても映えて、きれいでした。
2本目はカメラを交換してY様が撮影。
サンゴの上のスズメダイを狙っているところです。
鼻呼吸だったY様も2本目からは、ずいぶんと意識して口呼吸ができるようになりました。
ここは5m程度の浅場。
1本目は浮きがちだった水深ですが、2本目はとても安定していますね。
ただカメラに意識が行ってしまうと、鼻呼吸に戻ってしまいますが、それは仕方ないこと。
でも十分に姿勢も呼吸もよくなっています。
カメラを持たなくなったK様。
カメラがないと逆に景色を楽しむことができるようになります。
浅場で出会ったタイワンカマスの群れの中に入って、しっかりモデルさんになっていました。
1本目は息の吐き出しが荒くて大きかったのですが、2本目は肺を絞る感じで細かい泡になっていました。
姿勢もきれいですね。
まだ6本なので、上達の度合いが加速度的に良くなっています。
3本目もモデル役になっていたK様。
魚の群れを見つけると、積極的に中に入り込んで魚と一緒に写るポイントに泳いでいきました。
写真に撮られる楽しみも、ダイビングの楽しみの一つ。
プーケットらしい景色の中に写って、お土産に持って帰ってもらうのも、楽しいと思います。
今日は曇りがちな天気だったので、3本目のラチャヤイ島の沈船の周りもちょっと暗かったです。
ただ船の周りにはキンセンフエダイの大群と、タイワンカマスの大群が同時に群れていて、おさかな天国を楽しんで頂きました。
写真はキンセンフエダイの大群の中を泳ぐお二人です。
とても安定して泳げるようになっています。
これはキンセンフエダイの大群の前。
すごいでしょ。
ピピ島のキンセンフエダイの大群もすごいですが、それに匹敵するくらいの迫力がありました。
写真の上下左右、枠の中に納まりきらないほどの魚の量なのがわかってもらえるでしょうか?
実際の海の中は、魚が動き回るので、さらに迫力があります。
今日もツバメウオに出会うことができました。
もうすっかり自分が思うところに泳げるようになっているお二人。
吐き出す泡も細かいですし、姿勢や視線も上手になっています。
ご本人がスキルアップを実感されていたのも、うれしかったです。
今回はまだまだ初心者ということもあって、できるだけ潜りやすいラチャノイ島ラチャヤイ島3ファンダイビングへご案内しました。
島に着くまで、波がありましたが、酔い止めをしっかり飲んで、横になれたので、お二人とも船酔いすることなく1日を過ごすことができました。
透明度の良い海で、たくさんの魚たちを見ていただいて、スキルアップもできて、ご満足いただけたようです。
プーケットにはまだまだ魅力的なポイントがたくさんあります。
ぜひまたプーケットにきて、今度はサンゴや大物も見て楽しでいただきたいと思います。
お待ちしています。