今日、プーケットダイビングをご案内したのは、日本からお越しのご夫婦。
奥様はもう30本程度のダイビングを海外で潜っていて、旦那様は日本でオープンウォーターを取得して初海外。
今日は潜りやすいラチャノイ島ラチャヤイ島3ファンダイビングへ。
1日あいだをあけて、明後日はピピ島マリンパーク3ファンダイビングへご案内します。

多くのお客様がそうなのですが、初日の1本目はみなさんなかなか潜降ができません。
今日のおふたりも、ロープ潜降が中心で、フリー潜降はあまりしたことがなかったようです。
1本目ってみなさん緊張もしているし、ウエイト量もよくわかっていないし、それにウエットスーツも乾いているので、なかなか沈まないのですが、あえてあまり上手にできないと言っていたフリー潜降をしてもらっていました。
多分普通のガイドならば、そんなときにロープ潜降を選ぶと思います。
でも、2日目のピピ島マリンパーク3ファンダイビングは流れもあって、ロープ潜降はできません。
なので、上手にできないフリー潜降をしてもらって、その失敗を1本目が終わったところで、船上で写真を見ながらフィードバックして、より上手な潜降方法を身につけてもらおうと考えました。

潜降はちょっとうまくいきませんでしたが、それでもこうして潜り始めてしまえば、さすがオープンウォーターダイバーですね。しっかり中性浮力をとって泳ぐことができています。

そんなおふたりですが、写真に撮られることにはあまり慣れていません。
きれいな景色の前でも、なんだか泡がバクバク。
せっかくトリムをとってきれいな姿勢で泳いでいたのに、身体を起こしてしまっています。
海の中ではトリムをとった魚の姿勢の方が自然ですね。

小さくて、キラキラした小魚が、浅場の砂地ではこんな風に群れていました。
ファンダイビングって、いろいろな楽しみ方があると思うのですが、こんな小さな魚たちと一緒に楽しむのもファンダイビングですよね。

これは2本目に潜ったプーケットのラチャノイ島のフリーダムベイ。
ピースサインをしながら、でもお二人の顔がハッキリわかるでしょ。
これ、写真に撮られるときに、「ちょっと息を止めてみましょう。」って話しているんです。
魚やサンゴは、海の中では泡がないから、自分の色がきれいに出ますよね。
人間はどうしても泡が出てしまうので、顔が消えてしまいます。
でもこうしてちょっと泡を消せば、自分の色がきれいに出ます。と話しています。

これは2本目の旦那様。
魚たちが少しカメラの方に向かってきて、なんだか絵にかいたような構図になりました。
泡もなくて、ダイバーの姿が映えてかっこいいですね。
ファンダイビングでも、スキルアップして、上達を実感するのも楽しみの一つだと思います。

インド洋の固有種の話もして、プーケットの景色の中に写りこんでもらいました。
泡もなくて、魚と同じようにきれいですよね。
ファンダイビングで、写真に撮られるのも、楽しみの一つだと思っています。

これは2本目に潜った、フリーダムリーフの浅場4m程度の場所。
こんな魚たちと一緒に魚に写ることができました。
オレンジ色のネッタイスズメダイや、水色のデバスズメダイが、サンゴのうえに蝶々の群れのようにひらひら待っているのは、とてもきれいな景色です。

今日は昼過ぎ頃から徐々に波が高くなってきたので、3本目はプーケットのラチャヤイ島のバンガローベイ。
幸い透明度はそこそこ良かったので、こんなサンゴの上も楽しむことができました。

水の中は無重力。
こんな風にぷか~と浮くなんて、大人数のチームで潜っているとなかなかできません。
私のショップは1日1組なので、ダイブタイムの50分間をどう使おうがそれは自由。
海の中を楽しんでもらえればそれでよいと思っています。
こんな浮遊感を楽しむのもファンダイビングの楽しみに一つだと思います。

これはバンガローベイのキンセンフエダイの大群と、フタホシフエダイの大群がまざったところ。
大きな群れになっていました。
もちろんこんな魚たちと一緒に泳ぐのも、ファンダイビングの楽しみに一つですよね。

ファンダイビングって、いろいろな楽しみがあると思っています。
魚を見たり、サンゴを見たり。
写真を撮るのも楽しみに一つだと思います。
それ以外にも浮遊感を楽しむのも、ダイビングの醍醐味の一つですね。
でもそれに加えて、写真に撮られる楽しみだったり、スキルアップして上達を実感するのも、楽しみの一つだと思っています。
お客様にいろいろな楽しみを提供していきたいと考えています。
明後日はピピ島マリンパーク3ファンダイビング
今日身につけたスキルを使って、今度は地形や光と影、それにサメやカメや、驚くような魚たちと華やかなサンゴも楽しんでもらおうと思っています。